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「大村屋ならではのプランを」スタッフ・吉川さん考案の4プラン

旅館大村屋のフロントスタッフの吉川さん(ヘネシー)が考案したプランは以下の4プランです。

  • 温泉旅館でレコードもキレイにしようプラン

  • 本棚GETプラン

  • 暮らし観光体験プラン

  • バリアフリーサポートプラン

「温泉旅館でレコードもキレイにしようプラン」内容と料金

Clean

レコードを洗浄できる装置を使い、きれいになって音質向上したレコードを大村屋のサウンドシステムで聴きながら楽しめるプランです。温泉旅館で自分もレコードもきれいになりましょう。

1組につきLP5枚分の洗浄サービス無料(通常1枚300円。5枚以上の場合は追加料金です)

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「温泉旅館でレコードもキレイにしようプラン」考案者の想い

──吉川さん、こういうプラン考えるの好きそうですね。実際、一人だけ既定の用紙じゃないの使ってるし……。

Wordを使ってぎっしりと打ち込まれている

今回、プランを考えるということで……。北川健太が目指しているところ。そして、当館にいらっしゃるお客様との乖離……。ここですよね……。これをどうすれば埋められるのか……。そんなプランができないか……。そこが課題でした……。

──(うわ、こういう感じか。話長くなりそうだな……)

私が出した結論は、「コンセプト強化」のプランが大切だということ。

──おお、意外とシンプルな結論だった。なるほど。そこで生まれたのがレコード洗浄がついたプランなんですね。

とある日にですね、老婦人が「湯けむりラウンジ」でレコードを出されたんですよ。そして「これをかけてください」と。

大村屋では好きなレコードが流せる

──いつもの大村屋の光景ですね。

お客様はすごく懐かしそうに、いい表情でレコードを聴いていました。お話をよくうかがうと、亡くなったご主人と一緒に聴いた思い出のレコードだったそうです。「レコードを聴く機材はもうないし、レコードもだいぶん捨てちゃったけど、これだけは捨てられなかった」と。

──なるほど……。そういう方は多そうですね。レコードを聴かせてあげられてよかったなぁ。

そういう出来事があって、ぼくも思わずほっこりしちゃったわけですよ。それで、せっかく想い出を蘇らせるなら鮮やかにしたいじゃないですか。となると「レコード洗浄」。ですよね。

──急にレコードマニアの価値観がカットインしてきた。まあ、確かに想い出のレコードであればあるほど、劣化してるでしょうからね。

想い出を蘇らせるような、プライスレスな旅ができる場所として、大村屋がお役に立てればいいかなと思っております。

──大村屋の「音楽」という軸に忠実なプランですね。ぼくも親のレコードとか洗浄してみたくなっちゃいました。洗ってすぐ聴けるなんて、楽しそうですね。

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「本棚GETプラン」内容と料金

大村屋の大浴場フロアに広がる「湯上がり文庫」の本棚スペースを手に入れられるプランです。

ご自身の選書(3〜5冊程度)を紹介できます。本の提供(蔵書)と本の紹介文と氏名を掲載できる方のみ、お申込みいただけます。

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「本棚GETプラン」考案者の想い

──これもまた、独特のプランですね。

湯上がり文庫は、大村屋で働く前から一人でここで本を読んでいて、好きな場所だったんですよね。ここをもっとお客様に楽しんでいただくにはどうすればいいかなと。

湯上がり文庫
大村屋の大浴場フロアに広がるスペース。温泉街に関わる地元の方を中心に50名の方に選書していただき本棚を構成しています。本を知るだけでなく人も知れる場所です。

──そこで本棚GETプランというわけですか。

あのスペースを好きになると、本好きの方だったら「自分だったら、あの本を選ぶなぁ」という思想に行き着くんです。だから、ぜひご紹介していただこうというプランです。

──なるほど。自分の選書が置かれている宿ができるってのも、またいいですね。究極の湯上がり文庫の楽しみ方かも。

もちろんレコメンドコメントはしっかり書いていただいて。湯上がり文庫もバージョンアップできるし、本棚を持ってくださった方はきっと愛着を持ってくださって、リピートも期待できます。

──「行ったら、オレの本が置いてあるから読んでみて」とカッコつけながら大村屋を紹介できるのもいいですね。コンセプトにぴったりな吉川さんらしいアイディアです。

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「暮らし観光体験プラン」内容と料金

嬉野コンシェルジュであるヘネシー吉川が嬉野のまち案内をするプランです。大村屋が連載中のnote「暮らし観光案内所」を参考にするのもよし、ヘネシーさんのおすすめに身を任せるもよし!

所要時間はチェックインもしくはチェックアウト後に1時間30分〜2時間程度です。嬉野温泉を人一倍楽しみましょう!

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「暮らし観光体験プラン」考案者の想い

──続きますねえ、大村屋らしいプラン。暮らし観光体験プランですか。

ヘネシー吉川が嬉野の街を案内しますよというプランです。トゥクトゥクもありますので、有効活用したいなと。

──これはシンプルですね。いつもの宿泊に嬉野の案内ツアーがついているプランということですね。ヘネシーさんならではでもある。

私はやっぱり「+αのヴァリュー」を生み出すのが得意分野ですので、そちらの方向で貢献できる土台作りをしていきたいと思っているんです。

──なるほど。今の大村屋では吉川さんのヴァリューを生かしきれていないと。

まあ、お客様がいらっしゃった時、玄関での私の「微笑み」で、かなりのヴァリューは与えているんですけれども。ヘネシースマイルで。でもね、ちょっとそれだけだともったいないと、お客様も……。

──?

おやおや?

──すみません、ちょっと気を失ってました。よいプランですね。嬉野の街の魅力をぜひ感じてほしいです。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」に登場した方々もご紹介したいですね。

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「バリアフリーサポートプラン」内容と料金

車いす利用を想定したバリアフリー対応ルームを使った、バリアフリー対応プランです。お客様の状況をカウンセリングし、諦めていた温泉旅行を実現するために、バリアフリー温泉コンシェルジュの吉川博光の全力サポートが受けられます。

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「バリアフリーサポートプラン」考案者の想い

──なんか、聞くところによると吉川さんはバリアフリーツアーの専門家でいらっしゃるとか?

私は自分で言うのもなんだけど、バリアフリー温泉コンシェルジュとしては「日本一」と言ってもよいのではないかと……。国連にも表彰されています。

──吉川さんが「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」の職員だった頃のことですね。なるほど、吉川さんはバリアフリー温泉の専門家だったのか。

全然生かせてないので、それを生かしたいなと。温泉って、けっこうバリアが多いんですよ。たとえば、家で介護をされている方はさまざまな介護の中でも、もっとも大変なのが入浴介護なんです。

──そうですよね。自宅でもたいへんなのに。旅行先で入浴なんてまず無理だなと諦めてしまいそう。

大村屋で入浴介護をしている様子

バリアフリー温泉をやるにあたって、まずは「相談」からです。それぞれで状況が違うので。そして、ヘルパーさんにも協力をしていただきながら、対応します。大村屋では、過去に半身付随の方の対応もさせていただいたことがあります。

──まさかそこまでとは……!! バリアフリーって「段差がない」とか「浴室に手すりがある」くらいかと思ってました。ガチですね。

「もう温泉旅館なんて行けないと思ってた」と言われることがありますからね。それくらいのレベルで重要な旅行になります。

──なるほど。これも実際に予約が入ったときには、取材してみたいですね。

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