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コロナ渦の中の帰国の様子を振り返る

コロナ渦の中の帰国をあまり語るべきではないかと思いましたが、その中でも世に出ている情報が少な過ぎ、疑問に思っている人も多いため私なりに少し振り返ってみたいと思います。

まずはアメリカの移動から。

新型コロナウィルスの影響で利用者も減っており、空港まで10分も掛からない距離にもかかわらずある送迎サービスによっては90ドルを請求されそうにもなりました。ですが通常の値段でのタクシーを予約することが出来て一安心。とは言え心のどこかで不安を感じながら、朝を迎えました。住んでいたマンションの鍵を返却し、準備万全でスーツケースと共に待つも全く来ない。

不安的中!すぐさまUberを探しました。午前4時半だったため、一番の不安がここでした。すると10分ほどで到着出来る運転手を見つけることが出来て、救われました。危うく帰国の旅をスタートすることが出来ないところでした。。。早起きのUber運転手にまずは感謝です。

通常なら乗り換え1度で帰国が出来るフライトの経路だったのですが、アメリカから日本への便が急激に減っているため乗り換えは2度必要。実は日程も数日間ずれました。本来はもっと前に帰国するはずが便の関係上、キャンセルがあって振替となりました。

空港やフライトでの様子といいますと、それぞれがしっかり対策をしていて特に不安を感じるという場面はなかったです。列に並ぶ場所では常にソーシャルディスタンスが保たれていて、航空会社からもマスク着用は義務付けられていました。搭乗に関しても細かく分けてでした。本当に時間通りに出発するのかという不安は付き纏いましたが、空路に出ているフライトが通常より少ないのか到着時間は全て予定時刻の前。2つの乗り換えも1時間程度しかありませんでしたが、共に余裕を持って乗り換えることが出来ました。

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ただ空港内の飲食店はほとんどが閉まっている状態だったため、この時期移動を必要とする人は軽食は用意しておいた方が良いかもしれません。フライト内では機内食が用意されましたが、通常に比べると少なめの提供。

ちなみに空港内で目に付いたのがZoomの広告の多さ。以前からそうだったのか、今だからこそ気付いたのが定かではありませんが... 

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機内では乗客同士の間隔はしっかり保たれていました。そして厚生省からのお願い、入国する際の検疫所へ伝える情報など3-4枚の資料記入が必要となりました。いよいよ日本に到着。検査などの情報は耳に入っていましたが、どんなプロセスなのか、どれだけ時間が掛かるのか。

まずは飛行機を降りると、乗客全てが隔離されたゲート前へ移動。ここで15分ほど待機した後に帰国に際する説明がありました。そして順番に並んで、記入した用紙を提出する受付に。公共機関を使っての帰宅はもちろんダメ、そしてどのような場合は帰宅して良いのかなどの説明。あくまでも自主的ではありますが、記入したことと反した行動を取った場合は罰せられる可能性なども伝えられました。

その後はPCR検査へ。小学校での身体検査のような区切り(経験したことないですが、イメージです)でいくつか質問に答えて少し長めの綿棒を鼻に突っ込まれることに。

同僚が一足先に帰国していたことから心の準備が出来ていたため、そこまで辛くはなかったですが、ツンとする位置までは突っ込まれます。これが終わると、最終確認。厚生労働省とどのように確認の連絡を取れるかを再度。電話という形だけでなく、LINE公式アカウントに登録することで簡単に回答して行ける手段も。

ここまでのプロセスは飛行機を降りて30-45分程度。最後に預けた荷物を取りに向かいますが、すでに航空会社の方々がきれいにまとめていてくれました。感染状況が分からない海外の人たちを迎え入れる方々も勤務するに当たって色んな不安があると思います。ですがその方々のおかげで帰国する私たちは不安なく、安心してこのプロセスを進めることが出来ました。空港勤務している方々、改めてありがとうございます。

空港から公共機関を使わず、家族に迎えに来てもらってからは自宅へ直行。そして14日間は指定された場所での待機が必要となります。自宅が難しい場合はホテルという方もいるかと思います。そして健康状態を毎日チェックし、体温測定なども行います。

すると帰国から3日後には東京空港検疫所からのメールが届き、検査結果のお知らせがありました。検査結果「陰性」が綴られていましたが、改めて帰国翌日から14日間、引き続き待機場所から不要不急の外出をしないこと、公共交通機関を使わないようにと明記されていました。

情報が少ないことから「不安」を抱く国民、帰国者も多いと思います。ですが実際は帰国者がしっかり責任を持ち、受け入れる側も体制を整えていれば何の不安もなく進めることが出来ます。もちろんこのプロセスには色んな意見があると思いますが、それでも1人の帰国者として不安なく手続きを終えることが出来たことを伝え、責任持って14日間の外出自粛を守っていきたいと思います。

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