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②映画オールタイムベスト100(11位~20位)

映画のオールタイムベスト100を順位付けて発表していきます。

今回は11位~20位の10作品!

11.インターステラー
12.王国(あるいはその家について)
13.ワイルドツアー
14.ア・ゴースト・ストーリー
15.20センチュリーウーマン
16.人間の時間
17.メッセージ
18.すずしい木陰
19.バーニング 劇場版
20.きみの鳥はうたえる

11.インターステラー

みんな大好きインターステラーです。
映像作品としての圧倒的感動と重層的な物語には圧倒されますよね!
フルサイズのIMAXで観る本作はもう…声が出ません
IMAXレーザーGTで観てみたいです…
これは意見分かれるところだと思いますが、僕はフィルムよりレーザー派です。

12.王国(あるいはその家について)

劇中劇のいくつかのシーンのリハーサル風景を150分間繰り返す不思議な作品です。
何言ってるんだよとお思いでしょうが、これ以上にどう表現すればいいか分からないですし、これが全てだと思います。
劇中劇に至るまでの過程や劇中劇でストーリーを語る、わけどはなく、なんなら劇中劇の全容すら分かりません。
でもそこにはハッキリと物語が浮かび上がるんです…
映画の概念すらも利用した脚本を、冷ややかに見つめるカメラを通して観察するんです。圧倒的すぎる大傑作です。

13.ワイルドツアー

山口県のアートセンターYCAMでの自然探索のワークショップを通じて親睦を深める、中学生と大学生の青春映画です。
演技経験のない中高生の演技と演出、物語が最高にマッチしていてニヤニヤが止まりません。
2019年最も熱くなった大好きすぎる、最高に尊い映画です。

14.A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー

妻を残して死んだ男が幽霊となり家で妻を見守る物語。
声をかけることも触れることもできず、ひたすら彼女を見守り続ける。
ラストで"A GHOST STORY"というタイトルが出た瞬間、「あぁ、そういうことだったんだ」って涙が流れました。
映像や構造の異質さを知った上での鑑賞は些細なことで感動が溢れてきます。

15.20センチュリー・ウーマン

思春期の息子の教育に悩む母、家を間借りしている写真家の女性、親密な近所のお姉さん、彼女たちの夏の物語。
この映画は僕自身なんです!とにかく僕はこの映画なんです!少年の心情や考えが自分にガチっとハマりました。
79年の時代を彩るサントラも注目です。

16.人間の時間

キム・ギドクの新作です。(監督自身の犯罪性や人間性は論じません…)
カップルや政治家、ヤクザなど、様々な人々を乗せたクルーズ船が酒・ドラッグ・暴力がはびこる無法地帯となった翌日、船は空の上にいた。人間性が崩壊した地獄絵図が続く映画です。
地獄絵図の先にたどり着くのは奇跡の楽園です。
これをオールタイムベストだと大声で言うことははばかられます(笑)

17.メッセージ

地球に降り立った宇宙人と言語学者が会話するSF。
人間の時空間に対する認識では理解できない「認識」を言語化した傑作です。過去と未来を行き来するすることは子供のころからドラえもんなどで当たり前の感覚だと思っていましたが、まさかこんな考え方があるとは思ってもいませんでした。
自分の中の「映画」を超える映画に出会えるって素晴らしい!

18.すずしい木陰

1人の女性が木陰でハンモックに揺られている。揺られている。揺られているだけ。何も起きない映画。
本当にただそれだけなのに、鑑賞後に不思議な幸福感に包まれます。
どんな映画も勝てない、圧倒的で原始的な映画らしさを体験していただきたいです。
4月4日から上映されました。コロナ後のロードショー再開を願います……

19.バーニング 劇場版

偶然出会った幼馴染の女性と親密になった青年のもとに、謎の男ベンが新江割れ日常が狂わされていくミステリー。
非の打ち所の無い、面白すぎる完璧な映画です。
物語・映像・音楽・演技・演出、ありとあらゆる映画の要素が完璧。こんなに完全無欠な映画があるとは思いませんでした…

この作品より上位の「不完全な」作品には、この完璧な面白さをも上回るほどの愛と面白さ、楽しさがあるんです!!

20.きみの鳥はうたえる

函館で3人の青年らが酒を飲み踊り語らう映画。
もろくてグラグラ揺れる青春が美しくて仕方ないです…あるシーンは彼に共感してたけど次の瞬間彼女に、みたく3人それぞれに目まぐるしく共感してました。
ラストカットも最高です。

以上、11位~20位でした!

書いているとにどんどん語彙力が無くなっていくことをひしひしと感じながら書いています(笑)
ではまた21位で。

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