生活の知恵講座【第24回】

今日も、%の話をしよう。コロナ禍で、ゴールデンウィークやお盆、年末年始の新幹線の乗車率は、例年より低い状態が続いている。

JR西日本は、自社のホームページで、1週間単位で、乗車率の目安を公表している。10%刻みの目盛り付きの棒グラフで示しているから、統計グラフが苦手な方も分かりやすいだろう。

そのデータによると、平日はだいたい平均40~60%といったところだろうか。

全国的に緊急事態宣言が解除された影響もあって、先週の土日は90%の乗車率となった車両もあったようである。

満員電車に抵抗のある人は、事前に乗車率をチェックするのもよいだろう。

新幹線は、1両に最大で100人が座れる。1列5人がけの座席が、20列並んでいるのを知っている人もいるだろう。ただし、車両によっては、100人より少ない定員の車両もある。

したがって、乗車率40~60%の場合は、1つの列にあなた以外の人が座るのは、1~2人という計算になる。

JR側が、間隔を空けて座席指定がされるような制限を予約システムに反映させていれば、あなたの隣に座る人はいないはずである。

コロナ禍の影響で、陽性率がいくらだとか、ただいまの混雑率は何%だとかいうデータに触れることが多くなってきている。

少し前によく言われていた政府の言葉を借りるなら、安全安心のオリンピックではなく、安全安心の暮らしのために、統計に強くなることも必要かもしれない。


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