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JMTの行程

初回の投稿からだいぶ日が経ってしまいましたが、
せっかくなので、わたしたちが実際に歩いた行程を紹介して行きたいと思います。

その際、National Geographic社から出ているJMTの地図を見ながら位置を確認するとイメージがつきやすいと思います。


それではさっそくですが、表をドン。画像1

*PDFでのっけたかったけど、ダウンロードしないと見られなさそうだったので、jpegで。


【ルートと計画】

今回歩いたルートは、
モノパスから始まり、2度の町でのリサプライを経て、ホイットニーポータルから出る南下ルート。
トータル25日間、そのうち3日間は街に降りていたので、トレイル上には22日間いたことになります。

パーミットの都合上、トレイルから出る予定日も申請しなきゃいけないので
地図を見ながら距離、高低差等々含めて、過去のJMTハイカーたちの経験ブログから参考に計画はたてたんですが、、ね。

表見てわかるとおり、こんなへっぽこな行程を公開しても参考になるのか?それすら怪しいのですが、ハイキングは自由に楽しむものだと思うので、実際に行ったからこそ参考になりそうな情報などを中心に、提案できたらと思います。

まず行程の立て方。
まずJMTスルーハイクにかかると言われている平均的な日数である3週間くらいの期間で、先人たちのブログを参考にしながら、+想定できうる状況も加味して、目安の行程を組んで行きました。
例えば最初の間は時差ボケでおそらくわたしは死んでいること、リサプライ後は荷物の重量増で苦しんでいるであろうこと、高低差が激しい日は距離長いとしんどいだろう、、などです。

あとは歩くうえでお互いが決めていた気に入ったところでゆっくり過ごすということや、夫の要望だったトレイル上でゼロデイ(結果的にはニアゼロ)を取りたい!といったことを考慮し調整。
(個人的には、時間が許すのならニアゼロないしはゼロデイとってもおすすめです。なんという贅沢な時間。
問題があるとしたら空腹との戦いです。最後の方の頭の中はずっと下山したら何を食べたいかでいっぱいでした。)

実際に歩いてみると、
歩くペースとしては2マイル/時ほど、多くの場合日に10〜12,3マイルほど歩いて、行動時間は8時から18時までの間。
6,7マイルほどしか歩かない日は午後からは洗濯をしたり、ゆっくりごはんを作ったりしていました。
日中の日が高いときや、景色の良い場所ではゆっくり休憩をとることが多かったです。昼寝もよくしてた。


あとは昨年わたしたちが行っていた頃の話でいうと9月に入ると気温はぐっと秋めいて、

・キャンプ地の標高を下げる
・朝日が早く入る場所にテントを張る
・風が吹き抜けない場所にテントを張る

などの対応をしていたので、当初予定していたキャンプ地ではないところに泊まることも多々ありました。

なかなか予定通り行かないことも多いですし、気に入ったところではゆっくり過ごしたいもの。
体調不良になる可能性や天候も考慮して、行程通り進めることにあまりこだわらず、余裕を持った行程で組む(ないしは、リカバリーがきく)ことが大切かなあと思います。
行く前にテストをして歩くペースや休憩の配分などがわかっていると計画も立てやすい&より楽しめると思います。

【リサプライ】

表を見てもらうと、リサプライ(補給)のために
マンモスレイク(Mammoth Lakes)、ビショップ(Bishop)で街に降りています。
マンモスレイクは、レッズメドウからバスが出ているので容易に町にまで降りられますが、
ビショップやインディペンデンスなどの街に降りる場合は、JMTのトレイルから外れ、町の近くのトレイルヘッドまで出なければならず、それだけプラスで歩く必要が出てきます。
当初、インディペンデンスでもリサプライする予定だったため荷物をマンモスレイク、ビショップ、インディペンデンスと送っていましたが、
パイユートパス経由で降りたビショップまでの道のりが、JMT本道に戻ってくるまでに+2日かかること、それまでをのんびりしていた影響から(これは自業自得)インディペンデンスもトレイルアウトするとなると同様に+2日。となると次の予定に支障をきたしてくることから、インディペンデンスに降りることはなく、ビショップをもう1日延長して荷物を取りに行くことに。
行く前は最後が12日間(最終日は朝2.7マイルだけ降りてくるだけなので、実質11日間として)分の食料が持てるのか?バッテリーの充電はどうだろう?など色々心配だったけど、JMTを半分歩いてみてやりくりしていけることがわかったので、11日間分の食料を持ち、最後まで歩ききることにしました。

ちなみにインディペンデンスでのリサプライは、
これといって特に何もない小さな町なので、よほどでない限り降りなくていいかもしれません、、
雰囲気は好きだったけど。本当に何もないです。スーパーすらない。あるのは郵便局とガソスタ。

マンモスレイクはマウンテンリゾートだし、ビショップもアウトドアショップやスーパー、ごはん屋さんも十分にあるので降りる価値はあると思います。
もちろん、リサプライは町に降りなくともトレイル沿いで済ますことはできます。ただわたしは町に降りてシャワーを浴びたり、しっかりバッテリーを充電したり、ビールを飲んだりと文明をエンジョイしたかったので結果的に降りられていいリフレッシュでした。(とりわけ女性は生理もあるので、その際に町でのんびりできると精神衛生上もラクでした)

また、ビショップに降りる際は
・パイユートパス
・ビショップパス
がありますが、こだわりがなければビショップパスでいいと思います。
理由としては、
パイユートパスのほうが距離が長いこと、町からノースレイクに向かうシャトルバスが運行していないことからです。

パイユートパス経由でビショップに向かう場合、ノースレイクから、
ビショップパス経由でビショップに向かう場合、サウスレイクから出られるのですが、
サウスレイクはビショップの町からシャトルバスが運行していますが(注:レイバーデイまで)ノースレイクには運行していないのです。

結局、わたしがビショップにいた9月日はレイバーデイが過ぎていたので何にせよシャトルはもう運行していなかったのですが。
サウスレイクのほうが町から向かうハイカーも多いので、ヒッチハイクも幾分か容易だと思います。

*わたしは何を勘違いしたのか、パイユートパスがサウスレイクに繋がっていると思ってました。繋がっとらん!!ちなみに紙の地図にもこのエリアの詳細は載っていないので、Maps meのアプリから当該エリアをダウンロードしておくのがオススメです。GPSで現在地もわかります。


その他、改めて情報は追記編集してきます。

なかなかしばらくトレイルへの旅は難しそうですが、いつかまた行ける日への準備のお手伝いになれたら幸いです。









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