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自分の価値を掘り起こしてみよう

先日株式会社R.E. Worksが開催したスポタメセミナーに足を運んできました。

「スポーツ・エンターテイメントの世界には、まだまだ多くの価値が眠っている。」

こちらをコンセプトに、スポーツ界で働く裏方の皆さんが自らの仕事を通じて得たスキルを伝えていく場です。

イベントのセミナーレポートも公式ページから読むことが出来ます。参加してみる事で自分がこれまでしてきた仕事の価値を今一度考え直し、掘り起こしてみようと思うきっかけとなりました。

まずは自分を客観視する時間を取る

大学時代は履歴書を書き、就職活動を繰り返すことで常に自分を客観視する必要があったかと思います。ですが一度社会人になると、周りと比較はしてしまうけどなかなか自分の「価値」を真剣に考える時間って少ないんじゃないでしょうか。

フリーランスとして仕事をしていると実はこういった時間がサイクル的にやってきます(私だけ?かもしれませんが)。何故か野球シーズンが終わる時期には毎年のようにやってくるような気がします。選手の移籍や契約終了などが続くこの時期なので、自分にもこれまで訪れていた危機が体に染み付いてしまっているのかもしれませんね。

アスリートだけでない、スタッフに訪れるセカンドキャリア

アスリートにとってはプロの道を歩み始めたその瞬間から避けて通る事の出来ない引退。これはアスリートだけでなく、裏方にも実在する問題なのではないかなと思います。

競技に特化した職業も多く存在する中で長年経験してきた特殊な道を離れた時に何を目指すのかというのはすんなり行かないこともあるのかなと思っています。

私は実際メジャーリーグという特殊な世界でインターン時代を含めると7年間通訳という仕事に就いていました。

帰国してから4年近くフリーランス時代を過ごしてきましたが、本当に特殊な仕事だったなと振り返ってしみじみ思います。そこで経験した全てが今の仕事に活かされているかといえば、まだまだ掘り起こせていない価値も眠っている気はします。

自分の価値を掘り起こしみる

今回のセミナーではスタジアムDJの南隼人さん曰く、仕事で力を発揮出来る3つの要素に準備と知識、能力、そして空気を読む力・作る力を挙げていました。

その中でも1番難しくもあり、可能性を広げることにもつながるのが空気を読んで作る力。この力を作っていくためには、空気を持つ人となるべく会っていく事を心がけていると話していました。

待てよ...

通訳ってこの空気を持つ人達と密に時間を過ごすことが出来ている仕事なのでは?

これまで振り返っても多くのメジャーリーガー達はもちろん帰国してからのフリーの活動だけでも色んなアスリートや著名人の空気を感じて仕事をする機会にも恵まれてきました。

どうしても言語を訳すという仕事に捉われがちな通訳という仕事ですが、この空気を読む力というのも掘り起こしていけば1つの価値として見出せるのではないか。違った視点で自分の職業を捉えて、それを言語化していく。これを繰り返していく事によって、また新たな自分を掘り起こしていけるかもしれません。

最後に一つの記事を紹介させていただきます。プロバスケットボールリーグのNBAでトレーニングコーチを20年間務めていたアラン・スタインJr.氏がスポーツからビジネスの世界へとキャリアチェンジを行ったストーリーです。これまではアスリートのパフォーマンス向上をサポートしてきたのですが、そのキャリアに終止符を打とうと思ったタイミングで新たなキャリアをスタートする事となったのです。

スポーツ界だけに問わず、どんな職業の方でも他の世界に行く不安を持つかもしれません。その前に自分の行っている仕事を自己分析し、自分の価値を掘り起こしてみることで新たな道が目の前に広がっていくでしょう。

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