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「マル秘の密子さん(第3話)」会長と繋がり、男たちの心を惑わす密子の正体は何?

ラスト、パーティーが福原遥の想い通りの結果となり、彼女が向かった先は会長の小柳ルミ子のところ。どうも福原は会長に操られているようだ。その流れは最後の方にならないとわからないということだろうが、福原の松雪泰子のコーディネートはうまくいっているようだし、松雪は次期社長に向かって確かに成長を続けている。

前回、福原に丸め込まれたというか、母親のことをサポートする形で動き出した清水尋也は、それなりにパワーにはなりそうな感じなのと、どうも福原に対し恋心も生まれてきているよう。そう、こういう役に立つ女は「あげまん」なのかもしれない。それはともかく、今回はもう一人の社長候補の志田彩良の下で働いている吉柳咲良を味方につけることが福原の目標だったようだ。

あと、桜井日奈子は、松雪を良い感じには思っていないのに、気になって仕方ない。結果的には彼女が結構な情報ルートになっている。そういうルートを的確に確保していく福原はなかなか有能だ。

そして、会社の情報を集めるもう一つのルートが、もう一人の社長候補の上杉柊平。今回はお見合いを断るために、福原にコーディネートを依頼する。
「どうみてもダサいファッションにしてくれ」というお申し出。福原は交換条件を出してOKするが、一向にそれをやろうとしない。そんな中、上杉は、自分は何を着ても似合ってしまうというナルシストで気持ち悪い。つまり、福原は上杉が何を着てもモテないから大丈夫と睨んだというオチ。まあ、心の汚さというか、つまらなさはすぐにバレるということ。そして、今まで言われたことのないそんな意見を聴いて、上杉は確実に福原に惚れてしまっているわけである。単純だがわかりやすい。

この福原の出してるフェロモンみたいなので男を動かす攻撃は結構簡単らしく、これはこれからも続くのだろう。

それに対して志田やその母親である渡辺真起子は、正攻法で言ってもそう簡単に崩せないだろうという感じである。この辺りをどう攻めて、軋轢のない中で松雪を社長にして、亡くなった神保悟志のプロジェクトを進めるのが福原の仕事であるとは思うのだが、それが会長と繋がっているとなると、プロジェクトを進めた先に何かあるのだろうか?

で、ここまでの3回を見る限り、福原遥の演技がなかなか良いですね。こういう少し神秘的で、できる女みたいなのをうまく演じてると思う。そして、男を妙に惹きつける演技もできている。まいんちゃんも大人になったものだと思うのと同時に、こういう男殺し的な役はこれからも回ってきそうである。ある意味、高畑充希の空気感に似ているのかもしれない。

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