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縮毛矯正失敗(断毛)…美容院と示談〈4〉とりあえず解決編

〈前回までのあらすじ〉

縮毛矯正の失敗により後頭部の広い範囲で「根折れ」を生じてしまった私。
施術の翌日美容院で確認してもらったところ、美容師は施術のミスは認め無料で修正を約束する。「断毛」の恐れはないと言う。

しかし、根折れ修正可能な長さ伸びるまで待つ間に、根折れ箇所の多くは断毛してしまう。

そこで美容院に対し「損害賠償請求」することを決意し、私は素人ながら「損害の内容・範囲」と「賠償内容」を考え、美容院の責任者と電話してみることに…

この記事は、『縮毛矯正失敗(断毛)…美容院と示談〈3〉』の続きで、私が美容院Xの店長さんと実際行った示談交渉について綴ります。

損害賠償の内容として私が考えたものの詳しい内容については、前回の記事をご覧ください。


1、店長との電話

2/14
店長さんからはお約束していた通りの時間に折り返しのお電話をいただきました。

まず、ご自身も担当スタイリストAさんから話を聞いたこと・明らかなミスがあったことに対する謝罪をしてくれました。

そして
『1/22の施術費用全額の返金・当面のトリートメントサービス』
を私に提案。


しかし、私はもう美容院Xに今後お世話になる気はなく、トリートメントについてもサービス券ではなく金銭で受け取りたいと申し出ました。

ーーー備考ーーー
記事〈1〉にも記した通り、私はアシスタントのスキル向上のために実践を積むことの必要性を理解しています。

しかし、あそこまで素人のアシスタントに、難しい施術である縮毛矯正で後頭部を任せきりにする方針をとった美容院にはもう信用がおけませんでした。

(しかも私は再三縮毛矯正は気をつけてほしいと伝えてあったわけです c.f.記事〈1〉)

アシスタントのスキル不足は責められるものではありませんが、指導者・責任者の監督方法は責め得るものだったと考えています。
ーーー備考終わりーー-


そして、記事〈3〉で考えた損害賠償の内容をお伝えしました。

「〜を損害賠償として請求したいと考えています。今回はこんなことになってしまったのですが、私は美容院Xを貶めようなんて思いは全くなく、ただやはりミスがあったことは確かなので賠償はしていただきたいと思っています。

もちろん一度お店に行き、断毛の状態を見ていただくつもりです。

代表方や顧問弁護士さんにご相談する必要もあると思いますので、今回は私の考えをメモにとってもらいお伝えいただければと思います。

再度、私は不当な金銭を要求するつもりはありません。素人の算出したものですので、明らかにおかしいと思われる内容があったらお教えいただきたいです。

必要であれば私が実際そちらの弁護士さんとお話しさせてもらうことも可能ですので、またご連絡ください。」

と、まあこんな感じで伝えました。
(こう言う時に感情的にならず、冷静に話せるのが私の数少ない長所であります。笑)

翌日(2/15)はお店がお休みとのことで、2/16以降1週間以内には上の方に相談した結果をお教えいただけるとのことでした。

2、示談交渉不成立の可能性…訴訟沙汰の可能性…

これは補足的な内容なのですが、私は今回のことを示談で済ませる気でいました。
しかしもちろん、相手の出方次第では訴訟に入る可能性があるとも考えいました。

仮に訴訟になっても、請求額は60万円以下の「少額訴訟」であり、たとえ減額されても完璧に私の負けとなることはありえない状況でしたので、これまた代理人(弁護士)は使わず「本人訴訟」で解決しようと思っていました。

(少額訴訟は1回の期日で判決がでるもので、本人訴訟のケースが多いようです。訴額も数千円でリーズナブル。訴状も裁判所HPにフォーマットがありシンプルでした。)

その可能性がある以上、私は証拠を自分で集めなければなりません。

私は証拠として集めたもの・集めようと思っていたもの
・領収書
・根折れ・断毛箇所と周辺の傷んだ頭髪の写真撮影
・断毛した頭髪の採取(数本頭皮側が枝毛の状態で切れているもの)
・美容院とのこれまでの話し合い内容のメモ
→電話内容を録音していなかったので、次回お会いした時には録音させてもらいながら、事実に誤りがないか確認してもらおうと思っていました。
電話の事前に「内容を録音させてもらってもいいですか?」と確認して録音させてもらえばよかったな、とも思いました。
・他店でのカウンセリング内容の録音(こちらも事前に録音の許可をいただく)

このくらいしか思い付かなかったのですが、あとは書記官にアドバイスをもらおうと思っていました。

3、無事、示談成立へ…店長からの電話、再来店…

杞憂でした。
2/17に店長さんから電話がきて、私の提示した内容を全て賠償していただけるとのこと。

ホッとしました。

髪のチェックをしたいため一度来店するよう言われましたので、私は翌2/18再び美容院Xへ行くことになりました。

私は念のため示談書を作成することにしました。
向こうが用意してくれていればいいですが、そうでない場合もあるのであくまでも“念のため”です。

2項は「口外禁止条項」です。

例えば、口コミサイトやSNSで悪評を書かないことをお約束するものです。

私はあくまで“被害者”ですが、示談ですから、やはり美容院側にも安心して欲しいという思いもあり付け加えました。

修復費用については、ネットで縮毛矯正の修正を専門に行うメニューがある美容院を調べ、そこに電話して額を教えていただきました。

まあ結論を言うと、この示談書も使わずに済みました(ホッ)

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お店に行くと、個室で店長さんが対応してくれました。

話を聞いたり、写真を撮ったり、断毛箇所の長さを測ったり。

示談書は、
美容院側が作成→私へ郵送→署名捺印→返送
示談書を返送を確認したらすぐに
「施術費用」「トリートメント費用(※半年分)」「慰謝料(※半年分)」
を振り込んでくださるとのこと。

(トリートメントについては、お店で最も良いものの額で計算するようご提案いただきました)

修正費用については、修正後その領収書をお送りすればすぐに振り込んでくださることになりました。

※「トリートメント費用」と「慰謝料」はまず半年分いただくことなりました。

現状、単純計算すると私の断毛箇所が元の長さに戻るまで12-13ヶ月かかるのですが、とりあえず半年分いただき、半年後まだおかしかったら再来店して長さを測りなおそうということで決着しました。

もちろんこのことも示談書に加えていただきたい旨お伝えしました。

今(2/20)現在、示談書の到着をまっている状況です。


4、結局いくら賠償してもらえるの?

私が賠償していただけることになった内容・額は以下の通りです。

(1) 1/22施術費用(返金) 14,980円
(2) トリートメント費 11,000円×6ヶ月
(3) 慰謝料 10,000円×6ヶ月
(4) 修正費用 25,000円 
  交通費780円

合計 166,760円

ここに、おそらくあと数万円(半年以降)加わり総額は20万円前後になると思います。

いかがでしょうか?
「多すぎる」「少なすぎる」「妥当だ」と専門家の方の意見をいつかお聞きしたいところです。

5、終わりに…泣き寝入りしない…

駄文ではありましたが、最後まで目を通してくださりありがとうございました。

縮毛矯正の失敗やその他、カラーリング剤トラブルなど、悩まれている方は大勢いると思います。

私は5年前に一度泣き寝入りした経験があるので(c.f.記事〈1〉)自信を持って言えますが、何もアクションを起こさないことは本当に精神的に辛いことです。

法の専門家でもない私でもここまでできました。
難しいことではありません。
むしろ、彼氏と喧嘩した時の仲直りの方が幾分厄介です(笑)

私個人の経験ですが、1人でも多くの方のご参考・お力になれば良いなぁと思います。

(何か動きがあり次第記事を更新していくつもりです。)

ありがとうございました。

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