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「しっかり、手、洗った?」

今、外出後の手洗い、うがいは鉄則です。また、自粛して家で帰りを待っている家族からすれば、外から帰って来た家族の手洗い、うがいが気になって当然です。しかし、態度やそのタイミングで、相手との関係が悪くなることがあります。

家族にいつも言われます

私の家族は、私以外、すべて女性です。家族からすると私の行動は、ずぼらに見えるようです。私が外から帰って来ると、家族それぞれが私に言います。
「お父さん、手、洗った?」

一人ぐらいなら、「うん」とか「あぁ」と受け流します。しかし、続けて3人に言われると、ついむきになり、「洗ったって言ってるじゃん」と口調がきつくなります。そうすると相手も、「そんなことでムキにならなくてもいいでしょう…」と言い返します。この直後の夕飯は気まずく辛いです。

理不尽な子どもたち

しかし今までは、私が子どもたちに同じことを言ってきたのです。子どもたちは、毎日、毎日、同じことを言われていたのです。「もう、わかってるよ」、「言われなくてもやってるし」そう思っていたのだと思います。またそう思いながら、イライラ、バタバタと動くと、「もっと静かにやりなさい」と親に注意されます。理不尽です。

自分が言われてみて、気がつきます。

福祉サービスでも…

私が経営する、障害福祉サービスの事業所でも同じです。利用者が、外活動から帰ってくると支援者が声をかけます。「おかえりなさい、手を洗った?」。支援者は、複数いるので何人もの支援者から同じことを言います。利用者は、「しつこいなぁ」と思っていることと思います。

利用者が外から帰って来たとき、その利用者の動線を見ていれば、手を洗ったかどうかは簡単にわかります。万が一、洗面所に向かわずに他のところに行ったとき、そのとき始めて、「先に手を洗おうか」と声をかければことは済みます。

それぐらいの余裕を持って支援をしたいと思います。

反省

また、自分の行動にも余裕をもって手洗い、うがいをします。家族の声かけに反発をしたら、「お父さん早すぎ」と言われてしまいました。

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