映画「1984」が現実になる日
昨日の記事で、月山の標高が1984メートルであると書いたとき、私の頭の中で、この数字からの連想が自然に起こった。
ジョージ・オーウェルが1948年に書いた「1984年」という小説は、未来の監視社会を予言したかのような内容である。
スマホの位置情報がビッグデータ化され、どういった世代の人がどこに集まっているかがすでに分かる時代だし、実際に、コロナ禍の人出情報は、そういったデータを活用して分析されている。
また、あちこちに監視カメラが設置され、昔なら犯人逮捕に時間がかかったのが、あっという間に逮捕にこぎ着けることができる。
国が主導するワクチン接種の申込み。自治体より早いかもしれないけど、あなたの個人情報は大丈夫だろうか。
村上春樹は、ジョージ・オーウェルの「1984年」のオマージュとして、「1Q84」を世に出した。
ただ、今は、オーウェルの「1984年」の本を読むか、映画「1984」を観るかをしたほうが良さそうだ。
政府の批判をするのではなく、私たちの未来がどういう方向に向かっているのかを、しっかりと考えられるようにしないと、いつの間にか、あやつり人形になってしまうのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?