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今日も"言葉"を食べ、"言葉"と眠って、"言葉"と生きるーー #言語化力 を読んで

「今から会おうよ」ーー。

日付が変わりかけた、深夜のある日のこと。
タクシーに乗り込み、けやき坂のスタバへ向かう。

あの頃はまだ暖かかったから、テラスの席で。
ホットラテを二つ注文して待ってくれていた三浦さんと落ち合った。

「どうしたよ?」

そう声をかけてくれた、三浦さんに悩みを一つづつ吐露していった。

経営のこと、プレイヤーとして生きていくための展望、体調が優れぬこと・・・

一つひとつの悩みに対し、重厚でいて軽快な、三浦さんならではの“言葉”を強く優しく投げ返してくれた。あの夜のことは、忘れない。

その翌週には、元気のないぼくを京都旅行へと連れ出してくれた。

■■■■■あれから、数ヶ月のときが流れて■■■■■

「答え合わせはまだ先」

その間、三浦さんは何度もメッセージをくれた。
「どうよ」「元気になったか」「飯いこう」

体調を崩していたこともあり、メッセージをみれていなかったときでも、何度も何度も気遣ってくれたこと。ぼくは忘れません。

思い起こせば、あのスタバで悩みを相談したときに、ぼくの背中を押してくれたこと、思考を解き解してくれたこと。

ぶぁっと走馬灯のように、立ち蘇ってきたのが、三浦さんの著書『言語化力』を読んでいる最中。

「きっとこの人は、言葉でパートナー企業の苦境を何度もブレークスルーさせ、苦悩する周囲の人々を救ってきたのだなあ」と、何度も頷いた。

いいときも、悪いときも、その瞬間が人生の結論ということは絶対にない、答え合わせなんて、死ぬその瞬間までできない。笑って死ねるか、泣きながら死ぬか。そのどちらかが正しいのか、今の時点でわかるわけがない。
(同書、249頁)

“言葉を手にしていく感覚”に震えながら、今日も言葉を食べ、生き伝えていくのだーーと。職業柄でもないのですが、改めて思えた次第でした。

迷ったとき、何度も繰り返し読みたい本です。みんな読みましょう。

三浦さんとご飯を食べるたびに、元気ゲージが溜まっていきます。

■■■■■P.S.■■■■■

三浦さんが謝辞でさりげなく入れ込んでいた『切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』は、ぼくにとっても生涯のベスト本5に入る超良書なので、未読の方はぜひ。

併せて、最近1番のオススメは以下のnoteでご紹介。

■■■■■過去に書いた「言葉」関連のnote■■■■■



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