『我々はなぜ我々だけなのか』

5月7日火曜日、晴れ

ジャワ原人に北京原人。直立歩行していたピテカントロプス、アジアの原人たち。
僕の知識はおおむね30年前にアップデートが止まっていたわけだけれども、いまも考古学の現場では新しい発見──ちいさなフローレス原人や台湾にも澎湖人が見つかるなど──が続いているらしい。

数万年前まで豊かで多様な原人たちが生きていたというのに、いまや地上を闊歩するホモ属はわれらサピエンス種ばかり。彼らはいったいどこに消えてしまったのか。どうして僕らだけになってしまったのか。そんな先端のサイエンスの現場の熱さを読ませてくれた。

どうして僕らだけになってしまったのかは、サイエンスとしては答えてくれない。でも最終章に書かれていた、我々はどこにでも行けるから、という言葉は説得力に満ちていた。おなじく、どこにも行けなくなったから多様性が生まれたというもの悲しささえ覚える逆説もしみじみ味わい深い。(身動き取れなくなってその場所に特化する、その特化した種が地域ごとにいることで多様性が生まれる)

川端裕人著。ブルーバックス

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はい。10連休が終わって仕事始め。でした。

しょっぱなに休暇前にリリースしておいたアプリが起動画面で「通知が設定できませんでした」とエラーを吐いて終了するため検証進められませんでしたというメールを読んで膝から崩れ落ちそうになった。

「リリース前に簡単にでもいいから動作確認してくださいね」とリーダーに言われてしまった。耳がいたい。トホホ

ほぼひと月前に頼んでいた別件の修正確認は忘れられ放置されていたことがわかるなんて顛末もあったし。(確認してよかった……)

検証が進んでいたiOS版のバグ報告を見るにつけ、とにかくアプリのビルド自動化を最優先で完了せねばと気持ちをあらたにした吉宗であった。

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