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ついに…ついに綺伝が…!(※考察文です)


こんにちは。

今回はコロちゃんのせいで待ちに待たされて一年半!ついに!あ、ついに綺伝本編開始と相成りまして!!!

いやぁ科白劇のときからものすごく好きな物語なせいなのかふと頭の中で綺伝の本編はどうなるのやら、科白劇との違いはここらへんなんじゃないかなどすぐ考えてしまう始末。

正直ラスボス御隠居のパワーアップに加えて新しいイケメン少年使節も入ってくるとなると予想なんてつかないだろ!だの
というか正直もうほんとにやるんだいう現実が嬉しすぎてそこどうでもいいだろ!などと何回か自分にツッコミを入れていたらいつのまにか一年半経っているのだから時間は恐ろしいものです。

というわけで、尻に火がつきようやくまともに書く気になった科白劇から見える綺伝考察!
ってより綺伝本編こんな話あったら良いよね!というこの一年半考えていた妄想をあけすけに語っていきたいと思います。

なおご存知かと思いますがこっから先の話全て妄想であるからにして、当たっても笑い当たらなくても笑いの精神で書いていきたいとおもいますので、読者の皆さまも生暖かい目でご覧ください。(以上。科白劇ですごくすきだった講談風にてお送りしました。)

※ATTENTION

この記事は刀ステ綺伝考察を行っております。科白劇は無論他の刀ステ作品(一部刀ミュ)のネタバレがあります。そのことを留意した上で閲覧お願いいたします。

・科白劇では分からなかったことって?

まず、綺伝科白劇は「自分達の本丸ではない報告書をベースに刀剣男士が再演する」という体でありました。
よりざっくりいうなら「ガラシャ様の物語」を刀剣男士達が読み解いていく形に再編成されたものだと私は捉えています。

結果何がけずられていたいたかというと。そう。刀剣男士の感情や動きです。(まぁ実際彼らの体験では無い事柄でしたしね。アレ)維伝みたいに密命あったの??えっ長義どういう状況だこれ??とか気になってしまったのです。

というわけで科白劇を見ながら思ったことを洗いざらい吐いていくぞ!

・維伝の如く刀剣男士に密命はあったの??

いきなりそれかよ!疑心暗鬼好きかよお前???となった方々ごめんなさい。

すまん!大好きだ!!

ってのはさておき正直なとこ、密命はあるんじゃないかなと思ってます。

そして、密命をやってるのは長義…
ではなく、
獅子王と亀甲貞宗。
更に言えば密命の内容は維伝時のものだけでは無いだろうと思っているのです。

おっといきなり題材が多いですね小分けにしていきます。


まず、何故密命遂行者が獅子王と亀甲だと思ったのか。
理由は、科白劇にて熊本城にのりこむ決戦前、皆で宿に泊まっている際の行動にあります。

そう。宿場のシーンにて歌仙、籠手切、青江が語らうシーンの最後に「獅子王と亀甲は?」と急に居なくなり不思議そうにするシーンがあるのです。
さてそんな獅子王と亀甲はどこに向かってたかというと、狙いすましたかのように長義が古今伝授が話をしている場所に現れます。

科白劇にてずっと同じ組分けで動いていた第三部隊のメンバー(歌仙と青江、長義と亀甲、籠手切と獅子王)
をみていたからでしょう。初めて見たら時から急に一緒になって現れた獅子王と亀甲に変な違和感を感じながら見ていたのです。しかも歌仙達に言ってないのも違和感がすごい。もしかしてなんか隊に隠してる別行動…密命を受けないかい?となり色々精算していったのです。

と、いう訳で刀ステの刀達の事情から密命まわりの経緯を推察していきたいとおもいます。

ます、密命が維伝小烏丸と鶴丸からの引き継ぎだとなるなら獅子王が遂行してるのはごく自然な流れです。

というのも彼、分かりやすく科白劇の段階から「小烏丸から文久土佐の話を聞いている」ということを籠手切に話しています。
わざわざあのご飯のタイミングで回想ネタを回収するにしたって急に獅子王小烏丸の話題がでてくるのは些か不自然です。
にもかかわらず小烏丸のモノマネまで混ぜた上でのあのシーンが入るということは確実に意味があります。
それこそ、獅子王が小烏丸から特命の話を聞いてる理由は維伝の
「陸奥守吉行と深い関係がある敵がいるならば、彼に敵を斬らせること」
という密命を歌仙に変えたバージョンを遂行するための引き継ぎをした際に特命調査について色々聞いた。みたいな感じなのではないでしょうか。
審神者と小烏丸どちらが獅子王にこの話を持ちかけたかは現状わかりませんが、維伝と綺伝が十中八九地続きな以上、この手の調整役は特命調査成果をコントロールしたいのであれば必須なのでまぁ居るでしょうとなります。

(というかコントロールしないとね、私のリアル本丸のように極めた小夜左文字の開幕一撃でガラシャを葬ってしまうみたいなことが起きてしまうのですよ。
いやあの時ほど刀剣乱舞で別の意味で絶叫した時はない…)


次に亀甲。まず密命で虚偽の報告や万が一の裏切りを行われたりしたら目もあてられない。
故に密命はどうしたって二人でおこなわないといけませんので、獅子王以外にもう一人いるのは確定だとして何故亀甲なのか。

実をいうと雰囲気的にもう一人密命うけてるなら亀甲だろうなとは感じながらもずっと悩んでた点がここでした。うーん東博刀同士だから…?いや弱いな…えっもしかして単純な気のせい…?いや話繋げるためにはいるよなーなどとうーんうーん悩みあぐねていたある日

ある天啓が降りてきたのです。

「もしかして密命、維伝みたいなやつ以外にもあったりする?」と

・密命があるとしたら一つではない。

同じことを繰り返すのは面白くない。故に一度目の任務追加任務が入るのは当たり前だとして。
その上で実は先ほどあげた古今伝授と話をしていた長義のとこに来たあのシーンを見返してどでかい見落としをしていることに気付きました。
そう「歌仙にガラシャを斬らせる」という密命だけならば長義と古今の会話を見聞きする意味は皆無なのです。

だけれど示し合わせたかのように盗み聞きし会話に割り入る獅子王と亀甲が現れた。さすがにこれが偶然とは思えない。

ということは密命がある場合を想定した場合に見えてくる任務がある。

そう綺伝の密命は。

「歌仙兼定に関係ある物語なら確実に歌仙に斬らせる」という維伝から引き継いだ密命に加え

「元政府監査官である山姥切長義の動向監視任務」が入っているのではないだろうか?

・刀ステ過去作から推測する山姥切長義の立場。

何故長義の監視任務なんてものが行われる可能性があるか。
慈伝…といいたいとこですが正直慈伝と維伝綺伝が繋がってるかどうかに現状分からないため維伝から見える現状からまとめていきます。

維伝から見るに刀ステ本丸は「円環」および「放棄された世界の構造」について調べいます。なので政府刀が知ってることがあるなら洗いざらい吐いてもらいたい状況です。

そして維伝にて密命をやりつつ「円環」についての手がかりを探していた小烏丸および鶴丸は密命遂行するにあたり、南海先生に密命の内容を話しています。

ここまできたら維伝後に、事情を知った上で話をしてくれそうな南海先生に回収後詰め寄るのは自然な流れです。

しかし、南海先生も維伝で説明している以上の詳しい情報知らなかった。(これはミュ側の話ですが江水の肥前の口ぶりからしてもあまり詳しいことは知らないのだと思ってます。)

しかし政府調査員が知らなくても、もっと上の立場にいるだろう監査官刀である長義ならが何かしらしっている可能性を考える。
だがしかし長義は何か知ってようが審神者に向かって情報を話してくれるタイプじゃないように見えてしまう。

本人にその気はなくても本丸側は疑わなければならない状態にある。

故に長義が口を割りやすい環境作りこみで(仲間として打ち解けてくれればそれでよしってやつですね。)

「あちこちの部隊に長義を入れてみる」

「一番相性がよかったのがあの第三部隊だった(科白劇にて第三部隊は仕事がしやすいと本人が言ってる)

「ならば第三部隊があたる任務中などに何かいい情報が得られればいい。」

「本丸内の刀には吐けないこともあるかもしれないため、他の政府刀がいる特命調査に長そ義を加え動向監視しよう。何か知ってることを吐くかもしれない」

という筋道になってもおかしくは無いということです。

まぁつまるとこ小烏丸に「瑕疵」といわせるようなやべぇ大事件のあった刀ステ本丸の事情を鑑みたら、長義は正直監視する側ではなくされる側なんですよ。ということです。


さて、この手の身内を疑わなければならない監視任務となると長年本丸にいた実績よりも、刀の気質の方が大事になってきます。
良心の呵責から長義に事情を説明したりすることがない刀選をしなければならない。

その点で「絶対にご主人様主義」であり良心の呵責すら「愛」の一部として遂行出来る亀甲貞宗は、この長義監視任務にうってつけすぎる刀材だったのです。正直なとこ私は彼以上の適任者を刀剣男士から見いだすことが出来ない。

正直亀甲さんのクレバーでありながらも突き抜けた部分も垣間見れるすごくいい形だこれ…とこの推論ににたどり着いたときじったんばったんしてしまったのでした。

結論からいうと科白劇では書かれてなかった流れとして
長義が古今伝授と一対一で会話しようとして外に出る

長義を監視する密命を受けてる亀甲、獅子王が盗み聞きのためにこっそり後を追う

長義と古今伝授の会話の内容を聞いていたら内容が「放棄された世界って一体なんなんだ…?」という内容だった

あ、これは俺らと知ってることさほど変わりないなとなった二人はむしろ議論のために混ざりにいった。

ってあたりなんじゃないかなーと思います。あと、長義はこの手の策謀に対して頭回る子だから気付いた上で放置してる可能性も高いです。信を置けるまで好きなだけ観察してくれ。って意味でね。

さて、次は議論内容だった。放棄された世界の考察について書いていきます。

・刀ステの放棄された世界について

上記の放棄された世界議論のときに亀甲さんが「何故熊本なのか、何故ガラシャなのか。話がつながっていなさすぎてチグハグに感じる」と言っていたのを覚えておりますでしょうか?

私はこの「チグハグさ」が刀ステに出てくる放棄された世界の肝だと踏んでます。

実のところ。放棄された世界というのは単に歴史改変に成功してしまった歴史。あくまで本流から逸脱しただけのものなので本来は「歴史改変の理由」と「何がきっかけか」に繋がりがあって然るべきなのです。

だがしかし慶応熊本は単なる改変された歴史ではない。
なぜなら、あの慶応熊本の「熊本にキリシタンが信仰を許される聖域がある」なんていう世界を精密に想像し得る存在がいるとするなら。
それは外出がほぼ不可能であったガラシャではなく。実際に九州でキリシタン大名をまとめていた大友宗麟であるからです。

そう。綺伝に見られるチグハグさは、大友宗麟が望んだ歴史改変なのに、何故かガラシャがあの放棄された世界の核であること。
ガラシャがあの世界を望んでないわけではない。しかしガラシャが想像しうる範疇であの世界は出来上がらない。
だってガラシャはただ細川忠興ともう一度話たかっただからだ。いくら自分が生きれる世界を望んだとしてキリシタンの国の長は行き過ぎに思える。

更に言えば恐らく文久土佐も同じ作り。
確かに龍馬は武市半平太と岡田以蔵の二人が死なない世界を望みはした。
しかし「土佐勤王党が恐怖政治を敷く」なんていう世界を彼は全く望んでいない。
だからこそ維伝の龍馬は自分が作ったはずの世界に陸奥守吉行たちと立ち向かうなんていうおかしな状態にあった。
まさに「核と制作元が明らかに違う」という実例の一つなのであろう。

そしてこんなチグハグなまさに「鵺」みたいな世界が出来上がる理由は无伝で発覚します。
あの大阪において本来の史実においては京都から出ることが叶わず大阪城の終わりを見ることが叶わなかった「本来居てはならない存在」である高台院様。
彼女はこう証言した「時を遡る者達の手をとったらいつのまにかここにいた。」と。

そう。刀ステにお井出時間遡行軍は「あり得ざる歴史」と「それを望む者」を引き合わせる仲介業務を行っているのです。
文久土佐に関しては不明ですが綺伝および无伝においてこの仲介業務の起点になった存在は明らかでしょう。
黒田の御隠居様です。

・長義のいう「実験」とは

さて、黒田の御隠居様が時間遡行軍を使役して「あり得ざる歴史」と「その歴史を望む者」を引き合わせているのは何故か。
それは「正史を塗り替えることが出来るくらい強い物語を作るため」であると私は見ています。

話を綺伝に戻しますと、これは後世における知名度として「大友宗麟」と「細川ガラシャ」どちらが上かと言ったら大体の人は細川ガラシャを挙げるのではないでしょうか?
実際細川ガラシャの物語は悲劇の女性として日本では無論のこと西洋においても語り継がれた存在。
時間遡行軍はこういった強い物語をもった存在を放棄された世界に入れ込むことにより放棄された世界の強度を上げようとしているように思えてくるのです。

放棄された世界の強度を上げた先にある行為、それは「そんな世界が本当にあったかもしれない」という形で正史を侵略することなのでは無いかと。私は思うのです。

まぁ最終目的はまだはっきりせずとも長義が「実験場だな」というくらいには歴史と物語を混ぜ込み強い何かを作ろうとしているのです。

そしてこの「放棄された世界の強度を上げることにより正史に返り咲く」という魂胆を抱えているのは黒田の御隠居様だけではないというのがこの刀ステの闇深いところなのじゃ……
オクレ…ゴポポポポ…モノガタリヲ…オクレ…ゴポッ…ゴポポポポ


あ、そういやこの画策をしている黒田官兵衛…いや綺伝だと黒田尚孝なんだっけ?
の記憶の混線についてもちょっと面白い考察をしているのですが。
綺伝本編見た後のが多分いい考察なので次回にいたします。

以上。ギリギリが過ぎるタイミングでの綺伝考察でした。
後は…少年使節は元々最初のキャスティングから居て青江や籠手くん辺りとの絡みががっつりあったんだけど科白劇に直した時にバッサリカットした結果。
最後の宗麟戦が4対1の構図になってしまったのではないか…?とか(要は本当は少年使節が一緒に戦ってたんじゃ無いかなぁって話です)とか色々考えたりしてました。しかし少年使節の情報がない以上これ以上の精査は出来ない…悔しい…

何はともあれ明日には一部の方々には分かること…奇想天外な展開というか黒田の御隠居様が何かやらかす以上私の些末な想像など塵芥に過ぎない…

…とりあえず今週末はネタバレ踏みたく無いので自衛したいです。やはり舞台初観劇で空いた口が塞がらなくなりたいですからね!

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