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とりあえず言い続けることが大事だと思う

両親ダブル介護生活に入って、もうすぐ1年になります。
父は特別養護老人ホームに入所し、かなりの部分を施設の方にお願いできるようになりました。
一方、母は実家でひとりで暮らしていますが、今月要介護1から2に上がりました。ヘルパーさんが実家に週2日入ってくださっていますが、家にひとりでいると認知の衰えがますます進んでしまうため、先月からデイサービスの利用を始めました。
ケアマネさんの話によると行き渋っているようですが、そこはさすがプロ。
最低でも週1日は行ってもらうべく、あの手この手で本人をなだめすかし(時には強めの説得)してくださっているようです。

両親の介護関係のサービスに関しては、領収書、請求書がすべて紙で届きます。世の中これだけペーパーレスをうたっている時代に、びっくりするやらあきれるやら。
私は両親すべての書類が一気に届くので、膨大な量にのぼります。正直管理しきれません。

新年度にあたり、それぞれの業者に
「PDFファイルをメールに添付する形にして、紙を止めてもらえないか」
とお願いしたのですが、ことごとくNG。
「会社の方針だから」の一言。
その理由がそもそも妥当じゃないんですけどね。

これって、私にとってはかなり既視感があって。

そう、学校現場がまさにそうなのです。

電話連絡網が廃止され、朝の遅刻・欠席連絡はメールに代わった学校が多いとは思いますが、保護者あての連絡は未だに紙が主流。
「こちら(学校)は確実に渡しましたよ。責任はきちんと果たしましたよ」
というスタンスを明確にしたいんでしょうね。
紙にしたからといって、保護者が確実にそれに目を通してくれる保障などどこにもないのですが。

介護の現場も学校も、これまでの「当たり前」を1ミリも疑っていないんじゃないかという気がします。

今後は年度が変わる節目のたびに、それぞれの施設に
「PDF化できませんかね」
と毎年要望を出すつもりです。
すぐには変わらないだろうけど、何もアクションを起こさなかったら、そのままでいいんだ、ってホントに何も変わらないから。
それを、学校現場で嫌というほど思い知ったから。

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