(第28戦)『網走まで』 vs 『城の崎にて』

北海道の網走旅行を考えているときに、列車の中での過ごし方や、待ち時間のつぶし方についても、いろいろ思い浮かんできた。

私は基本的に読書好きなので、こういう鉄道旅行のときは、鉄道に関係する内容が一部あったり、日本各地の地名が登場したりする小説を好んで読む。

そういうわけで、近所の図書館で何かいい本はないかと探したら、おあつらえむきの本が見つかった。

100年前に書かれた志賀直哉の小説である。

【1910年『網走まで』】

主人公は、上野駅から青森行きの汽車に乗り、網走まで行くという幼い男の子を連れた女性に出会う。

主人公は、宇都宮駅で下車するのだが、さて、この物語はどんな内容なのか、読んでみると良いだろう。

【1917年『城の崎にて』】

主人公が、東京の山手線の電車にはねられて怪我をするという場面がある。

舞台は、兵庫県の城崎温泉だが、当時の人がどんな旅や生活をしていたのか、読んでみる価値があるだろう。

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