追い求めない

すべてはすでに自分の中にあるのだから、あなたは何もする必要がない。

たとえあなた自身が問題を抱えていると信じていても、あなたの内側の深い部分は外側の状況と関係なく豊かさと調和の存在である。

折に触れて生じる感情や無力感は、決して自分自身の本質ではないと知っていることで、あなた自身と切り離すことができる。

ネガティブを感じても大丈夫。それぞれの感情には優劣はなく、私たちが意味を付与する。

しかし、一見ネガティブに思えることでも、時が経てばそれがポジティブな経験であったに転じることもあるし、その逆もある。

ネガティブ・ポジティブという区別も極めて恣意的なものである。

文化や時代によってそのようなことは変わってくる。

そのような持続性のないものに大きな価値はない。

それより、自分の内側の状態を整えることが大切である。
全ての感情をマスターする。どんな感情が襲ってきても、それを自分と同一視しないで、遠くから眺められるように。

何事にも影響されず、常に本当の自分で居続けることが、私たちにはできる。
問題は幻想であると知っておくこと、そして自分の中にある感情が生じたとき、そしてそれが自分の行動に影響を及ぼしていると感じるとき、あなたは自分の未消化の感情をマスターするチャンスに恵まれているのだ。

ここで、腰を据えて自分の怖いと思う部分と向き合い、それがもはや問題にならなくなるまで、意識の光を当て続けよう。

外側はあるがままに任せておけばいい。まずは内側を攻略することが先だ。

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