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ノクチル達の会話から見えるシャニPの存在意義について考える

 Pカップも終わり、シャニマスも2.5周年を迎えた昨今シャニPの皆様方いかがお過ごしでしょうか

 私はツイッターで毎日更新されるシャニマス夜コミュで何度もパーフェクトコミュニケーションを取り逃してしまい「どうして俺はこんなにもシャニPが理解できないんだ…」と愕然とする日々を送っております

 そしてそんな中今回話題にしたいのは先日実装されたノクチルのホーム画面での会話の追加に関してです
 これはアイドル同士の掛け合いですが、そこから見えてくるシャニPの影に対していろいろと思うところがあり今回も怪文書で一人発散せずにはいられなくなったためnoteに向き合うに至りました

 それでは以下本文となります


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1シャニPは言葉を大切する(対:福丸小糸)

 まず最初に今回のホーム画面での会話においてもっとも界隈に驚きを与えたであろう福丸小糸に関して触れてみたいと思います

 元々イベント『アジェンダ283』においての真乃とのやりとりにおいて示唆されていたとは言え、小糸の事務所での他ユニットのアイドルへの対応は非常に衝撃的なものでした
 このホーム画面での会話は各アイドルとも非常に各々の個性が発揮されており、特に灯織などはイルミネ以外のアイドルへ自分から話しかけるときはかなりの高確率で相手の趣味や好みについて話題をふるようにしているなど、同僚たちのプロフィールを事前に頭に入れてスムーズに会話出来るような努力をしていることが垣間見え、生真面目で不器用な彼女らしい様子が伺えます

 しかし同じように前情報から推察できたにも関わらず今回の小糸の言動がユーザーに大きな衝撃を与えたのには理由があります
 それは、小糸の対応が普段から気安く接している幼馴染だけではなく、シャニPに対してのものとも大きく乖離していたからです
 もし今回の対応が彼女の標準なのだとすれば、年齢の離れた異性…ましてや体格も大きいと予想され、小柄な彼女からすれば初見では威圧感を感じていても不思議ではないであろうシャニP相手にあのように初期の段階から気軽に接しているwing編は、あまりに異質なのです

 小糸とシャニPの出会いであるオーディション
 そしてその最初の自己紹介の場面
 改めて見てみると、さすがにオーディションということもあってか彼女なりに声を張っている様子はあるものの、質問に対してはほとんど単語でしか答えることが出来ない有様でした

 しかしそれはシャニPの「幼馴染同士、仲がいいな」という一言で一変します
 その一言に喜んだ小糸は、声のトーンが上がり、言葉がすらすらと出てくるようになり、ついに笑顔を見せたのです

 ここで小糸のシャニPへの印象が「恐ろしい他人」から「自らの理解者」へと切り替わり始めたと推測されます
 更にその後、自身の目指すアイドル像についてまともに答えられなかったことで再度委縮した小糸に対して当たり前のようにシャニPが合格を宣告したことで、彼女はシャニPが味方なのだということを理解したのではないでしょうか

 一見すると恐ろしいまでにちょろく見えることでしょう
 しかしこれは、ここ最近実装されるノクチル関係のコミュから垣間見える彼女を取り巻く環境を考えると納得のいくものでした

 先日実装されたサポートカード【パーティーのやくそく】
 ここではノクチルの問題点が大きく浮き彫りになりました

 ユニットでのハロウィンパーティーの動画配信というお仕事に対して意気込む小糸は、その準備や、撮影開始の直前のやりとりにおいて自身と他の幼馴染達の温度差に酷く落ち込むこととなります

 ノクチルという幼馴染の中において小糸は蔑ろにされているわけでは決してありません
 円香は常に彼女を気遣っている様子を見せ、むしろ特別可愛がってすらいます
 透においても、かつてイベント『天塵』において、初仕事の歌番組の段取りをぶち壊してでも彼女が守ろうとしたのは、スタッフからの過小評価と問題の原因を押し付けられることで押しつぶされそうになっていた小糸の心であり、ハロウィンにおいても最後は視聴者を煽る雛菜に便乗して小糸を自慢して見せたりするなど様々な場面で発揮されています

 しかし、そうであるにも関わらず小糸が他の三人と距離を感じてしまうのは、彼女達がそういった想いを誰一人キチンと言葉にしないからです

 ハロウィンパーティーにおいて、お菓子を持ってこなかったことを言及された透は「用意しろ」という言葉を「直接持ってこい」という意味であったとは思っていなかったというたったその一言を小糸に説明することに気が回りませんでした

 同じく雛菜は「自分のことは自分にしか理解できない」というポリシーを強く持っているためか、そもそも自分のことを強く他人に主張するという行為を最初から放棄している節があり、ましてや言い訳のようなことは劇中において一度たりともしたことがありません

 そして円香は小糸が傷ついていることはなんとなく察しながらも、結局は自分自身が今回の仕事に乗り気でないという部分を超えてまで彼女に付き合う気にはなれませんでした

 これらは一つ取り上げるだけなら大したことではないのかもしれません
 更にこの件に関しては誤解であることが直後に判明するためそれほど大きな問題にもなりませんでした
 しかし、この過程において小糸の中にお互いの絆に対しての疑念が生じた瞬間があることは間違いなく、恐らくこれまでもこういったことが何度も繰り返されてきたことが伺えます
 幼馴染という気安い関係が、彼女達からいちいち言葉にするという当たり前であり大切な気遣いを忘れさせてしまい、その状態にそれなりに満足している三人は、小糸が本当に欲しい言葉を彼女に与えないことが恒常化していたのです

 そしてそれこそが最初に生じたシャニPへの対応の不自然さの答えであると考えられます

 シャニPは前回の記事でも書かせていただきましたが、アイドル達への好意や賞賛をまったく隠すことなく当たり前に口にします
 しかし、その当たり前の確認こそが小糸にとってもっとも必要なことであり、彼女がもっとも欲しかったものであったからこそ、彼女はすぐにシャニPに心を開いたのではないでしょうか

 【ポシェットの中には】においてシャニPは小糸と楽しい時間を過ごし、彼女の失敗に共に悩み、成功を共に喜ぶという、そういった当たり前の共有によって彼女との絆を深めていきます
 更に『天塵』において小糸が、ひとつひとつ目標を共に努力して、クリアしていくことで幼馴染達と同じ道を歩み、追い付くということできることに気づき、それこそがただの幼馴染ではなくノクチルというアイドルのユニットであることの意味だということを見出せたのは、こういったシャニPとの小さな積み重ねが形へとなった瞬間であったと言えるでしょう

 ノクチルにとっての敢えて言葉にしないという当たり前を、敢えて言葉にすること
 それが福丸小糸に対してのシャニPの存在意義であるではないでしょうか


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2シャニPは諦めない(対:市川雛菜)

 次に同じく他ユニットのアイドルに対して距離感を感じると話題になった雛菜について考えます

 雛菜はそもそも「雛菜には雛菜のことしかわからない」という強いポリシーを持っています
 この考えは自分だけでなく他人に対しても適用されており、言い換えればそれは「自分も含めてみんな所詮は他人のことなど理解できない」ということでもあります
 『天塵』というノクチルにとって大きな最初の試練となった場面で彼女はメンバー全てに「楽しい?」と問いかけました
 それは自分には分からないけれど、大切なことであるからこそと彼女なりに考えた結果の行動であったのでしょう

 しかし逆に雛菜は自分のことを相手に説明することがほとんどありません
 ホーム画面での会話において咲耶などに幸せについて尋ねられたときテキトーにかわしてしまうのは、所詮自分の価値観が受け入れられることはないと最初から相手にしていないからであると考えると納得のいくものであるでしょう
 【HAPPY-!NG】において進路調査について自分の考えをそのまま書くことを躊躇していたり、wingのエンディングにおいて自分を「わがまま」と言い切ってしまうのも、自分が他人からどのように見えているかについてある程度理解しているからであり、そのことでそういったレッテルを張られることに慣れてしまい、諦めているからだとも考えられます

 しかしここでもまたひとつ疑問が生じます
 彼女が普段幼馴染以外に対してこのようなスタンスで人付き合いをしているのならば、小糸同様、wingにおいてシャニP相手に何故あれほどに距離が近かったのだろうかという疑問が生まれるのです

 これは順序立てて考えていくと、最初の出会いの形が良かったのではないかと考えられます
 シャニPと雛菜の出会いはオーディションです
 さすがにオーディションとなれば、雛菜は自分という人間を説明しないわけにはいきません
 透と一緒に楽しくアイドルをやっていきたいと素直に伝える雛菜に対してシャニPは頭ごなしに否定することも、逆に全てを肯定するわけでもない態度をとり、その割にはアッサリと合格を決めます

 これは真剣に彼女のことを考えた上で、最終的には彼女を信じたということであります
 頭ごなしの否定はもちろんですが、逆に躊躇なく初めて出会った少女の一見世間知らずな考えを肯定することもまた相手に対して真剣に接したとは言えません
 しかしシャニPは雛菜にキチンとアイドルとして厳しさを伝えた上で、それに対して自分なりに正面から回答してみせた雛菜の可能性を信じたのです

 こうしてシャニPは周囲からの当たり前の対応を行う人たちとは違うことが伝わったのか、雛菜の中で初対面であるシャニPが「好き”かも”」という存在になりました
 そして二人は一度はすれ違い、雛菜の当初の価値観通り、互いが理解しあえない状況が発生し「きらい」になりかけたことがありながらもシャニPは彼女を理解しようと努力することを諦めず、最終的にひとつの答えに辿り着きます

 自分ではない人間に自分を理解される

 幼馴染達でさえたどり着けない場所に現れたシャニPという存在は雛菜に大きな影響を与え、エンディングでの言葉曰く「雛菜の人生がすっごいすっごい変わる」こととなり、彼女の中でシャニPは再び「好き”かも”」という特別な存在へと変わっていくことになったのが雛菜のwingでの物語の流れだったのです


 少し話を転換させますが、実は市川雛菜という少女は割と一途であります
 こう言うと意外に思われる方もいるかもしれませんが、これはイベント『天塵』において語られたかつて幼馴染達の間で交わされた「海へ行く」という約束を見てみると分かっていただけるかと思います

 かつて彼女達の間で交わされた「いつかお金を貯めて車を買い、みんなで海へ行こう」という他愛無い約束

 透はこの約束を完全に忘れていました
 小糸は海へ行くという約束の存在だけを記憶していました
 そして円香は貯金と車という詳細も込みでこの約束を覚えていました

 しかし雛菜はこの約束を記憶していただけでなく、実際に貯金そのものまでキチンと行っていたのです

 一万円が貯金箱に入っていると告げたとき、誰もそれを信じなかったあたり、雛菜はそもそも貯金などという行為が得意ではないのが見て取れます
 しかし実際に貯金箱の中には一万円が…、しかも硬貨を含み入っていたのです
 これはお年玉などによって一時的に大金を手に入れたためそのままそれを貯金箱に入れたということではないということを意味し、破壊しないと中身を確認できない貯金箱の中に入っている多数のお金の合計額をキチンと記憶しているということなのです

 この約束において楽をして成果を得たいとするのならば、一番簡単なのは他の三人が貯金をしてくれることを待つことでしょう
 しかし、当時の雛菜はそうしませんでした
 当時の雛菜は大好きな透の言った言葉を本気で信じ、彼女と一緒に海に行くことを一途に夢みたからこそキチンと自分の手で苦手な貯金まで行っているのです

 他にも【ハウ・アー・UFO】浅倉透においても、他人にはなかなか理解できない透のUFOの話に対して、最後まで付き合って見せたのは、実は意外にも一番飽きっぽそうな雛菜であったりと、彼女は一度本気で好意を抱き信頼した相手には一途に気持ちを持っている様が伺えるのです

 そしてそれこそがシャニPが彼女にとって重要な存在であることの意味でもあります
 雛菜は元々強い価値観を持っている少女であるがゆえに、簡単な正論などでは影響を受けません
 しかしだからこそ、そんな彼女に大きな影響を与えられるには、それだけ彼女の中で大きな存在にならなければいけないのです

 これまでの雛菜にとってそれだけ大きな存在は透だけでした
 それゆえに彼女はアイドルになり、その中でただ前に突き進んでいく透に追いつき”楽しい”を実行するためにノクチルであり続けるという答えを『天塵』において見つけることとなります
 しかし透もまた彼女と同じく道半ばで人生に悩み、また別の問題も抱えている普通の少女です
 【ハウ・アー・UFO】にて雛菜が透を理解できなかったように、透もまた雛菜を全て理解することはできないし、性格上それを強く行おうとはしないでしょう 
 だからこそ幼馴染という固まった価値観の中でのみ前進するのではなく、透とは違うベクトルで、彼女に強く影響を与えることで彼女の可能性を広げられる人間が雛菜には必要なのであり、それこそが彼女のプロデュースSSR【HAPPY-!NG】において示されたひとつの答えなのではないしょうか?


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3シャニPは本性を暴く(対:浅倉透)

 次に今回のホーム画面の会話において、同ユニットの他メンバーが個性的すぎたため、もはや逆に一番ユニットの中ではコミュ力が高いなどという意見まで出てきた浅倉透について考えます

 透は、驚くほど透でしたね(笑)

 何を考えているのかイマイチピンとこない言動で周囲を戸惑わせたり、その割には意外とノリがいいので状況をよく分かっていなくてもとりあえず相手に合わせてノッてみたり、そのカリスマ性で他人に好意を持たれやすいのか何故かいろいろな相手から物を貰ったりと、ほとんど普段と変わりませんでした
 しかしそれは逆に言ってしまえば、普段幼馴染といるときも、同僚たちと話すときも変わらないこの姿が彼女の素であり、浅倉透という少女は他のノクチルのメンバーとは違い何かを強く背負い、気負ったりもしていないことを示しているとも言えます
 透を特別な存在にしているのは周囲の人間であり、彼女自身はなんでもない普通の少女なのです

 【途方もない午後】コミュ3ではそうやって普通にしているだけであっても、そんな自分の考えとは裏腹に必要以上に評価されてしまう事に疑念を感じ、そういった戸惑いをシャニPと少しずつ乗り越えていく様子が描かれています
 そしてそうやって彼女を特別から普通の女の子へと戻すことこそが透にとってのシャニPの意味なのではないでしょうか?

 浅倉透はノクチルという長年の付き合いのある幼馴染の中でも特別です
 上記でも話題に出しましたが、『天塵』において語られた海へ行く約束
 この約束を透以外の全員がずっと大切な思い出として覚えているのは、彼女達にとって透が特別な存在であり、彼女との思い出のひとつひとつが幼馴染にとっても特別なものであるからに他なりません

 しかし、この「当人はしっかりと覚えていなくても、その出来事に強く影響を受けた人物にとってはそれは一生大切な思い出になる」というこの構図はどこか別の場面でも見たことがないでしょうか?
 そうです、それは浅倉透本人です
 透とシャニPとのジャングルジムでの思い出、それとまったく同じ構図なのです

 透はこのときのシャニPとの思い出の中での経験が人生観へと直結するほどに強い影響を受けており、それは普段からそのカリスマ性を持て余していながらもそれを生かすことに全く興味がなかった日常において、シャニPからの誘いというだけでアイドルへの道に飛び込む程です
 透にとって目の前を歩き、彼女を導いてくれるのはシャニPであり、幼馴染の中での関係性というのを取り払い少し離れた目線から見てみると、それを見つめる姿は他の幼馴染達が彼女を見ている姿とまったく同じなのです

 wingや、これまで二枚実装されているSSRなど、透はシャニPと二人で話すことで、これまで一人では見えていなかった多くの物事に触れて考えることになります
 円香、小糸、雛菜にとって透が必要であるのと同じく、透にとってはシャニPが必要なのです


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4樋口円香について

 とりあえずここで謝っておきます
 今回のテーマについて円香については割愛させていただきます

 まず理由としては最近実装された【ギンコ・ビローバ】が界隈で物議を醸しだしていることからもわかるように、円香がシャニPへと向ける感情は非常に複雑で様々な答えが入り混じっていることから、単純な見解を述べるだけでも内容が非常に長くなるということです
 これまでも十分長ったらしかったというのは重々承知ですが、【ギンコ・ビローバ】のコミュでの円香はそれぞれ…

 「人の目のないところでのシャニPを目の当たりにしたり」

 「彼が自分の味方であろうと頑張っている姿を見せつけられたり」

 「映画の登場人物をシャニPへと見立てたり」

 「円香自身がシャニPのように振舞ってみたりするなど」、円香が目の前にいるシャニPに対して抱いている感情が様々なもので構成されていることが、様々な描写によってこれでもかと描かれており、もはやパンク寸前なのです

 この状態に至るまでのwingでの経緯、その間に起った円香自身の心境の変化
 そしてシャニP自身の心理状態など、これらを枚挙しだすと本文が倍以上に膨れ上がりそうだったのと、この円香が至った感情の終着点があまりにもまだ見えないのです

 シャニPは円香が語るほどに完璧な善人ということはありません
 彼は自分に自信がなく、弱く、時にズルさを見せる場面もあります
 力及ばず物事がスムーズに進まない原因そのものになってしまうことも多く、彼がそんな自分自身に悩み苦しむ姿がこのゲームでは随所で描かれています
 それは円香の望むぐしゃぐしゃに引き裂かれながらも彼が真っ直ぐ道を進んでいるということでもあり、円香が今のように彼に反発する限り、彼はそれすらも乗り越えるべき自らの至らなさであると考え、自らを律する大人の仮面を更に深く被ることになり、その本性を更に円香から遠ざけます

 円香にとってシャニPという男は、透のように否応なく自身を惹きつけ、小糸のように愚直で、時に雛菜のように信用ならないほどに大人に見えたりするという非常に厄介な人間です
 しかし円香は幼馴染達に対しては長い付き合いと、その空気の居心地の良さから、最終的にくる情を切り捨てきることが出来ず、結果的にアイドル活動にまで付き合い、『天塵』でもノクチルという輪から抜けることが出来ませんでした
 何かに執着することを嫌う円香は、【閑話】において常日頃から心の中ではそんな幼馴染達とのやりとりを「どうでもいいけど」と自身に言い聞かす描写が見られましたが、結局は彼女にとって幼馴染達は厄介事であると同時にもはや自身から切り離すことも、放っておくことも、嫌うこともできないものになってしまっているのです

 敢えて今の段階で円香にとってのシャニPの存在意義を導き出すとするのならば、それはもしかしたら彼女の立ち向かうべき問題の集大成こそがシャニPなのかもしれませんね…ということで今回はお茶を濁して一旦逃げようと思います


5総評

 今回長くならないようにしたいという理由で本文のカットまで行っておいて、結局は長ったらしい怪文書を投下するに至ったのは、前回と同じくノクチルのGR@DATE WINGが最初の原因でした

 未だ実装から一年経たないノクチルはユニット単位でのコミュの供給量が他に比べると少なく、情報量が限られているわけですが、そこに彼女達の楽曲が加わることでそれらの物語に新しい色どりを添えてくれていると感じたのです
 しかしそれは同時に、彼女達の幼馴染という関係性が垣間見えるほどに、その中にある彼女達にとっての心理的な壁という物が浮き彫りになっていき、同時にそれは彼女達との最初の出会いであるwing…つまりシャニPとの関係性にも別のベクトルでの意味を与えているのではないかと感じたため、今回の怪文書へと相成りました

 シャニPは劇中でアイドル達を理解しようと走り回っていますが、実は一番最初のwingでの段階で、彼女達にとってもっとも大きな問題を理解し踏み込んでいたりします
 これはシャニマスという物語の芯がしっかりしていることの証明でもあり、だからこそ新しい発見がある度に何度も読み返したくなるような魅力がある作品なんだと再発見させてくれたのと同時に、だからこそこの作品の「更なる先が」本当に気になるなと、円香の新しいSSRを見て改めて思い、更にこの作品が好きになったんだという長くなった言い訳をしつつ、今回の駄文をここに埋葬して逃げたいと思います

 以上

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