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奇跡だから宝物にする

大好きな人が出てる映画をいち早く見た。それに加えて大好きな人を間近に見ることが出来た。
そんな奇跡みたいな時間を過ごしてきました。

BAD LANDS 完成披露試写会に行ってきました。X(以下Twitterと呼ぶ)でRTした方のうち、〇〇名様ご招待!みたいな投稿にいつも通りRTしたら当選DMが届きました。ひぃぇ!って声が出ました。モデルプレスさんありがとうございました。当選DMが届いた瞬間を目の前で見ていた母を誘い、はじめての試写会へ行くことになりました。試写会の1週間前のことです。当選後すぐ美容室の予約をして、髪を染めました。色々な事情で派手髪には出来ないのですが、光にあたればギリ分かる自己満程度に大好きな山田くんのメンバーカラーである赤色を入れました。いつかの現場のために買っていた服は日の目を見ました。やっぱり大好きな人に会えるまでのワクワクした時間は他の何にも変えられないくらいに幸せな時間です。

そして当日。会場の前にたくさんの人がいて、その瞬間が近づいてきていることを感じました。受付で当選DM(メール)を見せて座席券に引き換えます。座席券はランダムでした。私の場合は当選者名=アカウント名だったので、Twitterのアカウント名を名乗らなきゃいけなくて少しだけ恥ずかしかったです。座席は近い!と言うほど前ではなく、かと言って文句を言うほど後ろではありませんでした。ただ近くに花道が見えて、この花道なんだろうと思いながら席に着きました。

映画が始まります。試写会が初めてだったので色々新鮮でした。試写会は映画館で普通に見るのと違って他の映画の予告がありません。当たり前っちゃ当たり前だけれど、なんか今回は違うぞ!とドキドキしました。予告がない場合でも映画泥棒の映像は入ることも知りました。内容はネタバレになってしまうので控えますが、今すぐにもう1回見せてほしいほどに好きな映画です。原作も読んだのですが、設定が変わっているのもあり原作とはまた違う雰囲気でした。私は山田担なのもあって主に矢代に感情を入れて見ていたのですが、矢代に本気で恋をしてしまいそうになりました。矢代のかわいさもめちゃくちゃさも強さも優しさもほっておけないかんじも壊れてしまいそうな感じも全部矢代の魅力で、それが1本の映画に詰まっています。矢代だけでもこんなに大好きになったのに、ネリのことも大好きになるんですよ。ネリをはじめとした女性陣の強さ、本当にカッコいいです。女性のかっこよさに敵味方関係ないな、と思いました。それに加えて監督は情報解禁の時から矢代のことを「沖田総司が現代に甦ったらこうなるのではないか」というコンセプトがあるとおっしゃられていたので、私は燃えよ剣の沖田に矢代を重ねながら見てもいました。本当に色んな楽しみ方が出来て色んな思いを感じられてそれなのにあっという間な作品に出会うことが出来たと感じています。この作品を試写で見れたことは私の誇りです。公開されてもまた見に行きたいと思っています。

映画の余韻に浸る間もないまま、会場は舞台挨拶用に変わっていきます。黒い布で覆われてたステージと花道は真っ赤に変わりました。この時、横を向いて花道を見たら黒い×のマークが見えて、とんでもない席をひいたことに気がつきました。案の定、登壇キャストの皆さんは花道を通り、その×の印で一回止まりました。全キャストさんを近くで見れて感激しました。それなのに大好きな山田くんが近くを歩き、近くに止まった事実はいまだに夢みたいで記憶の中でもふわふわしています。舞台挨拶では姉弟役の2人と監督に話を振られることが多かったように思いました。話している人の目を見て、誰よりも笑って、他の方の話に自分の名前が出たらすぐ答えて。もしかしたら山田くんにとっては当たり前のことなのかもしれないけれど、とても素敵でとてもかっこよかったです。

夢みたいな時間はあっという間に終わりました。それでも「寂しさ」よりもずっと「幸せ」な気持ちが私の胸の中を占めていました。この気持ちがしばらく私を鼓舞してくれるのだと思います。
矢代は山田くんではありません。でも山田くんが矢代を演じてくれたから私は矢代に出会うことが出来ました。矢代に出会えたこと、矢代が抱えている問題を少しだけ知れたこと、それはきっと幸運なのだと思います。生まれ変わりでもいい、違う世界線でもいい、矢代が舞台挨拶で笑っていた山田くんのように笑える日がきてほしいと思いました。山田くんが矢代を演じていた時期、私は山田くんに会いたいと願いながらも会うことが叶わなかった時期でした。あの頃の山田くんにも矢代を通して会うことができたこと、とても幸せでとても嬉しかったです。そんな映画を試写会で1番に見れたことは私の人生の宝物のひとつになるのだと思います。

きっと私は山田くんのことを応援している立場になくたってこの映画が好きなのだと思います。そんなBAD LANDSがたくさんの人に愛される作品になりますように。少しでも気になった方がいたら映画館に足を運んでみてください。そこには矢代をはじめとした沢山の愛おしくて少し切ない登場人物たちが今日を必死に生きています。私もそんな世界を知りながら今日も私の世界を一生懸命生きようと思います。公開日が楽しみです。

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