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自分だけ止まっているような気がするの。

時計の針は止まることなく、今日も動き続けている。
チクタク、チクタク音を立てながら。
どうしてだろう、自分だけ成長が止まっているように感じるのは。

朝、目が覚めると同時にスマホで日付をチェックする。
去年の今頃は同僚や友達とのご飯会や飲み会の予定で
埋め尽くされていた手帳も今では家賃の支払日とお給料日に○がついているだけ。

誰とも会わない生活が続くことで、
「退屈だなぁ。」なんてセリフも出てこなくなった自分。
感じるのは将来への焦りと不安。

もしかして、自分だけ?止まっているように感じるのは...?

このパンデミックが始まる前の生活なら「計画」を立てることなんて簡単なことだった。
1ヶ月後の旅行に1年後の留学計画。
その目標の為に毎日の日常を丁寧に過ごしたり、少しの無理も「楽しみ」があることで乗り越えられたりした。
でも、今はその計画がたてられない。
現代に生きるみんなが心のどこか小さな場所で泣いている。
マスクで隠されて見えないその先に、みんな、不安を抱えている。
見えない未来とウイルスには私たちの心を少しずつ食べていく。

でも、いつか必ず終わる日がくるから。

こんな時代に夢を語れるほど私は強くないかもしれない。
夢という言葉もあまり好きではない。
それは人を熱くさせると同時に現実を突きつけてくるものでもあるから。
そして私たちは現実と夢のギャップが大きいほどに可能性を感じれず、
「夢物語」よりも、現実的な世界に「夢」を見つけようとしてしまうから。

だったら、ロマンを持つのが私には合っている。
夜道を歩きながら、ふと足を止めて眺める月の美しさ。
海が持つ強く、そして同時に優しく誰かを抱きしめるような愛情。
そうやって感じる感情や情景に時々どっぷりと肩まで浸り、未来を考える。


先が見えない今だからこそできる、時間の使い方。
あなた今夜、夜道の月を見て何を思うのかな?

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