見出し画像

これはドキュメンタリーなの?制作会社まで調べた

Netflixのオリジナルコンテンツは面白いものが多いですよね。そんな中でもわたしは「ダイジェスト」シリーズが大好きです。今回はレビューがあまりなかったので「"こころ"をダイジェスト」を紹介したいと思います。​

このドキュメンタリーは「記憶」、「夢」、「不安」、「マインドフルネス」、「幻覚剤」の5つのエピソードで構成されています。それぞれ20分程度で話はつながっていないので隙間時間でさくっと見れます。

わかりやすくテンポが良い展開

おすすめしたいポイントとしてプレゼンテーションが秀逸です。ドキュメンタリーってどこか退屈にで説教臭く感じるものが多いですよね。このドキュメンタリーははっきりした色使いで欧米のビジュアルデザインらしさ全開で、テンポよくナレーションとあわせて展開していくアニメーションとグラフィックがとても刺激的です。話のまとめ方が素晴らしく編集力を強く感じました。仕事のプレゼンテーションにかせるヒントを見つけれれば良いなと思いながら観ていました。

フラットな視点

このようなテーマでドキュメンタリーを作るとどこか宗教的な匂いが強くなりそうなものですが、事実ベースで比較的フラットな視点の考察が行われていることが印象的でした。

ナレーションが豪華

クレジットをちゃんと見るとナレーターはあの「ラ ラ ランド」でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーンがやっているんです。この豪華な配役に制作にかける本気さを感じますね。

どんなところが作ってるのだろうか?

ここまできて気になったのは、どんなところがこの制作をしているのだろうかとういことです。クレジットから調べてみるとワシントDCとニューヨークに拠点を置くデジタルメディアの会社Vox Mediaが制作を行なっています。この会社は400人以上のライターを抱えるコンテンツメデイア制作の会社でいくつかの自社のメディアを持ちながら企業のコンテンツ制作を請負う会社のようです。

企業向けのオウンドメディア用のCMS(Chorus)まで自社開発して提供しているようです。

扱っているメディアや拠点がアメリカ国内とロンドンというところから考えるとグローバルを意識して世界各地でローカライズ化することにあまり注力していない企業のようです。そのためVox Media制作のコンテンツを日本語で体験できるのはNetflixのこのシリーズを通してだけのではないでしょうか。

全体通してプレゼンテーションの仕方やテーマの選び方などが未来への含みを持たせて終わる当たりビジネスを考えるきっかけを意識したドキュメンタリーです。それは投機を意識している投資家や新興ビジネスやIT関連の仕事をしてる人をターゲットかもしれません。そういった人たちが考えていることや知りたいことを感じ取れるものになるのではないでしょうか。

この記事が参加している募集