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鋼のメンタル姐さんが挑むUXデザイン: リサーチと学びの旅

Xデザイン学校への入学

私、鋼のメンタル姐さんは、今の仕事にさらに真剣に向き合うため、「Xデザイン学校ビギナーコース」を受講することにしました。

Xデザイン学校についてはをご覧ください。

半年間のオンライン・オフライン両方の授業です。約4年前に受講した職業訓練学校以来の「学校」です。

そもそもUXとは?

そもそもUXって何?
引用によると

UXとは、「User eXperience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、ユーザーがサービスや製品を使用する際に得られる体験を指します。例えば、ECサイトでは「欲しい商品を見つけやすい」「サイトの機能が理解しやすい」「サイトのデザインがオシャレで好ましい」「カスタマーサポートの対応が早くて親切」などと感じるすべての体験がUXに当たります。

https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20230505_uxui.html

私の解釈では、「「永遠に使いやすいって何だろう?」と問い続ける」ものです。
例えば、10人のうち3人が「素敵!」と思っていたアプリやWebサイトが、残りの7人にとっては使いやすくもなく、情報も取りにくいということもあります。
では、7人にとって「素敵」「使いやすい」「情報を取りやすい」ってなんだろうと問い続け、探し続ける仕事です。

リサーチの重要性と学びへの意欲

UXで欠かせないのが、使っている人に「聞いたり」「観察」したりすること。これを「リサーチ」といいます。
現職の会社でもいろんな手法を使ってリサーチを行っていますが、先輩に教わりながら「なんとなく、こんな感じかな?」を繰り返して実施している状態です。
しかし、どうしても不安が残ります。
本に書かれていることや、自分なりに分析して報告はしていますが、リサーチをすればするほど、「自分に都合よく解釈していないか?」「この手法で出した結果でよいのだろうか?」、「そもそもリサーチってなんなんだろう?」という不安が募ってました。

そこで、基礎からしっかり学ぼうと決意し、Xデザイン学校を受講することにしました。
学校では、「やり方のノウハウを学ぶ」というよりは、「なぜリサーチを行うことに意義があるのか?」や「社外の視点ってどんなものだろう?」という好奇心も大いにあります。

最悪の旅を考えるワークショップ

初回授業のチームビルディングのためのワークショップのお題は「最悪の旅とは?」でした。
難しい!
「最悪」って何だろう?
答えを考えれば考えるほど頭の中には「???」
自分の考えるスケールの小ささに衝撃を受けました。思い浮かぶのは「なんとなく起こりそうな嫌なこと」ばかり。

私の考えた「最悪の旅」は
「女友達と2人で石垣島に行く予定が、台風で飛行機が飛ばなくなり、空港で一夜を明かす」
補足)「明日の朝になったら飛びそう!」「もう諦めて明日の朝帰ろう」と言い争い、不穏な空気を流したまま次の日1人は帰る。女性2人ってところがポイントです。(決して差別ではないですが、女性2人旅あるあるですよね?)

ちなみに、実際に経験した「最悪の旅」は、韓国に2人旅に行ったとき、私が熱を出し、一晩だけですが友人が一人でソウルの街に遊びに行きました。その友人とは帰国後、疎遠になりました。

日常からかけ離れた発想を得るには?

「スケールの大きな」アイデアとはいかないかもしれませんが、自分の日常からかけ離れた答えを得るにはどうすればいいのでしょうか。

本を読んだり、どこかへ行ったり、経験を積むしかないのか?
そういえば、「自分事にする」というのがポイントだと、あるタイミングで浅野先生(講師の先生)がおっしゃっていました。
ただ本を読むだけではなく、「自分だったらどうだろう?」と考えるところまでが「本を読むこと」の一連の「自分ごと」へのアップロードなのかもしれません。読書と同様に映画を見て「これが自分だったら」と考えることもできます。

「最悪の旅」というテーマを今まで見た映画でどうかなと考えると、「名探偵コナン」のコナンたちが同じ旅先にいると、何かしらに巻き込まれそう。
私の「最悪の旅」は、「空港で、ちょび髭のおじさんと高校生くらいの髪が長い女の子、蝶ネクタイとメガネをかけた小学生くらいの男の子と同じ飛行機に乗ることが発覚した瞬間」に幕を開けるかもしれません。

販売員時代のリサーチと学び

授業を受けていると、ふと5年前までアパレルの販売員をしていた頃のことを思い出しました。
アパレルの販売員時代、どうやら「リサーチ×アジャイル開発」をしていたようです。

「いらっしゃいませ〜」「かわいいですよね〜」というタイプの販売員ではなく、常にお客様を観察し、「どう接客しようかな」と考えるタイプでした。頭の中は、まるで「千と千尋の神隠し」の釜爺が頭の中で「どの引き出しを出そうか?」と考えているような感じです。

リサーチはお店に入る前から始まります。
販売員としての気配を消して、時間帯や曜日を踏まえ、どのような人が店に入ってくるのか、どんな服装の人がいるのかを観察します。
「靴」を販売していたので、歩き方も観察します。

お店に入ってきたら、目線、歩く速度、持ち物などを観察し、どのタイミングで声をかけるかを考えます。

「声かけ」は、インタビューの導入の「アイスブレイク」のようなものです。
今日は何のためにお店にいらっしゃったのか?
何か特別な目的があるのか?
それぞれを掘り下げ、目線や表情を観察します。

「試着」まで進めば、ヒアリングです。
どんな状況で着用されるのか?は、大本命ですが、問題は「痛むとこ」や「悩んでいること」です。お客様が痛みや悩みを明確に教えてくれるのはありがたいですが、多くの方は「痛みの原因」や「違和感」の本当の理由を把握していないことがほとんどです。
多くの場合、靴のサイズが合っていなかったり、足の厚みに問題があります。
目線や表情で「何かあるんだろうな」と察知します。

また、様々なお話をしたり、別のものをおすすめしたりします。
おすすめするのは、お客様の入って来る前からのリサーチや表情を読み取って、なにをおすすめするかを考えます。

その後、うまくいけば購入につながります。

振られることから学ぶ

しかし、うまくいかないことのほうが多いです。
そうです。売れないことのほうが多いです。

しかし、売れなかったとしても「お客様の情報」を得ることはできます。
次は別のやり方で試してみようと、すぐに切り替えます。
売れなかったことを「振られる」と言いますが、振られるほど、改善の機会が増え、良い情報を得ることができます。

とはいえ、売れた時の情報をそのまま別のお客様に適用しても「売れない」こともありますし、何の気づきも得られずに売れないこともあります。

その都度「売り方」を修正し、その都度「売り方」をリリースしていました。気づいたら、13年間も働いていました。
開発的に言うと、「「13年間リサーチを繰り返し、運用し、リリースし続けた」→「アジャイル開発」し続けていた」ということになります。

さらなる挑戦と学び

販売員時代の「自分ごと」の想像はできましたが、今の職にはまだまだ結びつかない部分があります。
まだまだ失敗が足りないのかもしれません。

「失敗」ではなく「学び」と授業で習いました。
私自身もそう思って仕事してます。
(そもそも「成功」とはなんなんでしょうね?)

これからもいろんな場所で「失敗」を重ねて、「学び」、敷いては「経験値」を増強していきます。

そういえば、アパレル時代に後輩たちに「失敗しても死ぬわけじゃないから、大丈夫!」と励ましていたことを思い出しました。

最後に

このnoteは、「リフレクション」(振り返り)のために書いています。ただ、正直なところ、まだ「リフレクション」というものが自分の中でしっかり掴み切れていません。
ですので、これは感想文に近いかもしれませんが、恐る恐る書いています。

授業を受けていると、「これってあれかな?」「ということは…?」と、いろんな考えが頭を駆け巡るのですが、授業中は誰かに話しかけることもできず、オンラインチャットにも投稿できず、自分だけで消化するのも難しいです。
そこで、とにかく授業中に思ったことをメモし、その後にnoteに書き起こすことで、自分なりに整理し、消化する一貫でもnoteを書いて行きます。

いつか「リフレクション」というものがしっかりと理解し、この「鋼のメンタル姐さんが挑むUXデザイン: リサーチと学びの旅」シリーズが胸を張って「リフレクションです!」って言えるまで、長く温かい目で見守っていただけると嬉しいです。