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繋がりを作り続けるスタジアム

試合が再開されてもスタジアムに観客を呼ぶことが出来ない状況は世界各地で続いています。

それでもスタジアムは試合だけが提供できるコンテンツではない。すでに各地で行われているスポーツ以外のエンタメは紹介させていただきましたが、今回はスタジアムが地域と繋がりを作り続ける例を。

思い出ある校舎での卒業式が出来なくなった今、「密」を避けて行う環境を提供できるのが何万人も収容することが可能なスタジアム。最後の学生生活を仲間と送ることが出来なかった者達へ送る、最高の思い出。

テキサス・レンジャースは未だ試合を開催出来ていない新スタジアムのグローブ・ライフ・フィールドで卒業式を開催。スタジアムにとっての”こけら落し”が卒業式となりました。

同じく制限が緩和されているテキサス州のNFL球団ダラス・カウボーイズもスタジアムを卒業式の会場へと変貌。

そして各地では父の日に親子でキャッチボールをする機会を予定するところも増えてきています。ランチを親子で食べ、さらには父へのメッセージを子供が場内アナウンスを使って読み上げる機会も。

日本でも鹿島アントラーズの本拠地カシマスタジアムがPCR検査センターへと変貌するなど国内でも色んな事例が出始めています。

レアル・マドリードも本拠地を医療器具を集める拠点として、地域にとってのハブに。

試合がないからこそ、スタジアムという場を使って忘れ去られないための”繋がり”を作ることが求められています。そしてこれらの会場へスポーツ以外のために訪れた方が今度は試合見に行こうと思ってもらうことが一番。

私も高校野球の聖地であり、プロ野球の舞台でもある甲子園球場に初めて訪れたのは野球観戦以外の理由でした。小6で西宮市にある小学校へ編入しましたが、すぐさま甲子園で開催される運動会へ参加するための練習等に参加することになりました。

今思えば本当に貴重な機会だったんだなと思うと同時にこういった思い出はずっと残り続けるのかなと感じています。

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