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2018-9-1 Xデザイン学校 vol.4

   前回の学びから1ヶ月と少し空きましたが、個人的にとても楽しみにしていた京都でのフィールドワークの日が来ました。普段は、Yahoo!さんのオフィスをお借りしていますが、フィールドワークはなぜ京都なのだろうと疑問に思っていたところ、浅野先生いわく『京都は特に、人々の暮しの特徴が顕著に表れる』といったお話を聞き、フィールドワークが終わった今になってやっと、なるほどと納得することが出来ました。

 私達のグループはなるべく観光客がいない所、ローカルな人の暮らしが見えるところに行こうと話し合い京都中心地から少し離れた商店街に向かいながら道中ずっと考えていたのは『豊か』とは何だろうということで、一生懸命に豊かさを定義しようとしていました。これは自分の中で一つのミスで、今ある豊かさの定義をもとに考えてはいけなくて、自分達の中で新たな豊かさを創造、定義しなくてはとフィールドワークから帰って来てから気づきました。。

フィールドワーク

まずは、古川町商店街に向かいましたが、時代の変遷なのか人がほとんどおらず、人にフォーカスを当てて豊かさを探していた為、ほぼ素通りに近い状態で商店街を後にしました。後からの気づきですが、そういったあまり手の加えられてない場所にこそ京都らしい豊かさのヒントがあったはず。。

その後、智恩寺を訪れましたが、正門からではなく裏口から入った時、お二人のメンバーの方と私の全員が「豊かやなぁ」と口を揃えましたが何ともそのときに感じた豊かさを言語化出来ないもどかしさが今でもあります。これぞ豊かだと感じたあのシーンを個人的に掘り下げたいと思っています。日本人は、「エモい」など、心情の微妙なニュアンスを言語化することが得意だそうですね。ぜひあの感情を言語化したい、使いたいです。。

フィールドワークでの反省点として、数点。。
・デプスインタビューとエスノグラフィックインタビューについて
・定点観察について

『デプスインタビューとエスノグラフィックインタビューについて』

この2点に関してはフィールドワークで全く生かせず、それが帰ってきてからの分析の質に大きく関係しているように他のグループを見ていて感じました。これらをしていないと、どうしても対象の深層心理にまでは入りづらく、私達も行為が起きた瞬間にインタビューをしないと、浅野先生が言われているように回顧する形になってしまいますし、情報の信憑性にも影響してくるかと思います。 

        

            『定点観察について』
行動観察をする上で、一つのシーンを切り取って、そこで定点観察することの有効性にも気づけました。そこの空間で誰がどのような行動をとっているか、フィールドワークというと、ついヒト・モノに着目しがちですが、空間に目を向けることでまた違う発見があるように思います。

観察が終わり、会場に帰ってきてからKA法、KJ法を用いて価値の分析・分類を行いました。私のグループは以下のようになりました。

タイムマネジメントも重要な半面、もう少し時間をかけたいなといったところでした。他のグループを見てみると、京都らしい社会システムに目をつけていたりと、「なるほど」「うわ、すげぇ」と感じるところばかりでした。

合宿初日の気づき・反省点

・調査・分析においては一切のバイアスをかけない、むしろ取り払う
・言語化できない価値により人は価値を感じる
・モノ・サービスを考える際のタッチポイントの重要さ


今回の合宿初日は心身ともに疲弊した上に、自分の知識の収納庫の量の少なさに気づけた1日でした。。。。






             





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