登山のお供にする楽器

山に登るとき、熊鈴を着けて行くことで、けものを遠ざける効果が期待できるということは、よく聞く話である。

しかし、熊鈴だけでなく、荷物にならない楽器を携帯するほうがもっと安心である。

お薦めの楽器は、3つある。

第一に、リコーダー。第二に、ハーモニカ。第三に、オカリナである。

リコーダーはかさばるように感じるかもしれないが、取り外しができるので、ハーモニカやオカリナより少し幅をとるくらいですむ。しかも、ソプラノリコーダーは、手に持っても軽い。

こういった楽器は、もちろん、登山中の休憩場所や山頂とかで吹く楽しみがあるわけだが、誰ともすれ違うことなく一人で心細くなったとき、気晴らしに吹くという目的もある。しかも、自分の居場所を知らせることもできるから、一石二鳥である。

熊鈴だけだと、遭難したときは絶対に聞こえない。大声よりも効果的なのは、やはりリコーダーの音色なのである。

さて、山はもう登るべき時期ではない。毎年、この時期から雪山での遭難が相次いでニュースになる。

もし、リコーダーやハーモニカのスキルが十分ではないなら、オンライン講座やユーチューブで独学して、来年の山開きまでにマスターしてはいかがだろうか。

ただし、近所迷惑に注意したほうがいい。車がある人は、ドライブがてら、海辺や高原に車を停めて、車内で練習してみるのも良いだろう。

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