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遅くて、退屈で、つまらない場所

SNSには書かない(書けない)ことを中心にnoteを月に4本更新します。中身は藝大院の話、プロジェクトの過程、アイデアの種、苦しんでいる葛藤の様子などを書き散らかしてます。
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#交換留学

留学80日が経って出てきた言葉と作戦変更

フランスに留学に来て80日が経過。 毎朝必ずやることは、コーヒーを淹れて、食パンをホットサンドメーカーで焼いて、それらを味わいながら今日の日記のページを作ること。 いま何を感じているか、書き出すことで、客観的に留学中の自分の経過観察をする。何日目でどういう意識に変わってきたのか分かりますし、それによって柔軟に過ごし方の作戦変更ができます。 80日経って真っ先に出てきた言葉は

「学生」であることの弊害

ここ数日の自分は前回と打って変わってダメダメです。 前回のショートエッセイ👇 ちょっとくらい愚痴?弱音?吐いてもいいよね…お見苦しいと思うので購読者限定ゾーンで。昨年から藝大大学院に入って「学生」という肩書きを得たことの弊害とかについて。去年からちょこちょこ呟いてたけど。

作品はつくって終わりではなく育てていくもの

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フラヌール(遊歩)するように会話をはじめること、本当に話上手な人は、意図的に自分を話上手に見せない

10月もラストデイ。留学先の大学の講義がはじまり、そして色んなイベントが重なり…とても濃い1ヶ月だったので2ヶ月分くらいに感じるのだけれど、詳しくは先週のショートエッセイをご覧ください。いま読み返しても良いこと書いてるなと自分でも感じます。☜ とりあえず所属スタジオがおもしろくも鬼畜の所業。いまクッソ疲労を蓄積しながら図書館でこれ書いてます。 なんとなく、留学してから2ヶ月経って感じている疑惑があります。 めちゃくちゃ主観入ってますが日本(語)だと10分で説明できること

「世界にはたった1人でも自分の味方がいる」ってだけで茨の道のアートの世界でも闘っていけるかもしれない

今週のエッセイのお時間です。いやー怒涛の日々が終わった…本当にすごかった。ちな、先週のエッセイはこちらです。 世界中から友人がパリに集結!合計で10人以上かな?連日誰かと会っていました。 まずはですねー。川俣正さんの個展のオープニングが大学近くのギャラリーで開かれていたので、もしかして本人がいるかもしれないとの期待で覗きに伺いました。 ちなみに川俣さんは今僕が留学しているボザールで数年間教鞭を取っていて、なんなら所属している藝大の先端芸術表現科を作った一人も川俣さんです

予想外のスタジオ所属までの道のり〜マルセル・デュシャン賞と焦る気持ち

今週のショートエッセイのお時間です。先週はリアルな「お金」の話をお届けしやした。 ようやく大学の所属アトリエが決まり、初回の授業がスタートしました! 正直、Claude Closkyのアトリエになるとは微塵も思ってなかった。これが想像を超えていくこと、自分が好きなやつです。 そもそも願書では、 Pascale Marthine Tayou というアーティストを第一希望に書いて提出しているのですが、アポイント期間にアトリエの連絡先リストを見たら彼の名前がないという…すぐに

【留学のリアル】フランス・パリ1ヶ月の生活費を公開

あっという間に10月。今年も残り3ヶ月を切りました。 フランス留学も5週目に突入!早いね〜 こちらは暑くも寒くもないちょうど良い季節が続いております。 さて、留学から1ヶ月経ったということは、そうです。 かかった生活費を算出してみました。 というわけで誰の何の参考になるか分かりませんが、1€=だいたい158円のパリの世界線をご覧あれ!ドン! みなさんの体感的にはどんな感じでしょうか? 初月は学生寮の保証金やビザ有効化の手数料(なんで50€もすんだよ)、出生証明書の発

いずれ必ず「grand prize」を

聞いてくれ…。 先週のエッセイのマガジン購読者限定ゾーンでお伝えした件なのですが…

ひとり集中できるパリの居住・学習・生活環境について

パリに来て3週間が経った。早い。 日記(毎日書いている)を振り返りながら1週間の思考をまとめるこの時間が割と良い息抜きになっており、しかもこんな散文を一定数読んでくれる人がいることに感謝しかない。自分にとって"書くこと"と"生きること”はニアリーイコールなので思考を整理しながら垂れ流していきたいと思います。 先週分はこちら👇 まずは、今のパリの環境についてシェアします。 パリ6区にある学生寮に居住してます。「CROUS」という日本で言う大学生協的なところが運営しており

頑張らない、ということ

パリに来て2週間目のエッセイの時間でございます。先週はこちら👇 相変わらずフランス語のみでパン屋やスーパーで買い物できないけど、挨拶程度はなんとか済ませあとは英語で乗り切る、という感じでやり過ごしてます。 たぶん今自分は美術を学ぶ、作品を制作する、というところよりもっと前の段階にいて、それはメンタルの部分がとても大きいのだが、今月はとにかく生活と学習環境の整備、語学学習の習慣づくりに励み中。 自分は家で作業せず(できず)外に出るタイプなんですが、日本だとドトール、スタバ

10年ぶりの海外生活について【完全に過去の自分と闘っている】

10年ぶりの海外生活 in Parisがスタート。 パリ国立美術学校に留学するまでの過程はブログの方に詳しくまとめているのでこちらもどうぞ! noteの月額マガジンではこれまで通り週1本(月4本)ペースで、フランスでの様子をリアルタイム且つ赤裸々にお送りしようと思ってます。大体のことは無料で見れますが、小っ恥ずかしい心のドロドロした部分はクローズでお願いします。🙇 さて…早くもパリに来て1週間が経過。ほぼ準備なしで来たので、ひたすら情報収集やら提出しなきゃいけない書類作

準備は十分してはいけない。完全にトラベルブルーな状態のまま手を動かす

渡航前の生存報告日記

全くもってどうでもいいご報告かと思いますが、先日32歳になりました! 夏生まれゆえに夏に弾ける男。そして獅子座は、自分が獅子座であることが大好き。(ウザい)(それもまたよしと思ってる) 毎年自分で自分に誕生日プレゼント的なものを贈っているのですが、今年は中古だけど一眼レフ一式買いました。これで映像撮りまくる。(誕生日プレゼントや留学の餞別、作品購入などのお知らせは随時募集してます♡) そして、自分の人生を大きく変えたニューヨーク留学からも今年で丸10年ということで、ブロ

余計なものを積みすぎてしまった自分がフランスに留学するための作戦会議

夜23時半には眠くなり、朝7時に勝手に目が覚める金沢生活も3週間が終了。分かりやすいくらい環境に影響を受けやすい自分が好きです。 さてこの3週間は、先月の滞在制作と過去制作した作品をまとめながら、新たな道に進むために研究内容のブラッシュアップを進めてきました。 半年後に迫ったパリ国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)への留学…この大学はドラクロワ、ドガ、モネ、シスレーなどの西洋美術史におるけ巨匠を多く輩出してる名門。そんなことはつゆ知らず選んでしまったのですが。 藝