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㉚絵師選考編b:応募者を選考していく方法を、質問項目の本質から考えよう。【美しょゲを作ろう】

イラストレーター募集にて記入してもらった、
質問内容の本質を昨日まとめました。

しかーし!
具体的な方法に落とし込んでいないから、
選考作業へ移るには早すぎる!

くしゃみ中の犬

今日は実際に、
「どうやって選考を進めるのか」
を考え、決定しよう。

それが終わったら裏で選考して……
イラストレーター決定まで進もう。
(選考作業は権利上見せられないよ!)

《質問の本質まとめ》

前回は解説をメインにしたので、
項目ごとの文章が長かった。
まずはそれを一覧としてまとめよう。

物事をまとめる際のポイントは、
「要点だけを、シンプルに」を徹底!

1.名前
2.連絡先

主に判断基準にならない。
3.ポートフォリオ(作品集)
・イラストの質、技術レベル
・他者の思考を読んでいるか
・実力が簡単&正確に把握できるか
4.自身の絵の魅力
・自分が持つ技術への理解度
・誰に何を伝えるか、具体目標の有無
5.作業範囲
・やれること
・やりたいこと(判断基準は弱め)
6.費用・スケジュールでの相談
7.その他の質問事項

主に判断基準にならない。

1〜2、6〜7は特に意識する必要なし。
(質問としては真摯に受け止めるが)

5の"作業範囲"は判断基準というより、
グラフィッカー(塗り担当)が必要かどうか
を決める要因だから、選考で意識しなくてよし。
(予算も切ってあるから問題なし)

そうなると、
選考の判断基準としては、
3、4の3項目をメインにすべきだろう。

それではここから、
どういう順序・方法にすれば、
質の高い選考になるか
を考えていきましょう。

ノートパソコンを打つ3


《まずは選考の本質を探れ!》

それじゃあ早速3つの質問から……

と始める前に、
済ませておきたい思考が1つあります。

それはこの選考という行動を、
「誰の、何のためにやっているのか」
ということだ。

これを念頭に置かないと、
選考という行動の着地点が見えない。
「結局、何がしたかったんだっけ?」
となるのを防ぐ必要があるのです。

何言ってるか分からない

誰のためというのは勿論、自分のためだ。

この場合の自分は、
「出資者であり決定権を持つ人間」である。
ディレクターやプロデューサー、
スポンサーの立ち位置かな。

またこうやって思考を記事にしているのは、
イラストレーターさんや読者のため、
という側面もある。

ゲーム開発において、
「目に見えない部分を記事にしていくこと」
が企画の主旨の1つだからね!

企画書を眺める上司

次に、何のためというのは、
ひとえに作品を良くするため

良い作品というのはかなり抽象的だな。
もっと具体的に落とし込むと……

「作品を通して、ユーザーに没入感と感動を与えられるようにする」

これが自分の考える、
「作品を良くする」ということ。
思考の前提といっても過言ではないね。


これらをまとめると……

自分にとって理想の作品にするため、
ユーザーに没入感と感動をもたらす、
そんなイラストを選考する。

これを忘れずに進めていきましょう!

森の中で本を読む女性


《2つの質問を、順序付けて判断する》

目指すべきは、
「質の高い選考」により、
目的に適したイラストレーターを選ぶこと

その為にはどうすればいいかを考える。

「ポートフォリオ」
・イラストの質、技術レベル
・他者の思考を読んでいるか
・実力が簡単&正確に把握できるか
「絵の魅力」
・自分が持つ技術への理解度
・誰に何を伝えるか、具体目標の有無

一番重要なのは、
「イラストの質、技術レベル」
だ。

理由はいたって簡単で、
ユーザーが見るであろう結果だから。
つまりは「完成品」を表している。

沢山の絵の具が混ざる

しかし「イラストの質、技術レベル」を、
どうやって判断すべきか。

今回は売上を目的としていないので、
競合作品と比較する必要はない。
だからあくまでも、
「今ある選択肢」の中で比較し、判断する。

つまりは応募してもらった中から比較し、
「一定の質、技術レベルがある」
と判断したものを残していこう。

自分なりの判断基準としては……

【イラストの質】
バランス(大きな違和感がないか)
魅力(独自性があるか)
良し悪し(ここは感覚的に判断)
【技術レベル】
構図ごとの質(左右の向きや煽りなど)
表情の種類(様々な表情が描けるか)
塗りの質 ※塗り込みの場合

という感じで判断をします。
(あくまでも私の判断基準だが)

画像7

次は上記に対して、

「絵の魅力」
・自分が持つ技術への理解度
・誰に何を伝えるか、具体目標の有無

これらが合致しているかを検討します。

つまりは自分が感じた作品の良さと、
イラストレーターさんの魅力が同じかどうか。
それを測る。

これによって、
「自分が作りたいものを伝えた場合、同じ目標物を想像してくれるか」
を把握したい。

勿論、自分が間違っている場合もあるから、
合わなかった時は前段階に戻ることも重要。

ともあれ、
感覚的に描いている人もいるだろう。
だからここでは合否を決めるのではなく、
見定めるだけにしておこう。

空を見上げる猫

そしたら残った部分を使って、
最終的な判断を下そう。

「ポートフォリオ」
・他者の思考を読んでいるか
・実力が簡単&正確に把握できるか

ここはイラストと関係ない部分だよね。
しかし仕事をする上では、
かなり重要なポイント
でもある。

「この人と仕事をして楽しいか」
を判断するのだ。

……つっても、
優しい人やイエスマンを求めてる訳じゃない。
判断するのは人間社会として基本的なこと。

・論理的思考を持っているか
・相手の意見を汲み取ることが出来るか

これが出来れば問題ない。
だが実際には見えづらい部分なので、
ポートフォリオという点をもって判断する。

就活なら第一面接で確認することだけど、
今回重視したのはイラスト力なので、
最後に回してみました。

考える女性


《今日のまとめ》

この工程を通して決まれば御の字。
決まらなければ……

・感覚的に判断をする
・残った応募者でもう一度最初から

こんな感じで決定へと進みます。
最後には感覚になるかもしれんが、
そこはご了承ください。

創作は、芸術である。
人の感性へと潜り込むには、
感覚的決定もまた必要なのです。

……じゃ、頑張ってイラストレーター決定します。

決定したイラストレーターさんに許可もらえたら、
具体的な判断とかも記事にするかも。

眠る猫

今回はここまで。
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では、また次回お会いしましょう。


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