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仕事のこと

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2020年1月の記事一覧

アドラー心理学とソーシャルワーク

アドラー心理学とソーシャルワーク

大学のスクーリングで、相談援助について学んできました。この相談援助に関する理論や技術を学んでいると、これってアドラー心理学じゃん、と思えることがたくさんあります。

相談援助においては、ソーシャルワーカーの倫理綱領を遵守しなければなりません。今回のスクーリングでは、ロールプレイを交えて、ソーシャルワーカーの倫理綱領について学びました。その講義の中でもアドラー心理学で学んだことが随所に出て来ました。

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防犯カメラの設置

防犯カメラの設置

来年度予算の検討を始めました。その中で防犯カメラを設置する方針を決めました。

私の法人は小さな事業所が6ヶ所あります。もともとは障がいのある人のご家族が自主的に始めた事業所です。ご家族と一緒に作り、一緒に守ってきました。その小さな事業所が一つになってできた社会福祉法人です。昔は、自分たちのための事業所でした。しかし今は、地域の社会資源として存在します。安全対策も強化していかなければいけません。

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障害福祉サービスとキャッシュレス化

障害福祉サービスとキャッシュレス化

社会はキャッシュレス化が進んでいます。私の働く分野、障害福祉サービスとキャッシュレス化について考えたことを書きます。

法人が業務委託をしている税理士事務所から機関紙が届きました。その中のに「“お賽銭”“お年玉”までキャッシュレス」というコラムがありました。

記事によれば、神社のお賽銭箱の脇にQRコードが掲示され、それを読み取ることでお賽銭が支払われるという仕組みで、外国人観光客に人気とのことで

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日中活動に親が来る…嫌だよね。

日中活動に親が来る…嫌だよね。

私は、障害福祉サービスを提供する日中活動事業所を経営しています。日中活動に参加する障がいのある人は基本、18歳以上です。その日中活動は、働く場所という役割も持っています。そこに家族が来ることがあります。そうすると、利用者本人は嫌な顔をします。支援者は、そこに敏感になれません。

日中活動の歴史をさかのぼると、小規模な事業所の多くは、障がいのある人の家族が自主的に始めました。そのころは、家族の協力が

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自分のお金をすぐに使えないさみしさ

自分のお金をすぐに使えないさみしさ

福祉サービスにおいて、事業所・支援者と利用者は契約による対等な関係になりました。しかし、実際の支援場面においてはまだまだ不十分です。

冬休み中の12月30日にグループホームに入居されている利用者から電話がありました。ちょっと買物をしたらお金がなくなっちゃった、お正月に出かけたいけどどうしようというのです。

私たちは利用者のお金の管理を手伝っています。利用者のお金の管理は、行政指導のもと厳重な体

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相手の関心に関心を持つ

相手の関心に関心を持つ

2020年の仕事始めの日、グループホームで生活をする利用者が、支援者に冬休み中のことを話ていました。

その利用者は、自分で伝えたいことがあります。しかし、それを上手に言葉や文章にすることができません。今回、話をしてくれた内容は、
「年末にグループホームでピザを注文して食べた、とても美味しかった。今度、食べに来て欲しい。15日の日曜日はどうだろう。」
おおよそ、このような内容でした。

同様の話は

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仕事始め

仕事始め

私は、障がいのある方に福祉サービスを提供する事業所を経営しています。その内の日中活動事業所は、今日、01月06日(月)が仕事始めでした。

今回は長い冬休みでした。利用者の中には、毎日電話やメールをくれる人がいました。仕事を初めの日を心待ちにしていました。今日の利用者は、皆さんパワー全開でした。

長い休みにかぎらず、休み明けの事務室は大混雑をします。話をしたい利用者がたくさん来てくれます。今日は

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