Day78/368 ボスの無茶ぶりとカナダでのやりがい搾取【アラサー女子のスパルタcoop留学】
先日、カフェのボスからwebsiteの仕事をもらったことを書いたと思うのですが、正直ちょっとだけ嫌な予感がしていて、それが現実となり、それなりの対処をして落ち着きました。(オチまで書いちゃった)
安請け合いを反省
嫌な予感がした理由は、「とりあえずwebsiteが欲しい」という要望だったから。学校の先生が「こういう頼み方をするクライアントの依頼は断りなさい」と言っていた例の一つでした。ウェブサイトはあくまで手段であって目的ではない。
それでも受けてしまったのは、自分はWordPressを一度使っただけで成果を出せる自信がなかったことと、その仕事をすることでシフトを少し伸ばしてもらえそうだったこと、あとはウェブサイトを作ったという実績が欲しかったからです。
確かにシフトは伸びたのですが、私のシフトの色が2色になって、「色が薄いところでwebの仕事をしてね、でもcustomer firstだから」とのこと。カウンター内の事務所で作業をしているので、結局お客さんが来たら対応しなくてはならず、集中するのが難しいです。
しかもビジネスの概要をまとめた資料や写真を送ると言われていたのにもらってないし、未定なことが多すぎて少し疲れてきました。
バイト仲間たちにも、「最低賃金だけでその仕事やるのはあなたにとってフェアじゃないんじゃない?」「ウェブサイトって成果報酬で追加でもらうべきだよ」と言われ、さすがに仕事探している身としても自分を安売りしすぎたかな、と思い始めました。
店長を説得すべし
それで昨日バイト中にボスからお店に電話がかかってきて、「進んでる?」みたいなことを言われたので、おいおいと思って。
私「この前も言ったけど、色々情報欲しいんだけど」
ボス「なんの情報が欲しいの?」
私「全部だよ!ビジネスプランとか、ターゲットとか、コンセプトとか予算とか。」
ボス「写真なら今から送るよ。あとできれば6月中に欲しいんだけど。」
私「写真はよろしく。でも他の部分は何も情報ないなら、私がその部分を埋めて6月中に終わらせるのは無理だよ。ウェブサイトの内容はターゲットによっても変わるし、もしそれを全部私に任せてシフト中にやらせるならtoo muchだよ。それで6月末に終わらせるという責任はとれないからね。ちなみにビジネスプランを考えるなら、誰かを雇うとかそういうことは考えてる?」
ボス「6月末までに必ずというわけではないよ。ちょっと友達に相談してみる。」
となりました。友達って誰だ。
まあ私がいきなりバーッと話したのでちょっと引いたかもしれないけど、後からできてないじゃんと言われるのは嫌なのではっきり言っておきました。
できないって言ったけど…なんかできちゃった
こんな風に勢い強めで話したうえで電話を切ったのですが、ちょっとお店も落ち着いてきたので、写真も来たしちょっといじるか…と思って手を付け始めました。
それで思いついたのが、AIの活用。「こういうお客さんをターゲットにするとして、ウェブサイトの概要ページのこのセクションを作ってください」と入れると、それっぽいのが出てくる…。
それをテンプレートに入れていくと、なんとなくそれっぽいページが出来上がった。
あれ、悪くないじゃん。。。。(・▽・)
というわけで一応形だけは出来上がってしまったので、ボスには「あとはこことここ埋めてね」みたいな感じでテキストしておきました。
学び
前の自分だったらボスになんていったらいいか分からず、何もわかっていないボスに不満を抱いて終わっていたと思うのですが、ちゃんと無理なことは無理と言えたのは成長だなと思いました。
もう一つ気付いたのは、最近カナダの就活市場で言われている「やりがい搾取」はこのことだなと。私の場合はまだシフト中だから給料は払われているけれど、バリスタの仕事をしながらやることになってしまうし、経験が重視されるカナダで留学生がまず経験を得るために、ボランティアや最低賃金未満で働かされることがよくあります。
実際最初はボランティアなどのエントリーレベルの仕事をするのはやむを得ないという考え方もあり、学校のカウンセラーですらそれを勧めてくることがあります。
私も本当に良い経験になるならそういう無給のインターンをしてもいいかなと思っているのですが、ちゃんと払ってくれる企業もある中でそういうことをする企業は誠実ではない気がして、踏み出せていません。
そういうのもあって、今回の件は片手間にやれるならちょうどいいかなと思ったんですが、ちょっとtoo muchでしたね。
ちゃんとしたところ、見つかるといいなあ。
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