1001日目からの健康論⑤

「健康のために歩きましょう」とは、昔からよく言われるが、日々通勤している人は、ウォーキングをわざわざ日課にする必要はない。

例えば、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を上るようにする習慣を身につけてもいいわけである。

車通勤をやめて、電車やバス通勤に切り替えるのも、必然的に歩くことにつながる。

私は、公共交通機関を利用した通勤であり、車は売ったので、休みの日もどこかへ出かけるときは電車やバスに乗ったり歩いたりする。

そして、私がさらに意識しているのは、歩き方である。

階段を上るときは、可能な限り、2段とびで上る。階段を下るときは、タタタタタタと忍者走りに似たような下り方をする。

上るときも下るときも、膝にかける負荷を考えている。

さて、階段以外の通常の道を歩くときは、どうするか。

両足のつま先をまっすぐ前方に向けて、一直線に突き進む。その際は、自分の身長に合った、無理のない歩幅で歩く。

通勤時にときどき見かけるのだが、私の近くを歩く人が男女関係なく、競うように急ぎ足で歩いている。

中には、なぜかスマホから目を離さずに歩いている人もいる。(滑稽なのは、スマホを見なければ歩く速度はアップするのに、自分が他の人より速いと思い込んでいる様子が見て取れることだ。)

歩きスマホは論外である。

スマホ画面の一点に目を凝らしながら、毎日のように歩いていると、将来的には目の負担が大きくなることが考えられる。

また、人や自転車とぶつかるなどケガや事故のリスクもある。

私が思うに、働き盛りの今こそ、膝や足腰を意識した歩き方が大切である。

何も考えず、ただ間に合えばいいと思うだけの早歩きは、もったいない。

階段を2段とびで上るのは、自分の膝が、最後の階段を上りきるまで負荷に耐え続けられるかをテストするのにちょうど良い。

途中で膝がキツくなったり、息も上がって歩く速度も落ちるなら、運動不足である。あるいは、加齢による筋力の衰えの可能性もある。

息が上がる人は、肺や心臓のリスクも心配したほうがいい。

人間ドックなど定期的な診断を受けていないのであれば、一度受診したほうがいい。

ちなみに、私は毎年のように受けているが、今のところ異常なしである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?