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「二月の勝者〜絶対合格の教室〜(第7話)」子供の放課後の行き場としての塾という空間

地下の秘密塾の全貌が明らかに。放課後に行き場のない子供たちのため、お金がなくて塾に行けない子たちのための、無料塾だったのですね。この塾の存続のために、柳楽優弥はルトワックを辞めたということ。だが、それをそのルトワックの加藤シゲアキに見せて、どうしようというのでしょうか?彼も講師として自分の方になびかせるということ?まあ、柳楽自身の塾に対する思い入れがあるのでしょうね。それが最後に見えてくる?

そして、今回の主役はRクラスで、勉強に集中できない子の話。なかなか芸達者な子役だ。これから10年後にはドラマの常連になっていそうな感じ。生まれつきの芝居のキレみたいなものを持っている。ドラマとしては、彼が塾にくる理由が、学童保育にも行けなくなって、放課後の行き場がないということ。確かに皆が塾に行くようになると、そこに行けない子は孤立していく。その頃から、人間は組織に入らないことを否定され、さまざまな洗脳の中に入っていく。まあ、受験などというものは、「洗脳」の一つでしかないのだが、社会が、企業が「どのような洗脳を受けてきたのか?」を履歴書に書かせる社会では、そこに何が書き込まれるかというのが必要というところか?

そして、彼が塾で他人に迷惑かけないようにということで、これから開設するはずだった、マンツーマンの塾に転塾という方法を柳楽はとる。多分、この塾が組織に馴染めない子を救う一つの場所になるのだろうね。そして、無料塾との関係性もあるのだと思う。その辺の結末はまだ先に出てくるのだろう。とはいえ、このドラマもあと3回くらい。ラストの全員受験合格のために仕込みが色々入ってくる感じ。

そして、無料塾の誕生日会シーンは、柳楽の人間性の本質を視聴者に見せるためであろう。ロジックにビジネスとして塾を運営する傍らで、彼は人間として子供たちをちゃんと見守っているということなのかとは思うが、どうなのでしょうか?多分、彼の理想は、この無料塾で勉強する子たちのように笑顔で受験を乗り切って先の人生を謳歌できる子が育つことなのではないか?

そんなんことを見ながら考えていたら、また金子貴俊が噴火状態。とはいえ、妻を殴るは、家のものを投げるは、もはやこれは異常。まあ、警察が介入してもおかしくないレベルである。ご近所さんが警察呼んだということでしょうか?この辺りも新しい塾につながってくるような気はするが、まあ、子供たちも色々と大変な環境の中に置かれる時代なのですね。と思いながら、次回を楽しみにすることにしましょう。

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