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仕事のこと

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2020年12月の記事一覧

2020年、Zoomよ新しい世界をありがとう!

2020年、Zoomよ新しい世界をありがとう!

2020年も残り3日となりました。少しだけ2020年をふりかえります。

2020年はコロナ禍により、「オンライン元年」と呼ばれています。私の仕事は、障がいのある人が利用する事業所の経営です。ほとんどの業務が対面で、在宅勤務が難しい仕事です。しかし、工夫をすればオンライン化できる業務もあります。しかし、この業界の中には、だいじなことは顔を合わせて話をしないと伝わらないと信じ込んでいる人がたくさんい

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サンタクロースにあこがれて

サンタクロースにあこがれて

クリスマスです。サンタクロースさん、プレゼントをありがとうございました。また、夜通しお疲れさまでした。

私は、学生のころ、サンタクロースにあこがれていました。そこで、せめていでたちだけでもサンタクロースになろうと思い、東急ハンズでサンタクロースの服を買いました。最近は、100円ショップでもサンタクロースの服を売っています。しかし、私が買ったのは、昭和です。まだとても高価な買い物でした。

クリス

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接遇研修、社会人一年生のつもりで…

接遇研修、社会人一年生のつもりで…

今日は、人権研修でした。私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。私たち支援者は、定期的に人権に関する研修を受講することが義務付けられています。今年は「接遇」というテーマで研修を実施しました。

実践に活かすための研修今年度の研修は、新しい試みをしました。従来の研修は、私が講師を務めたり、近隣の事業所の方に来ていただいたり、個々で研修センターが企画する研修に参加していました。それに対し

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ご家族の注文と支援内容が食い違ったら(我が家でスーパービジョン④)

ご家族の注文と支援内容が食い違ったら(我が家でスーパービジョン④)

対人援助の仕事で悩ましいことは、ご本人の希望とご家族の希望がずれているときです。私たち支援者は、ご本人の希望に基づいて支援をします。しかし、その支援についてご家族から反対の注文が出ることがあります。

我が家のスーパービジョン最近、我が家では、夜な夜なスーパービジョンが展開されます。福祉業種におけるスーパービジョンとは対人援助におけるスキル向上を目的とした教育システムです。

長女と次女が、家から

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禁句「余計なことはしなくていいから」

禁句「余計なことはしなくていいから」

利用者から相談を受けました。その利用者は、ある支援者から「余計なことはしなくていいから、まずは自分のことをしなさい」と言われてしまったというのです。その利用者の話しか聞いていないので、詳しい状況まではわかりかねます。しかし、利用者がそう言われたと言っている以上、有効的な声かけてではありません。

私も「余計なこと…」を多用していた私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。今は理事長です

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第三のnote

第三のnote

今、第三番目のnoteを作っています。

まもなく、私がnoteを初めて3年になります。その間、毎日、noteに記事を投稿してきました。今日が連続719回目の投稿です。すっかりnoteの魅力に取りつかれています。

新しいアカウントを作るまた、今年の春、私が経営する社会福祉法人用のアカウントを作り、noteを書き始めました。これは、公式ホームぺージのアネックス(別館)として、月に2~3回、日常の様

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今日の講演「暮らしの中に必要なボランティア」

今日の講演「暮らしの中に必要なボランティア」

今日は、地域の社会福祉協議会の依頼で講師をしました。また、私がこのような仕事をするときは、できるだけ私の事業所を利用してくださっている人たちにも一緒に行っていただき、お話をしていただくようにしています。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。ときどき、講師依頼のお話をいただきます。今日のテーマは、「暮らしの中に必要なボランティア」でした。まず、私が概略を説明し、私が編集した動画の

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まちあるき点検(私の復活宣言)

まちあるき点検(私の復活宣言)

去年の私には、絶対にできない仕事を引き受けました。これは私の復活宣言です。

今日の仕事は、「横浜市バリアフリー検討協議会まちあるき点検」です。指定された駅周辺を利用者の皆さんと一緒に歩き、歩きづらい場所、使いづらい公共設備をチェックして伝えるというものです。

私は、障がいのある人が利用する事業所の経営をしています。今日は、事業所の利用者2名と一緒に参加をしました。

駅の点検駅に集合したあと、

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座席は誰が決めるの?(我が家でスーパービジョン③)

座席は誰が決めるの?(我が家でスーパービジョン③)

利用者が座る座席の話です。福祉サービスを提供する事業所で、利用者が座る席、たとえば、作業やレクレーション、食事などの席です。誰がどこに、誰の横に座るか、それらは、そこの支援者が決めることがほとんどです。そのことについて娘から質問がありました。

「ねぇ、お父さん、(利用者の)席って誰が決めているの?」
「いつも一緒(の席)じゃなきゃいけないの?」
「隣に誰が座るかって、大きな問題だよね」

我が家

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正しいことよりも答えて欲しいことを答える(我が家でスーパービジョン②)

正しいことよりも答えて欲しいことを答える(我が家でスーパービジョン②)

対人援助の仕事において、利用者を否定しないというのは大原則です。しかし、とっさに利用者の言葉を正してしまい、利用者を不安にさせてしまうことがあります。

我が家のスーパービジョン最近、我が家では夜な夜な、スーパービジョンが展開されます。福祉業種におけるスーパービジョンとは対人援助におけるスキル向上を目的とした教育システムです。

長女と次女が、家から歩いて5分のところにある高齢者デイサービスでアル

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ビデオカメラに向かってしゃべるときってどこを見ますか?

ビデオカメラに向かってしゃべるときってどこを見ますか?

今日は、動画の撮影がありました。あいさつだけを別撮りすることになり、カメラに向かってあいさつをしてきました。考えてみると、カメラだけに向かってしゃべるのは初めてのことです。どこを見たらいいのかわからず、視線が泳いでいました。

シンポジウムの動画配信の準備私は、障がいのある人が利用する事業所の経営をしています。また、地区の関係団体の集まりでは、会長を務めています。その集まりでは、毎年12月に啓発イ

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そっとささやく、メリークリスマス!

そっとささやく、メリークリスマス!

もうすぐ事業所のクリスマス会です。今年のクリスマス会は、静かなクリスマス会です。私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。今年は、コロナ感染の第3波を受け、クリスマス会の内容に注意をうながさなければいけません。たいへん残念です。

グループホームのクリスマス会(例年は…)各事業所のクリスマス会はにぎやかです。グループホームは2つのグループホームが集まって、ピザやお寿司のデリバリーをとり

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連絡帳に書かれた家族からの申し出

連絡帳に書かれた家族からの申し出

障がいのある人が利用する事業所を経営しています。福祉業界には、利用者のご家族と支援者の間を行き来する連絡帳があります。ある休み明けのことです。連絡帳に「悪いことをしたらきつく注意してください。隠さず教えてください。」という一言が書いてありました。利用者の家族からです。

連絡帳を書く福祉業界に存在する、連絡帳の必要性について考えています。利用者の中には、自分で一日のできごとや連絡事項を家族に伝える

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連絡帳にネガティブなことは書かない

連絡帳にネガティブなことは書かない

福祉業界には、利用者の家族と支援者の間に「連絡帳」が存在します。これは暗黙の了解です。「連絡帳」には、支援者が今日のできごとを書きます。またご家族によっては、ご家庭での様子を書いてくれることがあります。この「連絡帳」が必要かどうかは、今後、議論していかなければいけないことだと考えています。

昨日noteには、なぜ「連絡帳」を書くのか、ということについて書きました。今日は、この「連絡帳」に書く内容

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