燃えてギリシャ_2幕_2159

la la la 132. エネルギーを意識してみる⑵(By ラム子)

こんにちは。エネルギーを意識してみる。エネルギーだけを意識してみる。前回一度同じタイトルで記事を書いたので今回vol.2としました。今回モノクロの写真を使ってみました。エネルギーを意識する時のコツというか、こんな感じだよ、というイメージ。いろんな情報を削ぎ落としてただそこにある「光」を感じる、そんな感じです。

自分は物書きで芸術家なので、そういった角度からもお伝えしていけたらと思っています。今朝、グラミー賞の授賞式がありました。ある芸術的生命力、エネルギーが集約されるこの祭典を毎年中継で見るように心がけています。それでわたしが毎年やっていることがあるので、それをみなさんにお伝えしようと思います。半分遊びのようなものなので、あまり深刻にならないで。笑。わたしが毎年やっていることはこうです、いろんなカテゴリの受賞発表の直前に「エネルギーだけをかんがみて」心の中で受賞者を予想する、というもの。拡散力の強い曲、今キテるアーティストには凄いエネルギーがあります。世界中を席巻するのですから。その中でもそこから「最優秀楽曲賞」とか「最優秀アルバム賞」なんかに選ばれるものというのは、いろんな要素が圧縮されたエネルギーの塊です。そしてこれは前情報とかが全くないものに対してするのが良い訓練です。
(以下受賞作品へのネタバレあります)

例えばですが、今月末アカデミー賞の授賞式がありますが、わたしは男性は、フレディマーキュリーを演じたラミ・マレックが受賞すると確信しています。もし彼が受賞しなかったら、アカデミーもいろんな忖度があるよねって思ってしまうくらいの強い「祈り」のような確信(願い)なので、笑、
こうなってくるとわたしがお伝えしている「エネルギーだけをみて」いるのとは違う話になります。きちんと比べたり比較したりっていうのは左脳的な作業であり合理的な導きです。でもそうではなくってもっと直感的右脳的な、「あっ、なんかこの人獲りそう」みたいな、今そこにたゆたうエネルギーをキャッチして、そこへ自身の波長を連動し、チューニングしていくための訓練なのです。


物事をエネルギーとしてみる。これをわたしが大切にしている理由は以前もお伝えしましたが、2002年の日韓ワールドカップの時、そのまさに絶頂の時に本番を迎える芝居を打ったからで、その時に、こう、潮が引いてくように、エネルギーが奪われていくのを感じました。エネルギーを集めて舞台の上で凝縮して放たなければならないのに、ここに集めたものすらどこかへ吸い取られていく、そんな感じをうけたんです。まるで砂鉄がどこからかやってくる大きな磁力に引き寄せられて飛んで行ってしまう、そんな感じ。
当然本番は厳しいものになり、わたしは自分が何かを起こす時、オリンピックやワールドカップや、そういったものと絶対ぶつけないようにすることをその時強く誓いました。

エネルギーがすべてです。怒りもエネルギーに入ります。
世の中にはヒエラルキーと忖度と、エネルギーとはまた違うパワー(権力)がまだ横行していて、グラミー賞も完全に平等かと言ったらそうではない。
いつも「なんで?」っていう展開が必ずあります。根強い差別を感じる時。
今年はケンドリックラマーやアリアナグランデや、主要部門を重ねて受賞したチャイルディッシュ・バンビーノなんかもパフォーマンスを辞退しています。まだ黒人のアーティストに対してグラミーが平等ではないという意見からです。でも逆風やいろんな流れを凌駕して受賞にたどり着くものには、やはりエネルギーがあるのです。
物事をエネルギーで感じる訓練をしていると例えば「あの子別に可愛くも芝居もうまくないのになんで売れているんだろう」とか、そういう技術上のことや、表面的なもの、情報的なことだけに捉われなくなっていきます。

またエネルギーがあるものが「いい」って言っているのではなくって、ああ、今ここがエネルギーのトップだとしたら今年はわたしの年じゃないなとか、笑、自分のエネルギーバランスの見極めもできます。
今強く世界を席巻しているグルーヴ、エネルギーに寄り添うか、独自のエネルギーでいくかは自分が決めればいいのです、でもそれを感じていなければ自分で決めることができません。「間の悪い人」「なんかいつもズレている人」は、このエネルギーの流れと全く違うところに、とりわけ意思もなく、ぼやん、と、いることが多いのです。
それは自分のエネルギーを貫いている、というのとはまた違います。

例えば今年のレディガガのパフォーマンスはちょっとニッチで、みんながあの映画の世界観で歌うShallowを待っていた(多くの人が)期待を真逆に裏切るパフォーマンスで、すっごくグラムロックな感じ、どちらかというと歌詞の世界観を体現したもので、一緒にパフォーマンスをしたマークロンソンとはかなりイメージがシェアできていたと思うのですが、一般的な感想として「あっちの方向じゃなくてもよかったんじゃないか」「シンプルでよかったのに」と思う人もいたと思います。でも”意図的”にそっちに向かったエネルギーだからそれはそれでいいのです。

(⤴︎最優秀R&Bアルバム賞受賞のH.E.R)
今日わたしが起きた時、グラミーはすでに始まっていて、彼女がちょうどパフォーマンスをしていました。(曲"Hard place)
彼女のパフォーマンスにまとまった光を強く感じたので、この人が受賞するなと思いました。そのエネルギーの感じってどんな感じかというと、
美しく束ねられたそうめんの束のような感じです。
あの、一寸の隙もなくキュッとまとまったそうめんの束。
あと、時々わたしが使う「星が降りている」感じ。

どんな感じだろう? それを確かめるために”感じて”みてくださいな。
そういう楽曲を聴くだけでもそのバイブスを体内に取り込めるので、ぜひ聴いてみてください。何度もお伝えしますが好きではない曲を聴く必要はありません。また先ほど怒りもエネルギーだと言いました。
今年最優秀楽曲賞、最優秀レコードを受賞したチャイルディッシュ・バンビーノの曲は「ジス・イズ・アメリカ」とてもショッキングなMVで、すごくショッキングなのでここに貼ることはしません。怒りに満ちた楽曲で、今のアメリカを強く風刺した楽曲です。
そして彼は授賞式にも出席していませんでした。
やはりアメリカで行われている授賞式ですから、今アメリカに渦巻いているエネルギーを反映します。そのトップにくるエネルギーは「怒り」だったんだなと思い、考えさせられています。

エネルギーを意識してみる。そこからわかることがたくさんあります。
世の中に起こっていること、流行るもの、売れるものの、表面的ではない、
そうではない理由、真相に少し近づけるかもしれません。

最後にわたしが最近強いエネルギーを感じた楽曲も貼っておきます。
グラミーには絡んでこなかったけれど、これも「そうめんの束感」を感じています。笑。

なお2018年はカーディB(女性ラッパー)の年と言われましたが、
やはり彼女の元にも星は降りました。

それでは、らるらるらん♪
ラララ世界で会いましょう☆ 

嬉しいです ( ´ ▽ ` )ノ