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細すぎて出来なかったこと

はじめて受けた人間ドックで引っ掛かり、昨年は降圧剤を飲んでいたのですが、訳あって今は薬を飲んでいないので献血に行って来ました。
血圧は正常で、血液の濃度もクリアし検査までは順調だったのですが、いざ血を採取する段階で太い針が血管に刺さりませんでした。

私の血管は細いのだそうです。しかも奥まっていて見え辛く、注射針が近付くと逃げて隠れてしまうのだとか⁉

献血歴は10代の頃からですが、まともに献血出来たのは3〜4回に1度で、やっと11回目に達したところです。

高校2年の時に母親が大病を患い、手術の時に多分輸血が必要になるだろうからと、担当の医師から献血を要請されたのがきっかけでした。母とは血液型が違うので献血という形で協力することになったのです。
父と姉はその日の内に献血しましたが、私は血液の濃度が基準値に達しておらず出来ませんでした。あの時ほど自分が情けなく惨めに感じたことはありません。
毎日のようにレバーやお肉をたくさん食べ続け、1ヶ月後に濃度をクリアし献血出来た時は本当に嬉しかったです。


母は輸血することなく大手術を無事終えました。


後から聞いたのですが、胃がんだったそうです。胃の3分の2を切除しましたが亡くなるまでの25年間再発も転移もなかったのは幸いでした。

健康診断等で血液検査をする時に、看護士さんが交代することが度々あり、腕から取れず手の甲から採取されたこともありました。看護士さん泣かせの血管なのに、献血をすること自体無理があったのかもしれません。

そういえば若い頃、血液検査の結果で中性脂肪値が異常に低く、栄養失調に近い状態と言われたことがあります。食べることが大好きで、常に食べ過ぎているのに栄養失調はあり得ません。血が薄いことと関係があるのかどうかわかりませんが、中性脂肪が少ない体質のようです。

社会人になった娘は、年に一度の会社の健康診断でほぼ毎回中性脂肪の値が低すぎて要再検査になっています。息子も低い方で、不思議なことに暴飲暴食をしている夫だけが正常値です。

娘を誘って献血に行った時は、娘も血管が細すぎて検査さえしてもらえませんでした。一見遺伝の要素は全くなさそうな母娘ですが、共通点が血管の細さと中性脂肪値の低さとはガッカリです。

血管が細いと動脈硬化のリスクが高いとか、認知症にもなりやすいと聞いたことがあります。
中性脂肪値が低いのは、肝機能に問題がある場合があるとか、疲れやすいのだそうで、心配な要素しかありません。

運動をして筋肉をつけると血管もしなやかになり良いとのこと。今後は娘も私もより運動と食事に気をつけなければと思います。

献血は人を助けるだけでなく自分の体の状態を知ることが出来る貴重な機会ですので、血管を鍛えた?暁には又挑戦したいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます<(_ _)>




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