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No.31 「わかりあえないところ」から、スタートするくらいがちょうどいい


1日0.2%の成長で起こせ!
静かなる自分革命


私は自治体職員として働きながら、
コーチングを学び、
人の強みを診断するツール、
「ストレングスファインダー®︎」について学び、
それを実務に活用していたのですが、

学びを深めるにつれて、
一緒にチームで働いている人であっても、
一人ひとりの価値観や視点というものは
全く異なるし、
なおかつそれは、ずっと異なったままなのだ
ということを
痛感するようになりました。


本当に一人ひとりって、
違うものなんですよね。


同じ組織、同じ分野、
そして同じ部署で働いていると、
理屈では一人ひとり違うよね、と
思っているにもかかわらず、

実際には
「同じ感覚を分かっているよね」
という前提で
仕事を進ませていく場合が
とても多いものです。

上司から部下への仕事の指示や、
同僚同士で打ち合わせをする場面などでも、

なんとなく同じ感覚を共有している前提での
話し合いというものが進められていきます。


でもこの、「わかっているよね」という
なんとなくの感覚が落とし穴となって、
ミスが発生したり、
仕事のやり直しが発生したり、
場合によってはお互いを
マイナス評価し合ったり、
モチベーションを下げあったりしてしまう。

そんなことも多く発生してしまっているのが
現実です。


一人ひとり大切にしている価値観は、違う

一人ひとり見ている視点は、違う



このことは、
ずっと忘れずに
頭の中に入れておいてほしいと思います。



たとえば、
人事異動で新しい職場へと移るとき、
自分は新しい職場に馴染めるだろうか、
周りの人との相性はどうだろうかと
気になって不安になる人も
多くいると思います。

ここははっきりと、
「そのままではわかりあえないよね」
という感覚からスタートした方がいい。

「そのままではわかりあえない」を
スタート地点として、
「わかりあうこと」に能動的に取り組んでいく。


「わかりあえない」を前提にするから、
お互いの価値観やお互いの視点を
尊重するところから
スタートしていくことができます。

「わかりあえない」を前提とするから、
自分の考えていること、感じていること、
目指したいことも、
丁寧に言葉にしていこうという
気持ちが湧いてきます。

「わかりあえない」からスタートするから、
わかりあうための努力を
惜しまないようになるのです。


「わかりあう」努力をする職員がいるチームと、
それをしない職員がいるチームでは、
チームパフォーマンスが
変わってくるということは、
容易にイメージがつくのではないでしょうか。



今は、一人ひとりが、
あえて意識してコミュニケーションコストを
払う必要のある時代です。


チームとしての生産性を上げるためにも、
居心地の良さを創り出すためにも、


「わかりあえない」から
スタートするくらいがちょうどいい。

この感覚、持っておくと役立つと思います。




こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ちます。

1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。

こちらのマガジンにまとまっています。
マガジンのフォローをお待ちしています。
「自治体職員サポートマガジン」https://note.com/ryoji_saito/m/m53582723e9a0

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