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ITパスポート試験合格への道(40)

LANとWAN

ネットワークとは、複数のコンピュータを通信回線でつないだシステム。構成要素にはコンピュータ、通信回線、回線上のネットワーク機器、および各機器を制御するソフトウェアなどがある。

ネットワークは大きく次の2種類に分類される。

・LAN(Local Area Network)
・WAN(Wide Area Network)

➤LAN
車内や学校といった、狭い範囲のコンピュータで構成される小規模ネットワーク。

➤WAN
大規模なネットワークのこと。

※LANとWANの違いは「電気通信事業者が設置した通信回線を使うか否か」にある。使ったネットワークをWANという。

ネットワーク機器

➤ハブ
複数のコンピュータをネットワークに接続するための機器。ハブには複数のポート(ケーブルの接続口)が用意されており、その数だけコンピュータを接続できる。

➤ルータ
ネットワークとネットワークを繋ぐ機器。「LANやWANを相互接続する機器」という。

※ハブの役割:複数のコンピュータ同士をつなぐ
 ルータの役割:ネットワークとネットワークをつなぐこと

➤デフォルトゲートウェイ
他のネットワークへの出入り口の役割を担っている機器。具体的には、オフィスや家庭内のネットワークから、他のネットワークへアクセスする際に必要になる機器。

➤有線LAN
ケーブルでコンピュータ同士をつなぐLAN。代表的な規格に「イーサネット」がある。
 →イーサネット:IEEE(米国電気電子学会)の有線LANの規格の一つ。

➤無線LAN
無線でコンピュータ同士をつなぐLAN。Wi-Fiとほぼ同じ意味だが、厳密にはWi-Fiは無線LAN機器が相互接続できることを示すブランド名。
 →ESSID:無線LANにおけるネットワークの名前。ESSIDは「アクセスポイントを識別するための名前」ともいえる。

通信回線の状況を測る尺度には「伝送効率」と「伝送時間」の2種類がある。
伝送効率とは、回線速度に対する伝達速度の割合。
伝送効率(%)=伝送速度÷回線速度

伝送時間とは、あるデータ量を伝送するのに必要な時間。
伝送時間=データ量÷伝送速度


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