【帝王】-7月9日の日記のはずがほぼデッキの話になったSP

▼ちょい前の日記で、蟲神器のデッキを第二弾カード使って2つ組んだーみたいな話をした。

この時はそのうちの片方、「《とびだす》デッキ」についてだけ書いてた。結論弱かったが。

そしてもう片方のデッキ……これを使って公認大会に参戦してきたよ。



▼京都で開催される公認大会、『百蟲夜行』の第二回に参加してきた。

いやはや、滋賀や大阪までいかず京都で開催してくださるのはとてもありがたい。

今のところ毎回参加してるわ。

つーわけで先に結果を言うとスイスドロー3戦で2-1。決勝トーナメントに上がるベスト4には届かず、でしたとさ。

とはいえ今まで大会参加して初めての勝ち越し、素直に嬉しいね。1-2とかばっかりだったからな。



▼使ったデッキは蟲神器初の種族指定効果を持つ《テイオウゼミ》を主軸にしたデッキ。

固有能力《セミの帝王》により、登場時に捨て札からセミ科の虫を1体リアニメイトできる。

代表的なセミ科の虫は…

4コスト《エゾゼミ》:攻撃誘引能力《鳴く》持ち。

3コスト《ミンミンゼミ》:《とびだす》持ち。

1コスト《チッチゼミ》:《とびだす》持ち2例目。なんか最近流行ってるっぽい。今回私は採用せず。

などがいる。

いや、もう1体見落としがちな蘇生先がいるな。

それは……

5コスト《テイオウゼミ》。体力1000、攻撃力600の虫。

同名カードであるテイオウゼミ自身も勿論セミ科のため蘇生対象だ。

そして蘇生されたテイオウゼミの《帝王》も発動するため……

テイオウゼミ召喚→捨て札のテイオウゼミ蘇生→捨て札のセミ科蘇生

という流れで一気に3体の虫を盤面に並べることができる。

コレだよ。この気持ちいい連鎖召喚がやりたくてこのデッキ組んだんだわ。

もちろん要求値は相応に高いため、この流れにこだわり過ぎないことも大切。

テイオウゼミ+セミ科でも十分、なんならテイオウゼミ+テイオウゼミ(2体目の蘇生は発動せず)も一見損してるように感じるが体力1000攻撃600が2体並ぶのはかなり強い。

とりあえずこのムーブを抑えた上で回していこう。



▼さて、以下デッキコンセプト。

《セミの帝王》を何度も使い回したい!

《繚乱の足掻き》による盤面から手札への回収、《叛逆の蛮勇》による墓地からの蘇生で召喚機会を増やす。

召喚したテイオウゼミを《繚乱》で手札の5コスト虫と交換することで再びの召喚を目指す。
手札に戻した後は通常召喚するもよし、《玉響》で踏み倒し召喚するもよし。

《叛逆の蛮勇》は墓地のテイオウゼミを蘇生し、《帝王》により更なる蘇生を狙うことができる。

現状のカードプールで私が思いついた方法はこの2つだった。



▼というわけで《繚乱》を使うにあたってはテイオウゼミと同じ5コストの虫を採用する必要がある。

奇しくもイラストが対っぽい構図

《リオック》:真っ先に思い至る。みなさんご存知《共食い》によるコスト踏み倒しを内蔵した虫。

テイオウゼミは召喚するだけで盤面に2体の虫を用意できる。相性が悪いわけがない。

リオックは《叛逆》とも相性がいい。例えば…

1.テイオウゼミ召喚、セミ科蘇生。テイオウゼミ攻撃。

2.セミ2体を《共食い》しリオックを召喚。リオック攻撃。

3.《叛逆》を発動しリオックと捨て札のテイオウゼミを交換。《帝王》によりセミ科蘇生。(テイオウゼミを閃き玉響で出してた場合エンド時破壊回避)

みたいな動きができる。

「テイオウリオックは変形合体を繰り返す!」

リオックの体力の低さ+盤面の頭数減少による防御力低下をテイオウゼミは補うことができる……かもしれない。

これ以外にもテイオウゼミとリオックは他のカードを組み合わせることで様々な展開方法ができるポテンシャルがある。

このデッキを回していて楽しい部分でありクッソ頭使う部分でもある……。


《ロードハウナナフシ》:現状最大サイズの《擬態》虫。

正直ここ2枚は自由枠。5コストならなんでも候補になる。

なんでもは言い過ぎた。《繚乱》でテイオウゼミと交代する使い方もある(攻撃せずにターン渡すこともある)から防御力・生存力ベースで採用考慮するのが正解かも。

というわけで生存力ガン振りで擬態持ちのロードハウナナフシを採用したわけだけども。正直ギリギリまで《ジャイアントウェタ》と悩んでた。

デッキ内の色バランス的に青:セミ、赤:リオックがいるため足りない緑を差す。これが1つ。

かつ擬態が無い故の即落とされリスクはあるものの、土壇場での壁不足による敗北を防げる可能性があるのが1つ。つまり生存力よりも防御力を重視した採用になる。

以上の理由からウェタも採用考えてたんだけども……これは完全に気分と勘による判断だったが、第一弾環境よりワンショットが減ってるんじゃないかな…という考えから防御力よりも殴り合い・盤面維持力を見てロードハウナナフシ2枚の採用を選んだ。

結果的にはまぁ予想通りハマる時もあれば墓穴掘る時もあるって感じだった。でもこれはまぁ《擬態》が全員抱える特徴だわな。


ついでにしれっと《ゴライアスオオツノハナムグリ》も5コストのためテイオウゼミと繚乱シナジーがある。

早い段階で《とびだす》で出たゴライアスをテイオウゼミやロードハウナナフシと交換する動きは普通に強かった。最序盤から体力1000台の虫が出るのはシンプルな強力さがある。


▼主要カードはこれくらい。では他の採用カードをサラッと並べていこう。

《エゾゼミ》:《帝王》の蘇生先。素出しも考慮できるサイズ。

《ミンミンゼミ》:セミの水増し&《とびだす》による《叛逆》の種の確保。当初は2枚採用だったが最終的にピン積みに。

《退魔の蚊遣り火》:結局私が蟲神器で1番頼りにしてるカードはこいつかも。もはやお守り。ミンミンゼミを1枚抜いて入れることにした。

《蜉蝣の閃き》・《玉響の蠢き》:定番のコスト踏み倒し術2種。基本的にはセミ科の発射に使う。

ちなみに閃き玉響の役割として、このデッキでは《帝王》の存在から捨て札への仕込みも兼ねるカードである。エンド時破壊も仕事の1つに。

序盤から相手の虫の除去に割と軽い気持ちで使ってしまってもOKだと個人的には思う。この場合発射候補はやはりエゾゼミ、時点でテイオウゼミ。

《叛逆の蛮勇》があるのでテイオウゼミを発射してしまっても割と困らない。とにかく中盤までゲームを持ち込むために序盤のラッシュを防止しよう。


▼叛逆の蛮勇+テイオウゼミについて覚えておくといいかもしれない裁定。

捨て札にテイオウゼミしかいない状況でも《叛逆》の種にセミを使えばテイオウゼミ蘇生→《帝王》で種に使ったセミ蘇生。ができるんだと。

この裁定もあって序盤からテイオウゼミを閃き玉響でぶん投げてもアリなのだ。後からセミ出して叛逆!ができるからね。



▼なんか異様に長くなっちまったけどデッキの概要としてはこんな感じ。ざっくり使い方をまとめると、

序盤:アグロによる押し切りを捌き切る。閃き玉響を使って除去とセミの仕込みをしていく。相手の虫が居ないのにセミ発射して縄張り殴るのはNG。流石にディスアド。

運良くゴライアスがとびでたら《繚乱》で手札の5コスと入れ替えよう。優先はロードハウナナフシ(自由枠の5コス虫)、次点でテイオウゼミ。リオックは当然やらんでいい。

捨て札にセミ居ないのにテイオウゼミ出すの?と思われるだろうが同じ青の虫でも体力が8001000はかなり違ってくる。

生存力の上昇による防御力強化、仮に突破されても捨て札のセミ仕込みに繋がる、ゴライアスが手札に戻ることによるエサ置き札の確保。

パッと思い付くだけでもこれくらい良い事がある。

特にエサ置き札の確保はエサ置きに悩むことの多いこのデッキにおいてかなり助かる。


ちなみにエサ置きの優先度としては、

最優先:ゴライアス、初手かその次くらいに来たリオック(必要な頃には2枚目が来るから)

優先:《閃き》を持ってる時のエゾゼミ、3エサ目に他にする事がちゃんとある時のミンミンゼミ(マジでなんも出来ん時はこいつ出すから)

次点:2枚目以降のロードハウナナフシ(自由枠5コス虫)

それ以降、場合によりけり。

こんな感じ。各種術カードも手札でかなりダブついている時orその増やしたエサでこれからしっかり動き始められる時以外は極力置かない。
このデッキはコスト踏み倒し術たちでエサに頼らない展開がある程度できる為、意識としては中盤〜終盤には5エサいけるかな、くらいでOK。


中盤:できたらこっから動き出したいね。十分な手札があれば2、3エサくらいで動き出せる。序盤に少し攻め込まれて縄張りを数枚割られてるくらいでちょうどいい。

閃き玉響テイオウゼミ、そこから繚乱など。

リオックを使うかどうかはゲームスピードによる。理想はフィニッシュムーブで使いたいけど相手の虫が多いならこの時点で切ってもアリ。常に盤面の頭数で負けないようにしよう。

加えてこのデッキは『数の力』で戦うデッキなので突破力はそこまで高くないし、個別の虫のスタッツもそこそこ。ワンショットは意識せずどんどん殴ってしまっていい。よっぽど自分の手札が悪くて後2ターンは動けんな……って時は相手がガラ空きでも殴らない方がいいかも。この辺の判断は感覚。


終盤:相手も本領を発揮してくる。こちらも捨て札が整ってくるはずなので《叛逆》を絡めたコンボを使っていく。

叛逆を絡めたコンボと一口に言ったがこの時点での展開例は無数にありすぎて紹介は無理。5エサまで貯めていれば素出しもできるようになるため更に展開方法は増える。

テイオウゼミ、リオック、叛逆、繚乱、玉響……あらゆるカードが瞬間瞬間で噛み合っていく。今ここで最も光っているカードはどれなのかを頭フル回転して探していこう。


なんかもう最後の方はふわふわだったが戦い方としてはこんな感じ。もっと頭いい人が使ったらきっともっと強いぜ!



▼以上、テイオウゼミデッキの紹介でしたとさ。

……せっかくここまで気に入ったデッキだから名前付けたいわね。

うーん、『セミチェーン』『帝王繚乱』とか?



…………あ!デッキリスト載せるの忘れてた!

とまぁ今回の大会に持ち込んだ構築はこんな感じでしたとさ。正直既に改良のアイデアは浮かんでる。



▼蟲神器の話は終わります。日記に戻るぞ。……そういえば日記だったわこれ……。

大会終わった後の帰り道、なんか道端でセミの幼虫みたいな奴を見かけた。セミ使った帰りに出会うとは妙な因果を感じてしまうな…。

強めのモザイク処理



▼さて、大会終わりといえば……河原呑みだな!! 異論は認める。

前回はボロ負けにアテた呑みだった↓が今回は祝勝だぜ。

つーわけでこちら〜〜。

河原に2人の酒カス

ローソンの塩焼きそばと翠ジンソーダ&檸檬堂鬼レモン。

最近マジで塩焼きそばにハマっている。普通のソースの奴より好き。

翠は安定の河原呑みのお供。鬼レモンは意外と最近飲んでねーなって事で採用。

翠から飲んでったら檸檬堂飲み終わる前に焼きそば食い終わった……酒と肴の配分はデッキ構築並みに難しい。

2ラウンド目は酒のランクを下げて肴の方を豪華にしようぜってコンセプトでこちら。

7時でも割と暗い季節になりました

安レモンサワーと冷食のホルモン焼き&鶏ネギ塩+生春巻&チョレギサラダそしてモチ食感ロール(抹茶)

冷静に見返すとめちゃくちゃ食うな……。

肉だけでなく野菜も組み込むバランスのいい構成。ただ正直モチ食感ロールは必要だったか思い返せば疑問。


てな感じて呑んでたんだが……、

気がついたら2人とも寝落ちしてた。

橋の下で川べりで寝落ちするとかいう危険ムーブ×2。

安酒ってこえー……。

そして隣で目覚めた瞬間「死ぬ〜」とか言い出した奴に水買ってきてしばらく休んで解散した。

結論:やっぱ安酒は怖い酔い方するぜ!



▼そんな1日だった。

デッキの話書き始めたせいでもう3日経っちまったよ。日記かコレ?

またしばらくは薄い日記に戻ると思う。

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