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【僕らがどまつり"に"できること】

はじめに

社会人になって約2か月、ついに来月初めてオフィスに出社します。
この2か月間、正直鬱になるんじゃねえかっておもうぐらい一人の時間に寂しさやストレスを感じていました。
でも、今日仕事が終わったら「I Want You Back/ジャクソン5」をかけて一人で踊りだしました。
宣言の解除で陽気さも開放されてきました。

さて、にっぽんど真ん中祭り(以下どまつり)のオンラインでの開催が発表されました。
個人的には明るいニュースの一つだと思ったのですが、どうやら批判的な声や疑問の声もなくはないみたいです。
自分が今現役で踊り子をしていたらと思うと、その気持ちもわからなくもない。
「2m空けて練習ってどうやるんだよ!」とか、「賞ってなんだよ!」とか、「そこまでして開催する必要あるのかよ!」とか。
ここは一旦落ち着いて、冷静になりたい。
その批判をする人は、Youtuberに向かって「広告付けんなよ!」とか「広告多いんだよ!」って言ってしまう発想に少し似たものを感じた。
アナタたちには選ぶ権利がある。
Youtubeは見たくなければ見なくていいし、お祭りは出たくなければ出なければいい。
でも、そんな冷たい話がしたいのではないので、批判的な事はこのへんで終わりたいと思います。

テレどまつりについて

そもそも「テレどまつり」ってなんだよ!って話ですよね。
ここは変に解釈を入れると間違った説明になるかもしれないので、どまつりの公式発表から引用します。

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(資料はどまつり公式から引用)

なるほど...普通に面白そう。
先日、ABEMAで「おうちでメトロック」なるもの(過去のメトロックの映像をタイムテーブルを組んで11時間生放送で届けた)があったが、これにかなり近そう。
撮影された映像を生で流し続けて、それぞれがオンラインで楽しむわけですね(説明がそのまま過ぎる小学生か)。

あえて批評的な事を言うなら「祭りって生ものだよ」だと思います。
踊っている様子は確かにオンラインでも十分楽しめると思うけど、細かい仕草や表情、汗や涙、熱気などお祭りを構成する重要な要素が生でしか味わえないものである事は、無視できません。
ただ、この投稿で伝えたいことはそこじゃなくて、
じゃあなんで僕らってお祭りを楽しめてるんだっけ?
ということです。

そもそも僕らがお祭りに出て、踊って、叫んで気持ちよくなれるのって、大前提に”開催”されなければ達成できないことですよね。
(「踊り子がいなければ開催できないのも祭りだろ!」みたいな心のない反論は全カットでお送りします。)

これがどまつり程の規模になるとどれだけ大変な事か想像するだけで反吐がでそうです。

あんなに大きなステージで、あんなに大きな道路で、あんなにたくさんの人の前で、踊れる経験ってそんな簡単にできるもんじゃない。

何が言いたいか伝わってきましたでしょうか?

どまつりは僕らにステージを与えてくれる。
僕らは名古屋に、日本に踊りをツールとして笑顔や熱気を届ける。

どまつりは、僕らが参加、踊ることによって、

①にっぽんど真ん中祭りは、其々の地域文化に誇りの持てるコミュニティ
づくりを推進する。
② にっぽんど真ん中祭りは、人類共有の世界文化を目指す。
③にっぽんど真ん中祭りは、世界の地域文化が集い、誰もが創る全員参加型の祭りを目指す。


上記三つの理念(目的って捉え方で間違いでないと思う)の体現に近づく。

僕らは、どまつりがミッション達成に近づくにつれて(影響力や信頼を得ていくにつれて)、

①より一層輝いた、大きなステージで踊ることができる。
②よりたくさんの人に見てもらうことができる。
③超気持ちいいい!超楽しい!!


つまり僕ら(踊り子)とお祭りって絶妙なバランスで関係性が築かれているんです。

ファンがいないとプロ野球は成り立たないけど、プロ野球がなければ、多くの人の娯楽が失われますよね。

それと似ていてお祭りって、どっちが偉いとか、どっちが得する損するとか、どっちが間違ってるとか正しいとかじゃなくて、両方の存在でようやく成り立つコンテンツなんですね。

まさにエンタメって感じですね。


本題です。
どまつりは、僕らに可能な限りで開催できる”お祭り”を提供してくれました。
さて、僕らはどんな形でこのバランスを保ち続けることができるか?


どまつり"に"できること


さて本題です。

僕らはどまつり”に”何ができるでしょうか。
それは至極当然のことでいいと思います。
与えられた環境で”今まで通り”本気でどまつりを楽しむことです。

例えば、今まで「大賞とるぞー!」って言っていた人は、本気で大賞(どういう形かわからないけど表彰はあるらしいので)を取りに行けばいいと思う。
むしろ、大チャンスだと僕は思います。
環境が変わったことによって、全員が初参加と言っても過言ではないのが、今回のテレどまつり。
工夫一つで、どまつり界隈において今まで無名だったチームが大賞を取る可能性は非常に高いと思います。
逆に今まで当たり前のように再演ができていたチームの方が、不安な気持ちになるのではないでしょうか。

これは決して闘いを煽っているわけではなくて、「今まで通りの気持ち」でどまつりに挑むことがどれだけどまつりへの恩返しになる事なのか伝えたい限りです。

「とにかくどまつりが好きだから出てる」って人はその愛を可能な形で伝えればいいと思うし、「ただただ毎年楽しんでる」って人は、どまつりが与えてくれた環境で本気で楽しめばいいと思います。

とにもかくにも、今、どまつりが、僕らができることは、
「祭りを終わらせない」ことだと思います。

又、大好きなどまつりに出たい気持ちが少しでもあるのならば、
今まで通りの気持ちで参加することが僕らにできることではないだろうかと僕は思います。

曲の録音が進んでいない、衣装が届いていない、振りが完成していない、地方車を走らせられない、旗を振れない、道具が間に合わない、新入生がまだ入っていない、そもそもメンバーが集まれない...
現役で踊り子をされている方の気持ちは痛いほど理解しているつもりです。

でも、今、与えられた環境を楽しめる人が、あなたが大好きな「お祭り」を、「エンタメ」を、「文化」を残し続けてくれると信じています。


重い腰を持ち上げて、踊る準備を。
僕らは、お祭りは、こんなもんじゃ負けません。

おわりに

長くなりましたが、ここまで読んでくださってホントにありがとうございます。
さあ、華の金曜日です。

MC1:それでは踊っていただきましょう。
MC2:ジャクソン5で、「I Want You Back」です。
MC1・2どうぞ!


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2019年10月28日にnoteを開始。 現在は、実践あるのみで試行錯誤の文章を展開しております。 何か、"気持ちひとつ"でも共有できるプラットフォームがあれば気が楽になるのにと思っていた自分が出会ったのがnoteです。 お手柔らかに。