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「無意識」になるまで意識する

”人間は変わることが出来る”

こんな言葉が世の中にはある。

私たちは生まれながらの性質や特徴というものがある。

自分が過ごしてきた環境や選択した行動、そういった一つ一つの積み重ねが今の自分をつくっているといっても過言ではない。

そしてその積み重ねは、時に自分が理想とする方向とは違う結果に行き着くこともある。


例えば、活発で明るい子でありたかったが、何かと我慢しなきゃいけない環境にいたことによって、我慢することが当たり前になってしまったというパターンやもっと簡単に言えば、笑顔が上手くできない、自己主張が上手くできないなど。

でも本当は理想としている人間になりたい。

そんな時、「人間は変わることが出来る」という言葉は心の支えとなる。

変わるのに遅いということはない。いつからでも変わることが出来る、
そう、自分次第で。


ただここで気を付けなければならないのは、「簡単に変わることは出来ない」ということだ。

変わるということは、今までの当たり前を変えるということ
習慣を変えるということは一筋縄ではいかない。
というか、そんなに簡単に変えることが出来ていたら、全員が自分の理想の人間になれているはずだ。

でも出来ていない。

なぜか。

それは、すぐに変わることが出来ないという事実を受け止めきれず、志半ばで諦めてしまうからだと思っている。頑張ってもすぐには変わらないということを自分の中で受け止めきれず、だったら変わらなくていいや、となるパターンが多い気がする。

我々はどうしても即効性を求めてしまうから。


じゃあ、どうすれば変わることが出来るのか。
それこそ、タイトルに書いた「無意識」になるまで意識する、だと思う。

この言葉を少し深掘りしてみる。

私たちは日常生活において習慣になっていることがある。

例えばご飯を食べたら歯磨きをする。
外から帰ってきたら手を洗う。
今で言えば、外出するとき、マスクをつける
。など。

これらは習慣になっていいる人からすれば、意識してやろうと思っているわけではない。「ご飯食べたら、忘れずに歯磨きする!」と常に意識しているわけではなく、ご飯食べて歯磨きするのが自然の流れであり、むしろしない方が気持ち悪い。これがゴールだと思っている。

それこそマスクだって、人間が変わった最たる例だ。

これまでは一定数の人にとってはマスクをして外出することにどこか違和感を覚えていた。だけど”感染予防のためにマスクをつける”ということを意識し、継続してきた結果、今では逆にマスクをつけていないことに怖さを感じたり、気持ち悪さを感じたりする。


従って、本当に変わることが出来たのなら、それは無意識でその行動をとれている状態のことを言うと思っている。

そして無意識でも行動をとれるようになるためにも、その前段階として嫌というほど意識することが大事。

意識して、意識して、意識して。無意識になるまで意識して

そして意識するうえで、大事にしていることとして

「演じることから始めよ」

という私の好きな言葉がある。

最初は今までの自分とは違う行動をとるのだから違和感しかない。
だからこそ嫌でも意識するためには、自分はそれを「演じる」くらいの心意気が必要、ということだ。

演じ続けた結果、それがやがて本質になる。

人間変わることは出来るが、楽に変わることは出来ない
でも楽しんで変わることは出来る

「演じる」というと響きが悪いかもしれないが、むしろ演じることを楽しんで、変わった自分を想像して、「無意識」になるまで意識し続けることがなりたかった自分に出会えるのではないか、そう思っている。

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