東国三社めぐり「鹿島神宮-香取神宮-息栖神社」を都内から一日で。
ちょっと遠出してみたい!
都内からちょこっと足を伸ばせる距離でお勧めの神社巡りコースがある。
「東国三社」と呼ばれる茨城の鹿島神宮・息栖神社と千葉県の香取神宮を1日で巡ってみた。
今回僕は公共交通機関のみを使ったが、マイカーがないとちょっとキツイ(体力的に)
健脚に自信のある方は当記事を参考にぜひ実践していただきたい。
もちろんマイカーやレンタカー・タクシーを使えば1日で巡ることはそこまで難しくない。充分に実践できる範囲である。
「東国三社巡り」は由緒ある参拝行事であり、神社巡りが趣味の方、御朱印集めが好きな方にも満足のいくものであることは間違いないだろう。
個人的なことだが、僕の趣味は歴史・神話的なもの由来の神社巡りが趣味であった。併せて自分の「心のリズムを整える」事も一種の役割を果たしていた。
そんな唯一の趣味と言えるものからしばらく遠ざかっていた。
ある「スピリチュアルな」思想や関係が横槍を入れ、自分の本来の目的のために楽しめなくなってしまったのである。
いわば「トラウマ」だ。
上記思想や感覚の否定はしない。ただ人に強要するものでもない。
僕は相変わらず歴史的・民俗学的視点から趣味を楽しみたい。
そしてそれを自分自身の中で自然に畏怖の念に変えたい。
いわば副次的に精神的支柱になり、それが人生の潤滑油として機能すれば目的は果たされる。
(機会があれば「僕がしばらく神社に行けなくなった話」として記事にしよう)
さて、前置きが過ぎてしまった。
ここからは実際に巡り方を解説していきます!
1.東京駅からバスで鹿島セントラルホテルへ向かう
東京駅八重津南口付近のバス停①から高速バスに乗ってまずは息栖神社を目指しましょう。
東国三社巡りには順番はありません。
とういうか、神社をこの順番で回らなければならない!という概念こそマジで不要。一個抜かすと神様に怒られるとか、願いを聞いてもらえないとか、そういったものに囚われている人たち、純粋に神社巡りを楽しめていますか?
社会通念上、失礼に当たることをしなければいい。
それは相手があって、人間でも誰でも動物でもなんでもだ。
マナーを守りさえすればいい。
東京から向かうとなると息栖神社ー鹿島神宮ー香取神宮の順番がルート的に好ましい。
息栖神社と香取神宮のアクセスが難しいからだ。
鹿島セントラルホテル前までは高速バスで1時間半ぐらい。降りたら息栖神社へ向かいます。
ここから結構歩きます。
道幅が広く、向かう道では近くにコンビニもありません。
ホテル付近で買い物は済ましておきましょう。
30分強ぐらい歩いたかな。
息栖神社へ到着したら神社前(二の鳥居の前)にある循環バスで次の次の発車時刻を確認しておきましょう。2時間に一本ぐらいだったかな。
このバスで鹿島神宮まで行きます。
このバスルートは最近できたらしく、息栖神社から鹿島へ行きやすくなった要因の一つですね。
では参拝!
ひっそりとした雰囲気で、森に囲まれ空気が綺麗です。
一円玉の絵柄になっているオガタマノキがあります。
鹿島・香取のような大きい神社と違ってこじんまりとしていますが、朝の空気がたくさんです。
御朱印をもらって、次のバスまでに時間があったので一の鳥居のすぐそばにある川岸の土手で昼寝をします。
バスづりの兄ちゃん達が目の前で釣ってくれました。
文庫本片手に昼寝、なんて随分旅人ちっくな事したなあと思いつつ、先ほどのバス停へ、鹿島へ向かいます。
すぐ着くのかな、と思いきや、意外と小一時間はかかったかな。
鹿島神宮へ到着し、坂を登り参道へ。
途中ライブハウスがあって野外でオープンマイクしていたのですが、歌いたかった。
でもそんな時間もないので進みます。
ここで参拝後、香取へは電車で向かうのですが、これも1時間半に一本ペースなので帰りの時間を確認しておきましょう。
では参拝!
鹿島神宮は2回目の参拝となるのですが、やはりパワーがすごいと感じます。
力強いですね。
黒い社殿だから尚更かも。
何かを始める時に来ると良い、なんて言われてますね。
奥宮は改修中でした。
なんで鹿島へ行こうかなと思ったのかというと、財布から前回鹿島神宮で買ったお守りがちらっとのぞいていたからです。
ちなみに「神様に呼ばれたね〜」なんていう奴は無視していいです。
直前まで読んでいた「鹿男あをによし」という小説では鹿島大明神が間接的に登場し、物語に重要な役割を示します。
ここからは神話・伝承のお話になるのですが、日本列島の地下にはナマズがいて、奴が暴れると地震が起きると言われています。
そのナマズを鎮めているのが鹿島の神様ですね。
古事記・日本書紀ではタケミカヅチの神と言われています。
出雲国譲りの時には香取の経津主神と一緒に出向いて、国譲れコラと言いタケミナカタの神(長野・諏訪大社の神様ですね)を相撲でぶん投げるという超ゴリマッチョな神様です。
だから武道の神様としても信仰が厚いようです。
実際にナマズを鎮めているという要石があります。
香取にもあります。
要石↑
タケミカヅチの神↑
境内はとても広く、周りの森を含めると1時間では回れません。
鹿さんに触れ合う時間も考えると余裕を持ってスケジューリングしたほうがいいでしょう。
ちなみにここの鹿さんは奈良の鹿の起源と言われているんですよ。
なんでもこのタケミカヅチの神が鹿に乗って春日大社にいったそうです。『やあ』って。
ここの奈良・春日大社の神様はナマズの尻尾を抑えています。
ちなみに京都・伏見稲荷神社の狐と、大阪の大黒天も一緒に抑えています。
ね、面白いでしょ!
そんなこんなで香取神宮へ向かいます。
千葉県は香取駅へ到着。
まあこっからがキツかった!!!(笑)
案内では20分ほどです〜みたいな事が書かれていますが、40h分は歩きますね。
道、道、道!
ここまであっさりと書いていますが、息栖神社、鹿島神宮を踏破している足は結構疲れがきています。
風景がのどかな田舎なので飽きることはないですが、まだ着かんのかい!と心の中で何度叫んだことでしょう。
途中古墳があります。
かなりでかいそうで後から調べたら一周するのに時間がかかるそうです。
やっとの事で参道へ到着。
ツーリングのおっちゃん達がたくさん。良いなー。
もうヘトヘト。悪いことは言わねえ、車使ったほうが良い。
では参拝!
行きの田舎道からするとどこにこんな人が潜んでたの!ってぐらい人が多かった。日曜だし、特に行事があるわけでもなかったが・・。
たくさんの人が訪れていました。
カップル・家族が多かったかな。
鹿島はオラオライケイケドンドンって感じですが、こちらは大らかなイメージでした。
境内自体は鹿島ほどではありませんが、敷地はかなり広いです。
要石・奥宮にも行きましょう。※奥宮はとてもオススメ!
帰りももちろん電車なので、またあの距離を歩くんかい…と思いましたが、パワーをもらっているので何とかかんとか駅までたどり着き、ここからは成田経由で東京・上野まで戻ります。
始発で東京駅を出発し、日暮里へ戻ってきたのが17時くらい。
体力はかなり使います。
以上、公共交通機関のみで都内から東国三社巡りをしてみました。
めちゃテキトーな編集ですが動画にしたためたので雰囲気掴めていただけたらと思います!
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今日も読んでくれてありがとうございました。
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それではまたお会いしましょう!
RyO
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