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「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」こういうのYouTubeでやってる人、やる人いるだろうね!というドラマ

壇蜜の旦那さん、清野とおる原作の漫画のドラマ化。脚本がヨーロッパ企画の上田誠で、主役である清野役がムロツヨシということで、それなりのものは見られるだろうと視聴。

ある意味、普通の散歩番組は絶対に歩かないだろうところを歩いてドラマにするという行為。1回目は「上中里」

そう、この駅名、東京23区内にあって、知らない人も多いと思う。私も東京で生まれながら、中学生くらいまで、この駅名を知らなかった。京浜東北線が田端から山手線と離れると次の駅なのだが、近くの王子や十条という名前に比べメジャーではないのだ。そして、確かにこのドラマに描かれるように、ほぼ何もない。でも、いわゆる昭和の残り香がこれだけあるということは、ドラマチックに感じてしまった人は多いだろう。そしてドラマでは、ほぼ唯一の名所の古川庭園はスルーしているのだからね。

結局、喫茶店と飲み屋でウダウダしながら、街の雰囲気を説明するというのは、「孤独のグルメ」の番外編みたいなものである。だが、この視点で漫画にしようとした清野氏は、まあそういう作家なのだろう。こういう漫画が漫画誌に必要なのはよくわかる。そして、読者はこれを読んで行ってみたくなったりする。この昨日の放送をみて、今日、喫茶店サンが賑わっていることもあるのかもしれない。そんなことになったら、すぐに神田まで買いに行っているパンはなくなるだろう。しかし、サンの店主役は黒田福美さんだったんですね。わからなかった…。

しかし、中身がありそうで無い話をよくここまで視覚的に面白くすると思った。さすが上田誠というところだろうか?ムロが話しているセリフは、そこそこ原作にあるのだろうが、そのキャラクターもあって、しっかりとハマっている。とにかく六夜、楽しみである。

このドラマの話を聞いた時、またテレ東かと思ったが、CXだったんですよね。そして、共同テレビが製作に絡んでるっていうことは、「孤独のグルメ」と同じ。「孤独〜」はCXが断ったというのは有名な話だが、もう、お金もないし格好つけてもいられないということだろう。テレビ東京路線に引き寄せられているということ?私的にはCXがテレ東化するなら、それはそれで面白いと思ったりするのだが…。「めざましテレビ」が「おはスタ」になる日も遠くないのかもしれない。

タイトルにも書いたが、YouTubeには散歩映像が続々と増えている。ちょっとできる映像製作者なら、このくらいのものはYouTubeでやれるような気がする。そう、テレビはネットに近づいてきているのだ。だから、テレビがこういうのやると、ネット民も新たにあちこちの知らない街を歩き出すのかもしれない。それはそれで面白いよね。でも、なかなか上田誠的なものは作れないかもしれないが、いろんな楽しい街散歩して欲しいと思ったりする。

私もレトロ喫茶店徘徊は時間とお金の余裕があったらやりたいですよね。そういう誰も知らない喫茶店で全メニュー頼んでみるとかね。まあ、そうすると、ここで描かれたように、「それ今日はないのよ」と言われるのもまた面白いしね。

本当に、今日は天気も良かったが、上中里は盛り上がっているのだろうか?

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