水泳の練習メニューの組み方

みなさんは普段どんな風に練習をされていますか?

プールサイドでストレッチをしたら
ただ体力の許す限りプールを往復してるだけ
なんてこともありませんか?

僕が練習に行くとそんな光景をよく目にします。

もちろん、ダイエットや健康目的のためであれば問題ないです。水泳はものすごいカロリーを消費するスポーツです。
同じ距離で陸上をウォーキングするのとプールで泳ぐのとでは泳ぐ方がおよそ4倍もカロリー消費があるとされています。
実際気づかないですが、実は結構汗もかいてるんです。そのためしっかり水分を取るのは大切です。

ですが、速く泳ぐためにはそれではダメです!

水泳はほかのスポーツと比べてもものすごい体力を使うスポーツなのでトップ選手でもプールに入って練習するのは長くても1日3時間ほどです。
ほとんどはその前に1時間ほど陸上トレーニングも行います。

野球やサッカーなど陸上競技はもっと長時間練習を行いますよね。
そのため短い時間でどれだけ濃い内容の練習を出来るかが鍵になります。


まずは距離を決めよう

練習を組み立てる上でまずその日泳ぐ距離を決めましょう。よく選手達は、「今日のトータル○○かあ」など距離を見て練習のキツさをおおよそ把握します。

練習の内容によって変わってきますが、僕は最大で1日トータル23000m泳いだことがあります。

本気で死ぬと思いました…笑

もちろん1000でも2000でも大丈夫です。
目的にあった距離で練習するのが大切です。

メニューを組み立てる

距離を決めたら次は何をどれくらいやるかを決めていきます。
水泳の練習のほとんどは以下の5つで構成されます。

1.ウォーミングアップ (Wーup)

2.プル(P)

3.キック(K)

4.メイン(Main)

5.ダウン(Down)

1と5はなんのスポーツでもそうですが、ウォーミングアップを行ってから練習をはじめ、練習終わりにはクールダウンを行いましょう。

2のプルはプルブイなどと呼ばれる浮きを足に挟んで腕の力を鍛える練習を行います。
加えてパドルという板を手のひらに付けて行う練習もありますがパドルを使える施設が中々ないのが現状です…。

3のキックはビート板を使って行う板キックと板を使わず足だけで泳ぐグライドキックがあります。
ビート板はだいたいプールに行くと使えるものがあります。またビート板としても使えるプルブイもあったりします。

そして4が練習で最も大切なメイン。
練習が2時間だとしたら半分の1時間はメインに費やすのが一般的です。

これが基本的なメニュー構成です。
これをベースに本当に様々な練習方法があります。
例えば、水泳は有酸素運動と思いがちですが練習の仕方によっては無酸素運動にもなります。

自分の得意種目、得意な距離、試合の直前や追い込みたい時期によって練習を変えていきます。

それぞれに合った練習を学んでいきましょう!

#エンジョイスイマー