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明治安田生命J1リーグ 第25節 ヴィッセル神戸vsセレッソ大阪 感想

**試合結果 ヴィッセル神戸 0-1 セレッソ大阪

     《得点者》柿谷選手 後半17分**


■前半
中2日で迎えた関西ダービーです。前節の横浜戦をなんとか逆転勝利したセレッソは首位川崎フロンターレに独走させない為にも決して落とすことのできない大切な試合。また、連勝記録も伸ばしていきたいところです。

セレッソは4-4-2のフォーメーション。神戸は3-4-3のフォーメーションを取り、イニエスタ選手が先発に名を連ねました。セレッソは両サイドハーフを、清武選手→柿谷選手、坂元選手→西川選手へのチェンジ。丸も先発出場でした。頑張れ!
この試合も札幌・横浜戦と同様、相手(神戸)にボールを支配される展開となります。それでも、セレッソDF陣の統率されたライン、MF陣のパスコースを限定する守備網に神戸の攻撃は決定機を作ることができませんでした。横浜戦の失点時に見えたセレッソの弱点としては、高い位置で両サイドにボールを展開することで、ヨニッチ選手、瀬古選手の距離感を分断する方法が効果的に見えました。神戸も3-4-3のサイドハーフに攻撃力とセンスのある酒井選手、西選手を配置し、揺さぶりをかけていました。

■ピックアップ
前半7分 神戸の攻撃
フェルマーレン選手が西川選手のプレスに対してGK前川選手に戻します。ラインを押し上げたセレッソに対して、背後のスペースへロングボール。西選手が懸命に走ってボールを残します。西選手はスピードがあって、俊敏な動きをする素晴らしい選手です。山口選手がイニエスタ選手に預けようとしたボールがインターセプトされましたが、この時の神戸FWの藤本選手、古橋選手の距離感が遠いなと感じました。札幌や横浜のようにクロスに対して高さで勝負できる選手がいる場合は、サイドに対して顔を出すより、中で待ち構えたほうが良いです。しかし神戸の2トップは高さよりも狭いところでの抜け出しや、足元の技術が得意なので、再度からの崩しの距離感はもう少し近くしたほうが良いと感じました。クロスを上げるなら、深くまでエグってゴロの早いクロスが良いですね!

前半 32分 都倉選手 一発退場
神戸のフリーキックのチャンスからセレッソのカウンターです。松田選手のクリアーボールを神戸DFが処理をミス。そこを奥埜選手は見逃さずに、体を入れながら前を向きます。左サイドを駆け上がってきた都倉選手へ絶妙なパス。都倉選手はサンペール選手と競り合いながらシュートまでいきました。このスプリントからシュートまでの動きはとても良かったです。またサンペール選手の守備もシュートコースを限定し、ファーサイドに打たせない完璧な守備でした。その後が問題でした。。。テンションが上がってしまうと冷静なプレーができなくなることは多々あります。ですが、このプレーは頑張り方を間違えたプレーでしたね。都倉選手もプレー直後から反省しているようでしたし、またチームに貢献できるように準備をしてもらいたいと思います。こういう時の監督の対応も非常に大切ですよね。チーム内も当然ですが相手チームや審判団、マスコミなど様々な対応が求められます。ロティーナ監督はどんな対応をみせたのでしょう。とても気になります。
これにより西川選手が交代をしました。もう少しプレーを見たかったので残念でした。
《余談》西川選手が高校時代、桐光学園が優勝した令和初のインターハイで、準決勝の京都橘との試合を沖縄で見たのを思い出します。仕事で沖縄を担当していたのですが、すこーし時間を作って見に行きました。すこーしだけですが・・・。あの時は高校生の中でキレキレのプレーをしていました。男前でプレーも凄くて、良いなぁと思いましたね(><)www

前半終了 0-0

■前半スタッツ
○シュート(枠内) 
神戸7(3)   セレッソ9(4)

○支配率       
神戸67%      セレッソ33%

○パス(成功率)   
神戸373本(87%)  セレッソ145本(81%)

■後半
両チームともハーフタイムに選手交代は無しです。僕が監督でもそうだろうなと思います。清武選手や坂元選手を出して攻撃的に行きたいですが、10人になってしまった事で、よりカウンターの要素が強くなってしまいます。0-0なのであれば、後半もこのメンバーで様子を見て、一発のチャンスを伺う事が大切です。それに柿谷選手にフル出場してもらい、結果を出してほしい!チーム内競争を加速させてほしい!セレッソの8番は曜一朗!お前なんだ!というロティーナ監督の熱いメッセージがあるような気がしました。(妄想癖があります。ご容赦ください。)
実況、解説の方も言ってましたが、セレッソの木本選手、片山選手、奥埜選手など、複数のポジションをこなす事ができるユーティリティプレイヤーがいる事はとても助かります。
僕も子どもたちに、複数のポジションを経験させます。自分より凄い選手が入ってきたらもう終わりだ!みたいな選手になってほしくないです。様々なポジションを経験することで、それぞれのポジションの気持ちを理解できるのも、チームプレーには必要です。

■ピックアップ
後半 16分
丸橋選手からのフリーキックでした。ダンクレー選手に踏まれるって、考えただけでも痛いです。痛そうにしてましたが、フリーキックは蹴りますww
古橋選手がニアを警戒し、クリアーします。こぼれ球をデサバト選手と松田選手でうまくプレスを回避して、クロス!これを、相手の背後から最高のタイミングで走り出した柿谷選手がドンピシャでヘッド!またまたワールドクラスのゴールでした。最近のセレッソのゴールはホンマにレベル高いです。震えました。。
これには、ロティーナ監督やベンチのみんな、そしてサポーターも涙が出るくらい嬉しかったと思います。苦しんでいた柿谷選手に光が届きました^^
また10人になったチームにも俄然パワーが注入された瞬間でしたね!
※ベンチからも飛び出して抱擁しにいくところがチームの雰囲気の良さを物語っていましたね。神戸はサンペール選手が一度かわされた後に間合いを開け過ぎてしまいましたね。フリーキックの後って、ラインコントロールや、マークの受け渡しがいつもとズレているので、クロスを上げさせないプレスが必要になります。

この後はセレッソの5-3-1のスーパーブロックが長い時間を耐え忍んで勝利。やはり退場者が出てしまうとやる事が明確になってしまい、試合としての面白さは半減しますね。勝ち点を獲得したセレッソは素晴らしいですが、次節は見ていてワクワクするサッカーをしてほしいと思いました^^

最後に、、とにかくセレッソの選手は滑っていました。かなり水をまいているのでしょう。

試合終了 0-1

■試合スタッツ
○シュート(枠内) 
神戸18(10)   セレッソ12(7)

○支配率       
神戸66%      セレッソ34%

○パス(成功率)   
神戸710本(85%)  セレッソ242本(75%)
※3倍神戸がパスしてます。。

次節 明治安田生命J1リーグ第17節

セレッソ大阪vs鹿島アントラーズ
9/19(土) @ヤンマースタジアム 18:00〜

絶好調の両チーム。連勝記録をどこまでのばせるのか?
がんばれ!セレッソ^^

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