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自治体の仕事は、過去を未来へとつないでいくものだから


2021年が始まりましたね


2021年がスタートして、
早くも10日以上が経ちました。

自治体でお仕事をされている方々は
いかがお過ごしでしょうか。


2021年はどんな年になるのだろう。


目の前には新型コロナウイルスの猛威があり、
思うにままならない日常が存在する一方で、

5G通信が始まったり、
日本独自の衛星測位システム
「みちびき」の活用が進んでいたり、
自動車の運転支援システムが普及したり…。

人々の生活がより便利に、安全になるような
技術の開発や利用は、
着実に進展しているようです。


目の前の不安なことと、
将来に向けて楽しみなことと、
いろんなことがいっぺんに起きている、
それが今の時代なのかもしれません。



自治体の仕事は、過去を未来へとつないでいくものだから


自治体の仕事をしていて、
時間の意識って、ほんとうに大切だなと
思うことが何度もありました。

目の前のことにちゃんと対応していくことは
もちろん大事なのだけれど、
今、手を打っていくことが、
数十年先のまちの姿に大きな影響を与えていく。

それが自治体の仕事、ですよね。


今、ウイルスの猛威によって
急ストップがかけられた仕事も
あるけれど、

じゃぁ、ウイルス対策が進んだら
そのまま元に戻すのかってことは、
今のうちに考えておく必要が
あるのだろうなと思います。


よく、
オンラインの急激な進展の様子などから、
新型コロナウイルスは
時計の針を一気に進めたと
言われることがあります。

世の中が一気に進んだのに、
自治体が必死にそれを戻そうと
してしまうと、
ひずみが大きくなってしまいそうですね。


10年先、20年先のことって
誰にも分からないことだけれど、
分からないからこそ、
考え続けていくことが
大事なのだろうなと思います。


過去から続く「まち」を、
どうやって未来へとつないでいくだろう。


難しくって、
簡単に答えなんて出ないけれど、
そこを考え続けて、
分からないなりに手を打って、
まちづくりを前へと進ませていく。

それが自治体の仕事の
醍醐味でもあるのだろうと
思います。


特定の分野の話ではないので、
ちょっと抽象的な内容に
なってしまいました。


今の時代は、
考え続けることや
その考えを交換し合うことが
今まで以上に大事になっていると
感じます。

学び合い、論じ合う
松下村塾のような場が
必要なのかもしれません。



私は課長時代、
「どうしたい?」
「どうすればいいかな?」と、
簡単に答えを出さずに
職場の仲間と一緒に考える時間を
できるだけ設けるように
していました。

早く処理して
次の資料作成に取り掛かりたい職員には
じれったく感じる面も
あったかと思いますが、

結局は、
こういう考えることの積み重ね以外に
職員の仕事力を上げる手立てはないのだと
実感しています。

忙しいけれど、
今年も考えていきましょう。




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