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地球に似た星で生命が誕生している可能性が明らかに!?TRRAPIST-1でとうとう。。。

こんばんは、りょーです。

今日は地球みたいに生命を生み出す可能性がある惑星が出てきたか!?という話をしたいと思います。

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みなさん、トラピストワン(TRRAPIST-1)って星はご存知ですか?2017年ごろに見つかってめちゃめちゃニュースになった星です。

なんで話題になったかというと、周りに7つの惑星が回っているのですが、そのうち3つが「生命の存在可能性がある星」として分類されたからです!

このnoteでもいろんな研究を紹介していますが、今でこそ生命がいそうな星ってたくさん見つかっています。例えばこんな記事とか。

しかし当時はなかなか地球っぽい星って見つかってなかったんですね。この研究分野が目覚ましい進歩を見せているのはこの数年の話なんです。

そしてこの生命がいそうな星候補がバーーっと見つかる最初のインパクトがある研究が、このTRRAPIST-1という星とその周りの惑星たちというわけです。

今回紹介する研究では、それらの生命がいそうだぞ!と言われている惑星において、もっと高い確率で生命の存在を示せないか!?というところに注目しています。

では、どうやって生命存在の可能性をあげるのか。それは地球上に生命が誕生したきっかけを考えるところまでさかのぼるとか。

地球に生命が誕生したのは、運良く水があったというところが大きいのですが、そこに生命誕生のきっかけを与えたのは、やはり「太陽」なんです。しかもそのきっかけを作っているのは、美白女子の天敵「紫外線」です!

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太陽は昔今よりも活発な状態だったと考えられていて、その時は今よりも紫外線を多く出していたそう。今も同じくらい出ていたら1日で小麦色に染まっちゃうレベル。なんなら死んじゃうかも笑

そんな量の紫外線がたくさん降り続いていることが、地球上に生命誕生の対一歩であるDNAとかRNAとかの部品が生み出されるきっかけになるわけです。うっとおしい紫外線も、母なる紫外線ってとこなんですね笑

しかしこれまでのTRRAPIST-1に対する観測で、そこまで強い紫外線はないってことがわかってるんです。困った、これじゃあ生命誕生しないじゃないか!ということで、その紫外線量を賄える別の減少に注目しました。星表面の爆発現象「フレア」です。

フレアが発生すると、一時的に大量の紫外線が放射されます。こんな減少が頻繁に発生していたら、TRRAPIST-1の周りを回っている地球っぽい星たちの上に、生命誕生のきっかけを生み出すのでは!?と考えたわけです。

そこで今回の研究では、2年に渡って星を観測して、巨大なフレアをどれだけ頻繁に起こしているのかを調査してあげました。その結果、太陽でこれまでに見つかっているフレアよりも10倍も大きい規模のフレアが、年間に4.4回も発生していることがわかりました!

こんなに起こってるのなら、生命誕生のラインを満たしてるのでは。。。と思って計算した結果、「全然足りない」って結論に。。
なんだよ。期待させられすぎました笑

ということで、数年前に世界中で話題を呼んだTRRAPIST-1ちゃんと、その周りの惑星ちゃんたちでは、地球外生命体を生み出しにくいってことになりました。残念。他の星で新たに見つかることを祈りましょう!!

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