自分の考えを全て受け入れる
自分たちは自分の考えのいくつかを間違っているとかズルいと感じてしまって
恥ずかしくなったり自分の考えが正しくないとか、縮こまってしまったりすることがある。
こんなことを考えている自分を意地が悪いとか不親切、捻くれているなんて考えて罪悪感を持ってしまう。
まるで二重人格のように「自分はなんでこんな考えをするんだろうって」
自分に問いかけて一線を越えそうになる悪い自分を、良い自分が必死に抑えている状態だ。
だけど、自分が抱いていることで自分を責めてはいけない。
自分が考えていることは、全て正当だし、必然で誰にも否定する権利はない。
なぜなら、周囲の環境や人生経験などの様々な要素が組み合わさって、
自分なりの考えが心の中にたくさん浮かんでいるからだ。
今まで自分に対して、影響を与えてくれた人や、教訓を、アドバイスを、時間を割いて叱ってくれた人がいて自分の考えが纏まって自分の思考として出てくるモノがある事を思い出して。
その経緯からして心の中でどんな考えを抱いたって、それがどんな酷い内容だと感じても、
自分を責める必要はない。
他人の影響を受けてその考えをしたと答えろということではない。
実際のところ、誰だって心の中になんらかの酷い考えを抱いている。
不幸なことに多くの人は自分の心の中で生まれた考えを捨て去ろうと排除しようとするけど、
それは自分のことを否定する事と一緒だ。
自分の着想した考えに一回一回否定的な思考で臨んでいるのは自分の中で危険だと思っていて、
その思考で数ヶ月続けば、習慣化してしまいどんな行動を起こそうとしても、
「自分が考えた思考は大したこと無い」と歯磨きするのが当たり前だと思うぐらいになってしまう恐れがある。
「習慣」というのは考え方の癖だからだ。
そっと静かにその考えをしている自分を認めてあげて、客観視することで、より自分を知ることができる。