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ポッドキャストのはじめ方(Spotify / Apple Podcasts / Google Podcasts 同時配信)

仲間と一緒にポッドキャストをはじめてみたのですが、せっかくなのでそのノウハウを誰かの役に立ててもらいたい。と記事にしてみました。

※一回記事が消滅したので書き直しました。Ver.2でお届けしています。ぐすん。

ツール選定

まず今現在(2020年10月)、日本でポッドキャストをはじめるなら stand.fm が最もイージーでお勧めです。

スマホひとつで録音、編集(カットや継ぎ足し、BGM挿入なども)、LIVE配信、もちろん視聴まで直感的にかつストレスなく行えます。

ただ stand.fm のノウハウなら、私の友人たちが価値提供できるのでそちらにお任せし、私の半径5mでは誰も使っていないプラットフォームに挑戦し、そのノウハウをお伝えしたいな、と欲を出しました。ポッドキャスト・プラットフォームで有名なのは以下でしょうか。

・Apple Podcasts
・Google Podcasts
・Spotify
・SPOON
・voicy
・Radiotalk
・REC.
・himalaya

この note も音声配信機能がありますし、LINE や HEAR 、海外プラットフォームも入れたらいくらでもあります。グローバルなユーザー数上位でいくとApple、Google、Spotify、himalaya、でしょうか。(himalayaは6億ユーザーいるって話です)

Anchor というプラットフォームを使えば、このうち Apple、Google、Spotify に同時配信できるというので「一石三鳥!」とばかりに飛びつきました。ですので主に Anchor を使った配信指南書になります

Anchor の登録方法

まずユーザー登録からですが、私はこちらのブログを参考にしました。

ただこの Anchor がけっこう癖がありますので、そちらのポイントと、他のポッドキャストへの連携方法について詳しく解説します。

まず Anchor 登録から。
普通に考えると、ポッドキャスト(番組)の箱を作ってから音声コンテンツをひとつひとつ登録していく、という流れになると思います。
Anchor では逆に、まず最初に録音をやってみる、次にそれを載せるポッドキャスト(番組)を作る、という流れになります。ここが戸惑いポイントその1。ガイドライン通り、30秒くらいの予告を録音して進めてみましょう。

用語もわかりにくい。
Episord(エピソード)=音声コンテンツそのもの
Podcast(ポッドキャスト)=それを載せる番組

また Google Chrome などの自動翻訳はオフにしておいてください。不具合が発生します。

エピソードの設定にある「 Podcast category 」はコンテンツ登録後に、同ジャンルのレコメンドに使われます。つまり人気番組と同じジャンルにしておくとレコメンドからの流入を期待できます。(嘘はだめよ)

カバーアート画像は検索エンジンから色々な画像を選べます(自動選定機能もあります)。しかし可も不可もないイメージ画像ばかりなので、せっかくですからオリジナル画像を作っておきましょう

私はhatchfulを利用しました。他には LOGO CRISP 等もあります。 どちらもダウンロード無料!


さてダッシュボードに番組が登録されたら(先にブログ通りに登録できたら)、次は setting メニューから Update setting を選択。
Account settings を登録します。これはApple や Google に配信するために必要な操作です。

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Your name = お好きにどうぞ
Your email = ※注意※ 公開用のアドレスにしてください!
Your website = 私はこの note を登録しました

Your custom URL = Anchor のURLを自分で決められます
Profile color (hex code) = 各プラットフォームに表示する際に使われます


Save (保存)したら再度 setting から Distribution を選択します。
画面を下までスクロールし、Advanced Settings にある「 Display personal email address publicly in RSS feed 」をオンにしてください。これは Google Podcasts に配信するために必須です。必要なければオフで構いません。

スクリーンショット (178)

こちらも Save したら必ずログオフしてください。
私はここで大変苦労させられたのですが、これを行わないと Your email が RSS フィードに反映されないようなのです。戸惑いポイントその2。

念のためブラウザをシャットダウンして再起動・再ログインし DASHBOAD にポッドキャストが表示されていたら成功です。
setting から Distribution と進み、Your RSS feed を COPY しておいてください。

Spotify への登録方法

Anchor はSpotify 傘下のサービスです。そのため Spotify との連携はおどろくほどスムーズです。やってみましょう。

私は、またまたこちらのブログを参考にしました。

What's the link to your Podcast's RSS feed ? 欄に先ほど COPY したRSS フィードを貼り付けてください。これだけです。

ただここで注意。
Spotify への反映に半日ほど時間がかかりました。今すぐ配信、と考えている方は30秒予告コンテンツなどで先に審査を受けておいた方がいいです。戸惑いポイントその3です。

審査が完了するとこのようなメールが届きます。

無題

さっそくリンクに遷移してみましょう。
無事 Spotify に配信されています!これはちょっと感動しますよ。

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Apple Podcasts への登録方法

まず Apple ID が必要です。
ポッドキャストをはじめようなんて人は大丈夫ですよね。
次に iTunes Connect にログインしてください。こちらは検索エンジンからアクセスすると謎のピンクの画面をエンドレスに遷移することになるのでご注意。戸惑いポイントその4です。

プラス(+)アイコンから新規ポッドキャストを開き、RSS フィード覧に Anchor で取得したRSS フィードを貼り付けてください。

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「検証」ボタンを押下すると Apple による URL の実在検証が行われます。数分で終わるので少々お待ちください。完了後「送信」ボタンを押下します。これで Apple Podcasts による審査に入ります。1週間以内に結果がでるそうなので、気長に待ちましょう。

実は Apple Podcasts については Podcasts Connect code の登録が必要かも、という情報もありますが、私自身まだ審査中なので詳細は不明です。こちら判明したら記事をアップデートしますね。

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Google Podcasts への登録方法

Google のアカウントが必要です。もってますよね?
Google Podcasts マネージャー画面にログインしてください。こちらも検索エンジンから進むと膨大なガイドラインの海で迷子になりますので、上記リンクから遷移してみてください。AもGも何故なんだ?
戸惑いポイントその5です。

無事ログインできたら「番組を新規追加」から RSS フィードを登録して先に進むだけで簡単に終わります。さすが Google。

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ただし、例によって審査には1週間ほどかかるというお話。「この番組は現在、Google ではご利用いただけません。ご利用可能な状態になったら、データが収集されます。」と表示されている間は審査待ちなので、気長に待ちましょう。

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これで目的の Apple podcasts、Google Podcasts、Spotify に同時配信する準備が整いました。お疲れ様でした。

Anchor でのコンテンツ登録方法

順番が前後しましたが、肝心の Anchor で音声コンテンツを録音する方法についても簡単に触れておきます。

DASHBOAD の「 New Epsode 」ボタンを押下すると以下の画面になります。

無題7

Record = START ボタンを押すとカウントダウンなしで録音がはじまります
Messages = リスナーからのメッセージ追加。メッセージ募集中!
Library = 音声ファイルのライブラリ
Transitions = 効果音。効果的につかってください

Record で録音したファイルの音符アイコンを押下すると BGM を追加できます。スタート&エンドはボリュームを大きく、話中はボリュームダウンを自動で行います。

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音声ファイルのプラスアイコン(+)を押下すると、画面右側の Your Episode 欄に音声ファイルが追加されます。これを Save Episode するだけでコンテンツは作成できます。簡単!
Your Episode 欄にコンテンツを複数追加することでチャプター管理も行えます。

また Your Episode 欄には Zoom やインスタライブなどの動画もドラッグ&ドロップで音声ファイルにコンバートできますので、ウェビナー動画などを簡単にポッドキャスト配信できます。便利!

Save Episode するとエピソードのオプション登録の画面になります。ここはポッドキャスト(番組)じゃなく、コンテンツひとつひとつのタグになります。お間違えなきように。

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放送回ごとのタイトルと、その解説、公開日時、シーズンNo(!)、エピソードのナンバリング、エピソードタイプ、年齢制限( Content )が設定できます。もちろん年齢制限なしですよね!

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エピソードタイプは通常 Full でいいのですが、
Trailer = 5分まで。ビデオ化してSNSシェア可能。
Bonus = Full のタイトルをボーナストラックとするだけでいい気がするのだけど、エピソードタイプで設定することで何がいいのかは不明。

登録が終わったら「 Publish Now 」か公開日時を設定していたら「 Schedule Episode 」ボタンで保存・公開します。後は先に設定したプラットフォームに自動配信されます。これが Anchor の醍醐味!

なお時間がたつと Anchor が連携しているプラットフォームに自動で申請されポッドキャストが追加されるようです。
私の環境も1日経過したら、勝手に Pocket Casts への連携がされていました。凄い!

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Pocket Casts に連携された画像

音声配信

音声配信群雄割拠の昨今、素人のポッドキャストなんて誰が聴くの?

とお思いかも知れませんが、誰も聞いていなくてもいいじゃないですか。音声配信そのもので花を咲かすのではなく、音声配信する経験を獲得するのが目的、と捉えてむしろ誰も聞いてないのをいいことに、自分の好き勝手に話してみましょう。案外ファンが付くかも。

現に私もたった1回のポッドキャスト配信経験で、この5,000文字近い note の記事をあげることが出来ました。

なにごともスモールスタート、スモールサクセスの精神で一緒にやってみましょうよ!

そうは言っても

せっかく配信したのでできれば聞いて欲しい。
というのが正直なところ。

Spotify

Anchor

Pocket Casts

お好きなプラットフォームでどうぞ!

まとめ

1.Anchor にアカウントを作る
2.Anchor でトレーラー( Episode )を録音する
3.Anchor にポッドキャストの箱を作る
4.Anchor に email などを登録する
5.Spotify Podcasts に RSS フィードを登録する
6.Apple Podcasts に RSS フィードを登録する
7.Google podcasts に RSS フィードを登録する
8.エピソードを録音して世界に配信する!!


私はマイクを使いたかったのでPCメインで操作していますが、Anchor のスマホアプリでもほぼ同じ操作が直感的なインターフェースで可能です。このあたりは stand.fm に負けてないと思います。LIVE がないけど。

しばらく使って後日、記事をアップデートするかも知れません。
あなたの音声配信のヒントになれば幸いです!

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