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地理旅

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地理教師が約50ヵ国・地域を歩いて、見て、感じて、考えたこと。自分の生き方、在り方を問い、羅針盤をつくっていく旅。
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#地理

地理旅#14「エチオピア編〜The New Spirit of Africa〜」(2024.8)

ソウルでの途中降機を経て、エチオピア航空で12時間…10年ぶりにアフリカの大地に降り立った。…

地理旅#13 「モンゴル編~ALWAYS MOVING」(2024.7)

朝日を目指してモンゴルの広大な大地の丘に登った。標高1,500mの高原は、一日の中に四季があ…

地理旅#12 「ニュージーランド編~多様性先進国への"越境"」(2023.9)

6年ぶり2度目のニュージーランドを訪れて、多様性について探究して、その一端に触れてきた。…

なぜ、いま地理なのか?~高校「地理総合」必修化を目前に控えて

2022年4月、高等学校における地理がおよそ50年振りに必修化する。 ・・・と言っても、多くの方…

地理旅#11「チベット編③~聖地の引力」

生きる、死ぬ、そして還る僕ら教員一行は、拉薩の町中を巡ったあとでチベット人の民家にお邪魔…

地理旅#10「チベット編②~他者のために祈る」

赤がなびく聖地チベットの聖地を求め、青蔵鉄道約2,000kmの旅路を経て、天空都市・拉薩(ラサ)…

地理旅#9「チベット編①~天空列車に揺られて」

民族の交差点2017年、夏。地理教員で企画している海外研修のスタッフとして、チベットの聖地を目指す旅に出た。 上海を経由し、青海省の省都・標高2,250mの西寧へ。ホテルに到着したころには日付も変わっていた。これから訪れる標高4,000~5,000m級のチベット高原への高地順応も兼ねて、西寧で一日を過ごすことに。 西寧は、中国のほぼ中央部に位置しており、漢民族のほか、ムスリムの回族、チベット族、モンゴル族などが住み、古くから異民族が混ざり合う都市を形成してきた。ここでは、

地理旅#8「ヨルダン編~おまえは、何のために生きている?」

地球でイチバン低い場所イスラエルを後にして、再びヨルダンへ戻ってきた。次に訪れたのは、地…

地理旅#7「エルサレム編〜青空の不協和音」

架けられた橋、架からぬ橋カタールを発って、ヨルダンの首都・アンマンに着いたのは18時過ぎ。…

地理旅#6「カタール編〜描かれない国を目指して」

2014年の暮れ、僕は世界の宗教対立の中心に立っていた。イスラエルの事実上の首都・エルサレム…

地理旅#5「インド編④~違和感を抱いて生きる」

マザー・ベイビー・スクール今回の旅の目的はもう一つ。それは、ヴァラナシ郊外にあるマザー・ベ…

地理旅#4「インド編③~死を想え」

街を泳ぐヴァラナシに到着するや否や、広がる光景に笑うしかなかった。8月のインド北部はモン…

地理旅#3「インド編②~墓に響く罵声」

五感ダイレクトアタック朝食はバナナとインド定番のチャイ(お茶)。こちらの屋台では1杯16円…

地理旅#2「インド編①~万有引力」

万有引力タイの次に選んだ旅先は、インド。22歳の夏。偶然が重なり、ああ、もうこれはインドに呼ばれてると思えるほど、立て続けにインドへの誘惑に駆られた。 1つ目は、タイに連れ出してくれた親友がインドからの帰国子女で、いつかそのルーツを見に行きたいと考えていたから。2つ目は、当時の彼女(現在の妻)が先にインド訪問を果たし、マウンティングされていたから(笑)。そして3つ目は、美容師さんに『旅学』という雑誌を勧められ、そこに映し出されてたインドの姿に揺さぶられたからである。 雑誌