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クラブチーム化するスタートアップの原点、ラントリップ開発チームのこれまでとこれから。

※このnoteは「情熱がエンジンのスタートアップラジオ|Passion*Tech FM」の下記エピソードの書き起こしになります。

ラントリップ、創業時の景色。

冨田:今回のゲスト、えいちゃん(大森)の方からご紹介いただいてもいいですか。
大森:はい、株式会社ラントリップ取締役の竹村拓泰さんです。よろしくお願いします。
竹村:よろしくお願いします。
大森:いや何気にですよ、僕とたけむが同じメディアでしゃべるって初めての体験じゃないですかね。
竹村:確かに、そうですね、なかなかないね。
大森:なかなかないよ、多分あれじゃないですか、これ聞いてくれてる、主に社内報としてこれ聞いてるところありますけど、なんか、大森竹村が話しているのを、聞く機会って意外と実はないんじゃないかなって、今ちょっと思いましたね。
冨田:じゃあ今回はさらに相当ニッチな層に、お届けしましょうか。あらためて簡単に自己紹介を、いただいてもいいですか。
竹村:創業からラントリップにコミットさせていただいている竹村です。よろしくお願いします。創業メンバーですが、ランニングよりテニスが好きという形の、竹村です。
冨田:言っちゃいましたね。いきなり言っちゃいましたね、ネガティブ情報。
竹村:そうですね、影も形もない時から、週末起業として一緒にね。
大森:2014年の夏ですよ、出会いは。
冨田:いや、これはだから別、また別で喋ったほうがいいですね。今日はそこを深掘る会じゃないですね。右も左も IT 業界もわからない、箱根駅伝元ランナーという看板立てを背負って起業したえいちゃんが、スタートアップでね、上手く立ち回れるようになったのも、ひとえに、まずはタケム(竹村) のおかげだという感じですね。
大森:間違いないですね。
竹村:ありがとうございます。始めにね、たしかにね、エンジニアとなかなか出会えないという中で、会ったエンジニアは信号機のエンジニア
大森:信号機のSE。
冨田:わかる。なんかね箱根駅伝出た人が、遠くからエンジニアというものを眺めた時に、あ、一緒だろうなって思う。
大森:SE って何?って感じじゃなですか、システムエンジニアって何?って感じじゃないですか、今はわかるけどね。
竹村:どんな感じで、組み込みがあって、ウェブがあってとか、わかんないよね。
大森:そうなんですよ、なんかねプログラマーとエンジニアって違うの?とかも含めてね。
竹村:ウェブサイトあるけど、どうやって作るのか、みたいな。
大森:そうそうそう、そうですよ、フロント?みたいな、バックエンド?みたいなね。当時たけむはまだヤフーでバリバリやってる頃ですね。
竹村:そうですね、ウェブエンジニアから離れて、アプリのマネージャーとかやっていて。なんかやっぱり自分でも起業したいなみたいなとか、思うところもあり。そのタイミングでちょうど出会ってって感じですね。

チームラントリップにおけるクラブチーム化の原点。

冨田:今我々、チームづくりにおいて「スタートアップのクラブチーム化」っていう言い方を結構してまして。やっぱりスポーツテックの領域でやってる我々としては、プロのプレイヤーを外部からたくさん招待・契約して、彼らがキラキラと輝ける環境、フィールドをしっかり作っていこうというところを、ちょっと アイコニックに、去年の春くらいかな、ノートに書いたりしてですね、一部界隈では、おっ、みたいな感じになったんですけど。

それもきっかけがありました。去年の年始くらいですかね、えいちゃんと私で今もPRO PLAYERSとして活躍していただいているとある逸材の方にですね、どうしてもほんとにラントリップの社員になってほしくて。えいちゃんのホームグラウンド(横須賀)に、先方からしたらアウェイですね、わざわざ引きずり込んで1日連れ回してくれて、口説き落とそうとしたんですね。そして、結局口説けなかったと。
それだけ言うとかっこ悪いんですけど。そこで突きつけられたのが
「なぜこんなにラントリップ好きで、引き続き貢献したい気持ちがあるのに、なぜ社員じゃないといけないんですか」
と。我々も改めて考えさせられまして、なんかその正社員にこだわる時代でもないし、今我々も実態として当時もですね、そういった業務委託、フリーランス、複業の方々に、うまく参画いただいて行けたので。それをもっとポジティブに、チーム作りとして、やっていけないかなということで、クラブチーム化という構想が出てきて今に至ります。
まあ、そこを自信を持って推進できたのも、主にやっぱり当時で言ったら、エンジニアとかデザイナーを中心とした、ものづくりの複業、フリーランスチームというものをしっかり実績を持って、運営運用できていたからというところが大きいですよね。で、長くなりましたが、それの立役者が、ここにいる、なにを隠そう竹村大先生です。
竹村:前置きありがとうございます。

※上記ストーリーで今も活躍するPRO  PLAYERS「上田さん」のインタビューはこちらから。

冨田:長い前振りでしたが。なので、ちょっとまた改めて、タケムに今日我々のクラブチーム化という話が全体感にある中で、そもそも、生い立ちと言うか、どうやってそのへんをうまくワークさせたりとか、その中での苦労話とか、今後、エンジニア・クリエイターに限らず、ラントリップチームとして、クラブチーム化というのを掲げて、チームがどんどん増えていってますけど、そこに向けてビジョンとか考えている事とか、その辺も含めて考えていることを、ざっくばらんに楽しくお話しできたらと思っております。
大森:前提として、今ラントリップのアプリ開発において、その、中の人、正社員が、たけむも役員ですけど、正社員が一人しかいないという、エンジニアのね、という状態で。複業、業務委託、PRO PLAYRESの皆さんを、十数人束ねて開発ができていて、今、毎週アップデートできていたりするわけじゃないですか、という状態であって、それがすごく今はこうワークしていますという前提において、何しているんですかという話が聞ければいいですよね。
竹村:やっと今の段階まできたなという所があって、実際こう、今のアプリの開発のプロセスにおいて、竹村がソースコードを書くということはもうほぼない。という状態になっているしソースコードのレビューとかも、PRO PLAYRESの皆さんに頼らせていただいている、という状況まで来ていて。今、大森からも紹介していただきましたけど、週1のリリースができているという状況になったという感じですね、こに至るまでに、やっぱりね、段階的に、先ほどもありましたけど、竹村がソースコードを書く時代もありまし、iOS・androidと両方書いている時期もあったし、片方を手放して、で、だんだん片方また手放して、という形で、何年くらいだろうね、2何年くらいかけて、やっとここにたどり着いてきたかなという感じですかね。

自らの体験をベースに最適な「複」との関わりを模索する日々。


冨田:ちなみに、一番最初に、自分以外の誰かにちょっと任せようみたいなタイミングっていつだったんですか?
竹村:いいフリありがとうございます。まさにその2019年が、初めての複業人材採用と言うか。
冨田:割と最近ですね、もっと前かと思った。
竹村:そうですね、あの、もともと業務委託の方にお願いをするということがあったんですけど、今の複業チームのスタートみたいな所で言うと、2019年。やっぱりこう、事業が進む中で、なかなかエンジニア社員2人だけだと提供するには遅くなるというところと、やっぱり一番課題に感じたのが、自分もその、ヤフーのエンジニア4年間やっていて、4年間離れていたんですよね、テックの側から、そこをラントリップにジョインしてから、一気にキャッチアップしてきたというところがあるんですけど、やっぱりこう、モダンな仕組みになかなか対応できていないという課題感もあり、そこに対するセキュリティ的な懸念とか、開発的なスピードの懸念があって、これはもうどうしても、にっちもさっちもいかんなあって時に、前職のヤフーの、同期のデザイナー、先輩後輩のエンジニア3名に声をかけて、ものづくりをスタートしたというのがきっかけですね。
冨田:そこ3人セットで一気に作ったんですね。
竹村:そうですね、そこをお願いしたという感じですね。
冨田:なるほど、まあ一個ね、情報漏れてましたけど、そこをお願いするタイミングではもう一人スタッフでエンジニアがいて、2名体制ではあったということですね。2019年、ちなみにそのスタッフは、エンジニア2名であるというのは今も変わらず。
竹村:そうですね。
冨田:やめたわけではない、アプリではないところを今やってもらってると。
竹村:そうですね、あの時はそうですねアプリ、 Android つくるということで、androidというところと、あと、バックエンドのAPIっていうところですね。

※そんなラントリップのエンジニア2名の対談はこちらに。

冨田:iOS はあった、タケムが作ってあったということですか、
竹村:そうですね、なかなか、こう初めてのSwiftというところから入って。
冨田:あるあるですよね。もう iOS があって、それをベースに Android みたいなところを、ちょっとこう違う人にお願いしようとか、外にお願いしようとかっていうのは、あり得る話だなと改めて思いました。それをデザイナー含めて、内部のチーム的に作り上げたということですね。
竹村:そうですね。
冨田:なるほど、そこから次のブレイクスルーってあったんですか、その体制からの。
竹村:その体制で、やっぱこう大変なところもあったんですね、一番、こうやっぱり自分も初めての取り組みだったので、やっぱりうまくいかないところもあったし、反省すべきところも結構あったんですけど、最終こう振り返ってみた時に、やっぱり一人じゃこうとりつかないところまで進めたっていうところは、それはすごい、成功体験だったんですよ。やっぱりここに対して、何だろうな、採用状況もなかなか厳しいじゃないですか。メガベンチャーとかが、やっぱり社内エンジニア囲っていて、なかなかこうね、エンジニアの採用が難しい中で、今の自分が持っているアセットの中で、複業チームを作っていくというとこは、伸び代あるなあという風にこの成功体験から学んで。うまくいってる所行ってないところのエッセンスを抽出して、トライ&エラーをしてきたという感じですかね。
まあブレークスルー何だっけっていうところで言うと、さっきも言いましたけど成功体験、成功であったと、ここはブレークスルーというよりは、ここを突き詰めていこうという意思決定になったって感じですかね。
冨田:なんかその時点で今も続いている仕組みと言うか、チームの回し方みたいなのってなんか、脈々と続いているものってあります?
竹村:そうですね、結構大事にしているところは、自分が一番初めにあった2014年の週末起業というところを振り返って、やっぱり月曜日から金曜日の本業稼働で、頭の中のメモリにある記憶がどんどん飛んでいくんですね。ここはもうしょうがなくて、ここをしっかりとロールアップして、もう一度振り返られるような仕組みが必要で。短くてもいいので週一回30分ミーティングをしていくなどのフォローアップの工夫は、結構重要だと思っていますし、常に情報を補足してフォローしていくところはすごい重要だなと思って、大切にしているところですね。
冨田:なるほど、だからまあ自分でユーザー体験していたから分かるというところがある訳ですよね。本業があるところで、いきなり頭を複業の方にバキッと切り替えられないから、その助走期間というか、ウォームアップというか、そういうのを優しく設けてあげるという感じですね。
竹村:結構難しいんですよね、やっぱり複業。
冨田:一貫するスタンスがめっちゃ優しいなーっていう感じですね、手厚い、優しい、そこがやっぱりこう迎え入れる側からすると、鬼門って感じですよね。
竹村:そうですね、いかに頭を使わずに、気持ちよく働いていただくかというところは結構重要ですし。そのための週1回の30分のミーティングですし、お願いする仕事に対してもコンテキストも含めてちゃんと説明する責任はやっぱり受け入れ側にあると思うので、そこは本当に大切にしたいなと思っていますね
冨田:なるほど、各種ツール、 なんかSlack も含めて、各種ツールでいうと当時と今ってなんか、差分ってはあるんですか?
竹村:今でいくと、そうですね、一時期Asanaを活用したりとか、あったんですね。
冨田:タスク管理ツールね。
竹村:そうそうそう、Asanaがあって、Slackがあって、で Google のドキュメントがあって、コンフルエンスがあってみたいな。やっぱしそこも、使うツールを最小限にするっていう、ここ見ればすべてが分かるよっていうところが、やっぱりこう楽なんですよ、脳みそ使わなくて済むから、というところがあるので、やっぱり当時活用していたものから、どんどん使うツールが集約されてきたというのはあります。
冨田:あえて絞ったという感じですよね。なるべく主じゃない方が、キャッチアップしやすいように、ツールもフォーカスするって感じですね
竹村:そうですね、そこがやっぱり根底としてあって、ツールも集約していくという感じですかね。

複業・フリーランスのチームをいかにスケールさせるかの戦い

冨田:自前で開発していて、二人でみたいなところから、デザイナーも含めて、プラス3人くらいの、チームになってていうのがフェーズ1とすると、フェーズ2はどんな感じだったんですが、どのタイミングと言えるんですか。
竹村:フェーズ2に関しては、APIのバックエンドの開発メンバーを増やしたというところですかね。今そう考えると面白いですね、フェーズ2に関しては、 ヤフー文脈なんですよ、やっぱり。後輩に頼る、みたいな。
API の開発チームを作って、100個くらいあるんですよね、全部リプレースやつが、それをどんどん、こう割り振って、みんなに作ってもらうというところが、フェーズ2って感じですかね。
冨田:なんかさっきの話じゃないですけど、バックエンドなんて、えいちゃんからするとようわからんじゃないですか、今となってはっていう話かもしれないですけど、当時2019年であれば、ある程度はっていうはありますけど。じゃあ、そういうチーム作りとか。バックエンド任せますみたいな世界観って、えいちゃん側からどう見えていたんですか。
大森:バックエンドがどうなっているかみたいなことは、一定理解はしていたつもりかなとは思っていたんですけど、ただその、連れてくるメンバーのスキルの高さみたいなことって、間違いなく僕には評価できないところなので、そこは間違いなくたけむに預けて、背中を預けて、彼にがいいならいいんだろうなーっていう感じでしたかね。
タケムが連れてきてくれる人って、大体こうコミュニケーションをしていて、そんなに違和感がないと言うか、僕もしやすい人がけっこう来てくれるので、そこで、なんだろうな困ったことというのは、少なくても僕側にはなかったですけどね、逆に僕からもう少しできた事っていうのは、あったのかもしれないなって思いますけど。
冨田:そうか、まだコロナ前ですもんね、オフィスがまだ自由が丘にある時ですね。皆さん当時はオフィス来てましたっけ、週末来たりとか?
竹村:週末来たりとか、対面でミーティングしたいときとか、集まったりしてましたね、後は本当にそう、ビジネスのコンテキストとか、やっぱりこう改めて、なんだろうな。説明いただくとかいうところを、えいちゃんに出てもらってというのは、ちょこちょこやってましたね。
大森:そうですね、何で作るのかみたいなこととか、どんな世界な作りたいのかっていうところは僕側から、話すさせてもらったりとかはやってましたかね。
竹村:そのやっぱり大手で働いていく中で、そういう言葉に触れたりとか、そういうビジネスの背景に直接触れる機会って少ないんですよね、そこがこう、一緒に手伝っていただいている皆さんへの、何だろうな、ある種こう、対価的な、機会でもあるのかなというのがありましたね。
冨田:対価の話って面白いですよね、当然その我々もお金を払わないわけではなくて、お金をお支払いしている中で、それ以上の価値を感じてくれて、続けていただくっていうところの工夫はたけむもしてくれた感じですか。
竹村:してましたね、やっぱりでも。ラントリップも分かりやすくて、スポーツにポジティブな気持ちを持っている人間が中心的でしたね、こういう風に考えると、ファースト、セカンド、人を増やす。
冨田:単純に金が払えなかったみたいのもあるかもしれないですけど、それ以上潤沢に金でなぐれないみたいな、工夫するしかないみたいなところ。今も脈々と我々のクラブチーム化の中で、一つキーワードであるとしたら長期目線というのがすごいあるなと思って、それが今、当時からやっぱり養われたのかなと思いますけど、短期からね、こんな弱小スタートアップがキャッシュで報えないじゃないですか、っていう中で、やっぱりいかに継続して、パフォーマンス出してもらうかという観点で、当時からインセンティブキャッシュ、報酬以外の価値みたいなところをだいぶ意識していたという感じなんですね。
竹村:そうですね、出来る限り、与えられるものは与えたいなっていう感じはありましたね。

多様化するプロ人材と、相対するスタッフの価値とは?

冨田:一個思い出しましたけど、社内の課題とか、お願いしたいことのマッピングをした時によく言う第1領域とか、第2領域ってあるじゃないですか。第2領域って、緊急性は低いけど重要であるみたいな、割とその第2領域を任せていくみたいなことをたけも言ってたなって思ってて。その辺の視点って、その当時から第1フェーズは何か違うなっていう感じがしたんですけど、第2フェーズ、第3フェーズ的な感じなんですかね。
竹村:どっちかと言うと、でも、第1フェーズからそれは意識していたんですよね。2019年の、iOSのジャーナルを作るというところは、竹村がやるというのは決めていたんですよ、そこは本当に第1領域、本当にやらなければいけないところで、API系のリプレースに関しては。第2領域で、最悪その年内こけても大丈夫、というところで、やっぱり決めてましたね。
大森それ結構大きいと思うんですよね、やっぱ傍から見てても。そんなことを任せてもらえるんすかっていうのが、やっぱり何度も、僕それを見てきたなーと思ってて。こういうメンバーがそういう風に、ある種喜んでもらっているという、こんなことやらせてもらえるのか見たいな。その重要度の高いミッションを与えてあげるということによる、モチベーションも維持してもらうというのは、結構、傍から見てても分かりましたし。今もエンジニアチーム以外でも、複業メンバー、業務委託メンバーって増えてきてるじゃないですか。なので、自分たちの、PRO PLAYERSの方達に対しても、そういうイシューの与え方みたいなのはすごい、勉強させてもらっています。

※今もPRO PLAYERSとして活躍するエンジニア「松田さん」のインタビュー

冨田:特にエンジニアリングね、時に本業だとどうしても第1領域ばっかりになりがちで。とはいえもっとモダンな技術的なチャレンジ、新しいことをしたいみたいなニーズと、さっきたけむも言ってましけど、自分自身そんなに前線で立ち続けたキャリアじゃ直近ないから、そこのこうキャッチアップにちょっと疎いみたいなところが、すごいマッチしてますよね。
竹村:そうですね、もう副次的な効果として、皆様のおかげで、この3年で急速に最新のテクノロジーをキャッチアップできましたね。
冨田:その中で、また思うことはもうタケムはパス回しの中心じゃないですか。PRO PLAYERSには前線にガンガン出てもらって、ゴールを決める、シュート打ってもらう。そこにやっぱりうまくね、その技術を理解しながら、パス出さなきゃいけない、走り回らなきゃいけないって、なんかすげえ走り回って大変そうだなあって、凄い雑にですよ、他人事じゃないですけど、ずっとそんな感じで走り続けてきて大変じゃないですか。
竹村:いや、これはですね、なんか趣向としてめちゃめちゃマッチしたなというのはありますね。集中力ないんですよね(笑)マルチタスク苦手じゃないんですよね、割とそこに対してのストレスはない方で、どっちかというと、一つに対してこうガーってやって行くより、そっちの方が、時間の与え方の趣向としてもすごいあっていると言うか。
冨田:なるほどね。雑談になっちゃいますけど、自由が丘オフィスに来た時に、日々対面で仕事していた時にですね。Runtrip Storeって、当時からあったものの、今をほど事業として注力していない時で、月に数回オーダーが入るみたいな、だからその配送を当時たけむもやっていたじゃないか。
竹村:10個くらいのレターパック持ってポストも回ってましたね。
冨田:その忙しい最中に、わざわざ手を止めて、事務作業をして、投函しに行くというところをめちゃめちゃ楽しそうにやっているんですよ。この人なんなんだろなっていう(笑)逆の立場だったら「ちょっと集中したいんですが、とりあえずちょっと投函してきます」っていう感じなのに、「あ、投函してきまーす」ってニコニコしながらこう、パッケージ作って、帰ってきてからコーヒー片手にニコニコしてるみたいな。あれはだからそこってことですね。
竹村:そうですね、だから役得ですけど、新しいこと全部できるっていう、ね。
冨田:まあスタートアップの醍醐味ではありますよね、なるほど。ちょっとそのせっかくフェイズのお話をしていたので、フェーズ3はどのタイミングなんですか。
竹村:フェーズ2に関しては、人を増やしてみようと、で後輩にお願いしてみようというところで、なんだろうな、今まで少なからず関係者であった方たちだったんですけど。フェーズ3に関しては、今までプライベートで関わりがない他社の、他社で活躍されている人たちを、チームに入れるというところが、次のステップでしたね。
冨田:なるほど、それ一番大きな、具体的な飛躍は何だったんですか、やってみて。
竹村:やってみては、何だろうな、身内だとやっぱり、なんて言うんですかね、身内だけで閉じた技術領域とか情報だけに留まるんですけど、他の方たちが入ってくると、全然違う視点が入ってくるとか。それこそ正社員、複業と、業務委託、フリーランスとかが入ってくると、いろんな人のいろんな経験と、いろんなとこの人間関係が混ざり合っていって。そこもやっぱり色々な情報が交錯するというのは、何だろうな、自分がこう副業として関わるとしても、魅力的な環境なんだろうなと、思いますね。
冨田:なんかね、なかの我々としても、やっぱり組織って、やっぱ一定成長し続けることにメリットはあるというのはよくあるじゃないですか、常にやっぱり新しいことにチャレンジできるっていう、循環の部分もあるし。正社員がっつり採用し続けるよりは、ローリスクで、お手軽に実現はできたという、会社上のメリットもありますね。それが実際、中の人も、ジョインいただく方にも、メリットとして享受できていたという形ですね。採用の点では苦労しなかったんですか、身内じゃない人たちを、どう採用するかみたいね
竹村:そうですね、初めのスカウトめっちゃ緊張しましたね。準備して、トミーさんがNotionに色々まとめてくださったのが、やりやすくなった一つのあれですね。
冨田:そっか、だから今のフェーズ3というのは、去年くらいからってことですかね。
竹村:早ければWantedlyっていうところがあるんですけど。
冨田:そっかWantedlyもやったな、やりましたね。
竹村:急速に人増やしたというのは、直近ではYouTrustですね。下地として、今まで関わりのなかったと他社の方から、チームを作るというところがありつつ、そうか、それがフェーズ3で、フェーズ4として、形にして、システマティックに 、作ることができたっていうのはありますね。
冨田:うん、なるほどね、だからその過去のフェーズに比べると、なんか新規加入のプレイヤーがね、多めに入ってきて、やっぱり成長の速度、組織、チームとしての成長の速度が、ボリュームとしてですね、上がっていく中での、なんか難しさってありました?
竹村:難しさで行くと、やっぱりその、手を動かしたくなるんですよ、どうしても。その引力に負けないっていうのはやっぱり重要ですね。我慢すると言うか、そうそう短期的に見るとね、そりゃ早いんですよ、でも中長期で見た時に、それでいいんだっけというところがあるので、そこのジレンマいうか、はありますね。
冨田:なるほど、自分でやっちゃう病 ですよね。たしかに、今のこの3人ともみんな思ってますよね、まだね、病、不治の病。
大森:さっきパスの受け手という話がありましたけど、スキルのね、高い人たちが今入って来て頂いている中で、サッカーに例えると、鋭くて速いパスがバンバン来るようになるわけじゃないですか、それをこう受けられるスキルアップ自体も必要だと思うんですけど。自分自身の、なんかその辺って、試合をしていく中で身につくのか、それとも陰で、ボールハンドリングの練習をしているのかとか、ドリブルの練習をしているのかとか、その辺って、たけむって、どういうスキルアップをしているんですか。
竹村:確かにね、そこでいくと、やっぱフィールドに一緒に出て、速いパスを受けて、それに慣れていったっていうのはありますね。
大森:なるほどね、おお、こんな速いパス来るんだだみたいなね。
竹村:そうそう、まぁそこに付随して多少のこうキャッチアップみたいなところもありますけど、基本は浴びてっていう感じがあるかな。
大森:むしろ実践が一番トレーニングになる感じですかね。
竹村:そうですね本当にこう、繰り返しになっちゃいますけど、やっぱり気持ちよく働いてもらうためには、やっぱり、パス裁けなきゃいけないし。
冨田:そうですよね、そこの緊張感か、多少こうルーズボール出していいやとかじゃなくて、誰か助けてくれるかとかじゃなくて、ルーズボール出さないっていう、半ば意地みたいなのがあったりしました?
竹村:絶対ここにパスくるから、ここにいなきゃいけないみたいな。そこのこう、前準備というところが重要ですね。
大森:僕準備しているイメージすごいあるんですね、タケム。
竹村:手動かしちゃうとね、そこで止まっちゃって、準備が遅れるって言うのはやっぱりある。だからそのサイクルを変えないとずっと受け身になっちゃうんですよね。前に出ないと1回、そこは意識してますね結構。
冨田:なるほど、ハードにプレーしなきゃまずいなって、モードに入ってるなって、なんか雰囲気でわかりますね。もう現場、フィールドっていう感じですね。えいちゃんもそんな感じじゃないですか、えいちゃんも現場で、スキルを上げていくタイプなのか、それとも別でスキルを高めていくのか。
大森:そこで言うと現場ですね、現場で磨いてますね、だからこの人と会って話を、こういう議論が進むだろうから、そこら辺の情報をキャッチアップして行こうとか、せめてこの位の見せられる資料に用意しておこうかなっていう意味での準備はしてますね、その辺はちゃんと周到に準備してるなっていう感じもあったんですね。
PRO PLAYRESの信頼を、どう失わないかっていう、すごい意識していたんですね。タケムも、特にそれってた今みたいにリモートじゃなくてオフラインで働いていた時って、特にその姿勢が見えていたりするので、それがやっぱりそういう感じで回していくんだなっていうのは横目で見ていたので、なんか意識しているかもしれないですね、
竹村:オフラインの時の方が、そわそわ感出るな。
冨田:我々よりもこの点において、我々よりも圧倒的に秀でているっていう方々に、ほんのちょっとでも入って頂いて、一瞬だけでも一緒にプレーさせていただくって本当に価値がありますよね。プレッシャーがありますよね、だから、当然ね、その分、それ以上のものを、我々としてはお返ししないとけないって言う。それもまたプレッシャーで、良い循環が今のところはできているっていう状況ですかね。
竹村:いいですよね、本当に刺激的な。

これからのクラブチーム化するチームラントリップとは?

冨田:ちなみに、まあ割と過去の話から現在地点くらいまで来たかなと思うんですけど、今後タケムが抱いている、特にエンジニアリングにおける、ラントリップのチーム作りって、なんかこう、変えて行く、変わっていく部分ってあったりしてしそうですか。
竹村:そうですね、専門領域に対して、PRO PLAYRESの皆様にお願いをするというところが、なんとなく形になってきたところがあるので、次のフェーズとしての挑戦としては、今竹村はやっている領域を、違う方でも動かしていくっていうところがありますね。そこがこう挑戦であり、もしかするとそこに関してはSTAFF採用になってくるのかなみたいなところは今思っているところですね。
冨田:なるほど、そしたらでも、もう竹村さんいらなくなっちゃいますね
竹村:そうですね、焼きそばとか適当に焼いてようかな(笑)
冨田:ただ、引き続きPRO PLYRESの採用は頑張るということですね。
竹村:そうですね、PRO PLYRESの採用を頑張るのと、あとはSTAFF採用にも目を向けていくというのが、やっとできる状態になってきたのかなと。
冨田:なるほど、で、まさにその現場にいることで、めちゃめちゃスキルが上がっているタケムの実体験があるので、逆にたけむのポジションを任せてもらえるっていうのは、それはそれで価値がありそうですね。
竹村:いや本当に、めちゃくちゃ良いと思いますよ。
冨田:だから採用募集中ですみたいな、めっちゃ募集してますって、かつでもこれね、もし少しでも、ランニングとか体を動かすことが好きで、我々の事業自体にね、シンパシー感じてくれる人であれば、めちゃめちゃ良いですよね。
竹村:めちゃめちゃ良いと思います、全てをね、伝えようと思いますので。
冨田:すごい良い仕事だな、マンツーマン、いいですね、なるほど、なのでSTAFFも含めてエンジニアリングチームをもっと大きくしていくためには、もしかしたらこれを聞いているかもしれない、まだ見ぬ誰か、なんかこうベタベタになってきましたね、こういう意図じゃなかったんだけど、いやでも、色々振り返れて良かったですね、えいちゃんと私のモチベーションとしてもね、クラブチームラントリップとしても一番歴史が深い、ものづくりチームの、チーム作りエッセンスを、他の事業とか、他のチームに上手くより還元していきたいなという思いがあるので、こういった学びを引き続き社内でも、社会に出す形でも色々やっていきたいですね。
大森:やっていきたいです。
冨田:一旦今日はこれくらいにしておこうかなと思うんですけど、言い残したことはありますか
竹村:私の方は大丈夫かなと思います、ありがとうございます。
大森:私も大丈夫です、また、また聴きたいです、ミーティングのアジェンダどんなことセットしてるんですかとか。
冨田:あえてこうやってね、共有していく、社内にとどまらずっていうのをやっていきたいですね、我々もあの、週1回経営会議してるんですけど、稀にアジェンダなしねっていう会があるじゃないですか、そういう時はこれ収録してもいいかもしれないですね。
大森:たしかにね
冨田:竹村先生をゲストにお呼びしてね、ゲストじゃないかもしれないですけど、ゲストとはっていう、社内の人じゃんみたいなね、またやりましょうじゃあ3人で。
竹村:是非
冨田:ありがとうございます。新鮮でした、ありがとうございます。

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