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最もツボに入ったブログ記事と最近のモヤモヤ

2014年に書かれたちきりんさんの記事。

時短勤務(希望)者に子が3歳まで(取得できる)権利の義務化と言った制度が整い始めたこの時期、そのタイミングで、(嫌みとかではなく、事実として)出産されてない女性でありながら、ココまで悟られていたことに、彼女の洞察力と、圧巻の言葉選びのセンス・表現力、男女どちらにも支持され尊敬される真の文筆家であることを証明し、凄みを垣間見ることが出来ます。

多くの出産経験のある女性(産後働いていてもいなくても)が感じるソレ*を、絶妙に汲み取って表現されており、それはある意味、それまで能力差があった女性でも、各レベルで一旦リセットされ、“妊娠”“出産”“育児”と言うビッグイベントを経ながら否が応でも突き付けられる問題・葛藤であったり。

*ある種のマイノリティ体験、それは人種による差別であったり、障がいを抱えている状況に近いと確信。社会的弱者であることを3回の妊娠中、完全に突き付けられたと記憶。

だからこそ、“産む”ことが全く尊重されず、制度を決める側の大方の見方として、“無事に生まれ育てる”ことを当たり前と考え、“子育て”は当然に女性の仕事との認識を全く変えない日本への苛立ちや不満、怒りの気持ちが大きいと、私自身を分析しています。

一方で“産ま(め)ない女性”はそれはそれで、仕事上での男性との戦い(競争)であったり、産まない(状況or現状or病気や本人またはパートナーの不妊、結婚や出産のタイミング逃し、適齢期過ぎて産めない)ことで、思い通りにならないこと、努力が報われないと知る無力感から不安定な気持ちになったり、産ま(め)ないことへの焦り等を抱えているケースが多いと推察。

実際、働きながら産ま(め)ない側の葛藤シーンを何度も目撃してきました。

“産まなくてもいいや!”と開き直っている人や、心底、初めから“産まない選択”をしている人は恐らく相当な少数派で(産める能力を備えながら)“選択としての子無し”は少ないが存在しそうではあります。

だらだら我流意見を展開してしまいましたが、どの立場であっても、女性は我が事として当然に、男性にとっても新たな気付きや見たくないモノを見ないようにしていたことを発見するツールになるような人間道の極みみたいな記事なのでご一読あれ~

いかがでしたか~?

このちきりん投稿は今月知ったのですが、少し前のタイミングで某紙の有料サイトの一部に2021年として不適切表現**が掲載されている事実があり、驚き呆れると共に、改正男女雇用機会均等法から20年超、このちきりんさんブログからも7年が経過するも、日本ってまだまだ意識改革に途方もない時間を要しそうだなぁと感じるこの頃です。

**育児しながら働き続ける女性に対する軽視と受け取れるデジタル記事(新聞社)

この件、当該有料記事について掲載から1ヶ月間の間に新聞社宛に、実は昨年3度【意見】しました。内1回は、編集長宛に。

一行の削除を求めたダケなのですが…
訂正されず…私みたいな只のワーママがターゲット層ではない事は、重々承知のサイトですが、酷いなぁニッポンと思いました。

反省する気配無し(笑)

ハイスペ女でない私がモヤッとしたので、真のハイスペさん達は、世の中の、日本社会の諸々でモヤモヤ消えずに生きていることと、お察しします。

因みに私は優秀層ではないので、そこまでの不満は感じずに今まで生きてこれています。

が、葛藤は(毎日でないものの)日々あります。

何故なら、職場で現時点のチームメイトである同僚達は【男性】か【産まなかった女性】しか基本いませんので。

一方で働き続けていたことで、3人の母をしながら今の仕事に就けていることと、男性や、男性のように生きてきた女性達と仕事上で、対等に意見を交わすことが出来る現状には、満足感と誇りを感じています。

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#まったねー 💫