【オーストラリア・パース生活】ずっと食べたかった Bunnings のソーセージ・シズル!
私がパースで絶対にしたかったことの一つ…。それはP氏と一緒に Bunnings(バニングス)でソーセージ・シズルを食べることでした!
Bunnings Warehouse(バニングス・ウェアハウス)とは、オーストラリア最大規模のホームセンターです。オーストラリア全土に店舗があり、ありとあらゆるDIY用品が手に入るため、日曜大工やガーデニングが趣味の方にはたまらなく魅力的なお店です。
オーストラリアに住む人達はDIYがとても得意です。家回りで何か壊れたりしたら、直ぐ業者に頼るのではなく、自分たちで出来ることは自分たちで直そうとします。よって Bunnings はDIY好きのオージーでいつも賑わっています。
P氏はDIYが特別好きなわけではありませんが、それでも当たり前のように庭や芝生を整備したり、家の修復作業をしたりします。私も家庭菜園が趣味なので、休日にはよく一緒に Bunnings へ行っていました。
週末のソーセージ・シズル
そんな国民の生活の一部になっている Bunnings ですが、そこにはDIY用品以外にも人気なものがあります。それが週末のSausage Sizzle(ソーセージ・シズル)です。
ソーセージ・シズルとは、BBQコンロで焼いたソーセージと玉ねぎをパンに挟み、トマトソース(ケチャップ)やマスタードをかけて食べる所謂ホットドッグのようなものです。ほんとに、何の変哲もないシンプルなアウトドア料理なのですが、BBQが大好きなオーストラリア人にとってはもはや国民食と言っても過言ではないくらい、馴染のある食べ物です。
そして週末に Bunnings に行くと、入口の近くにテントが張られていて、そこでソーセージ・シズルが1個3.5ドルで売られています。実は、今年の7月に2.5ドルから値上がりしました。それでも物価の高いオーストラリアでは格安で気軽に食べられる週末のお楽しみフードといった感じで、私も大好きなのです。
ソーセージ・シズルの目的
このソーセージ・シズルの目的は、主に地域の学校やスポーツクラブのための Fund raising(基金集め)です。Bunnings は売場や設備を提供することで、ローカルコミュニティに貢献しているわけです。よって、テントの中で売ったり焼いたりしている方々は全てボランティアです。そして、その売上げは全てそのローカルコミュニティグループに寄与されます。(主催のコミュニティグループは都度異なります)
ソーセージ・シズルの魅力
このソーセージ・シズル、味が特別に美味しいというわけではないのですが、何だかとても魅力的なのです。理由はいくつか考えられます。
まず、『週末にホームセンターの外で食べるBBQ』というところで、すでに特別感があります。そして値段も安いです。食べ物自体は高級でも何でもないのですが、BBQはオージーにとってとても馴染のある料理です。さらに、その目的がローカルコミュニティグループの基金集めということで、地域への貢献度が高いです。雰囲気もとてもフレンドリーで、冗談等もよく飛び交っています。
なんというか、そのソーセージ・シズルを食するという行動を通して、自分がコミュニティの一部になったような気持ちになっているのかもしれません。ついでにお腹も満たされますし(笑)
私はオーストラリアで生まれたわけでも育ったわけでもありませんが、それでもこのソーセージ・シズルには愛着があり、週末に Bunnings に行くと、そのBBQの香ばしい匂いとローカルコミュニティのフレンドリーな雰囲気に安心感を覚えます。なので、今回の滞在中にも必ずソーセージ・シズルを食べたいと思っていたのです。
念願叶って、日本帰国の数日前に食べることができました!ただ、スケジュールの関係上、私たちの行きつけの店舗ではなかったのですが、それでも普段の活動区域内の店舗だったので良しとします。4月にまたパースに来る予定があるので、その時は、私たちのいつもの店舗に赴きたいと思います!